こんにちは、ディレクターの岡本です。
そろそろ2020年新卒採用活動にむけて準備が必要な時期になってきましたね。
先日経団連から、指標となる就職活動の解禁日を2021年以降は「廃止」することも考えているとの表明もありましたし、人手不足・売り手市場の昨今、新卒採用の予定も不透明になると予想されます。
また、通年採用ともなると、良い人材を確保するために少しでも早く動くことで、採用活動がさらに長期化する恐れもあり、採用担当者の負担増加も懸念されます。
そんな今だからこそ、新たに採用担当になった方も、引き続き採用担当をされる方も、自社の採用について考え直すべきではないでしょうか?
採用サイトをリニューアルし求職者の企業理解が深まったことで、自社にフィットした人材を獲得できた上、採用活動が短くなった例もあります。
ということで今回は弊社実績も事例にだしつつ、採用サイト作成のポイントと成功例をご紹介します。
■目次
1)そもそも採用サイトって??
- 就職情報サイトだけでは足りない?
- 自社採用サイトが必要な理由
- 課題から見る解決方法
- 更にライバルに差をつけるコンテンツ
そもそも採用サイトって??
就職情報サイトだけでは足りない?
みなさまは、自社独自の採用サイトはお持ちでしょうか?
コーポレートサイト内に「採用情報」のメニューがあって、中身は募集要項と応募フォームか求人媒体へのリンクボタン・・・。必要最低限の情報はありますが、これだけの情報で応募しよう!という気になるでしょうか。どんな会社なのか、どんな環境で働くのか・・・、簡単なテキスト情報だけでは暗闇の中です。
大手の就職情報サイトに掲載しているから大丈夫?
それは残念ながライバル会社も行っています。
自社採用サイトが必要な理由
学生は就職情報サイトに複数登録し検討をしています。ただ、どの就職情報サイトも、テンプレートが決まっていて、見せ方に制限があります。
同業で比較検討している学生に向けて、ライバル会社と同じレイアウト、同じような内容になってしまうのが実情です。
みんなが当たり前に同じフォーマットで行っている中で、御社の魅力はどのくらい学生に伝わるでしょうか?
ライバル会社と差別化をはかり、会社の魅力を最大限に伝える手段の1つが、自社独自の「採用サイト」です。
採用サイトは、求人媒体には載せきれない自社の魅力や文化をアピールし、働きがいや働きやすさをイメージしてもらい、最終的に優秀な人材を獲得するために必要不可欠なツールとなっています。
採用サイトには何が必要?解消したい採用課題を整理する
それでは、いざ採用サイトを作成するにあたって、何が必要でしょうか?
まずは、どういった採用課題を解消したいのかを事前に整理しておくことが大切です。
以下に、お客様が抱えていた課題と解決方法を提案事例とともにご紹介いたします。
課題から見る解決方法
[課題1] これまで就職情報サイトのみを活用していたが、思ったように応募が集まらない
[解決方法] 自分たちの働く環境をわかりやすく伝える
自社の魅力を表現しきれていないのかも知れません。自社でアピールできるポイントは何か、事前にまとめておきましょう。社員にアンケートをとるのも良いかもしれません。
時間のない学生にも魅力を伝えるためにイラストや数値を出して、簡潔に表現すると良いでしょう。
▽[弊社実績] 株式会社協成様 「数字でみる協成」
http://www.kyosei.com/employ/
年間休日、平均年齢や、自社の魅力の1つとなる「資格取得報奨金」等の項目を数字で簡潔にアピール
[課題2] 内定辞退が出たり、採用してもすぐに退職してしまう。
[解決方法1] 「働いている自分」を想像できるコンテンツで、自社のイメージを伝え、入社後のミスマッチを防ぐ
「新入社員の1日」や「総合職の1日」など仕事の流れがわかるコンテンツを作成することで、入社後の自分の姿をイメージしやすくします。
また、入社後に想定外の業務があり、せっかく獲得した人材がミスマッチで離れていくことを防ぐこともできます。
▽[弊社実績] 株式会社京進様 採用サイト 「1日の流れ」
https://www.kyoshin.co.jp/recruit/person/work.html
職種ごとの1日の流れや、Q&Aでわかりやすく。
▽[弊社実績] クリエイト株式会社様 採用ページ「働き方を知る 若手社員の1日」
https://www.cr-net.co.jp/recruit/fresh/about/work/
「商社の総合職」のイメージとのギャップをなくすため、あえてトラックでの配達シーンを追加。
▽[弊社実績] 前田道路株式会社様 リクルートサイト 「私たちの仕事」「キャリア形成」
http://www.maedaroad.co.jp/jobs/graduates/
http://www.maedaroad.co.jp/jobs/graduates/work/civil/
活躍人材のペルソナに対して自社が提供できる魅力をアピールし、活躍する自分をイメージさせるコンテンツ作りで内定辞退の減少、採用期間を大幅に短縮。
[解決方法2] 「求める人物」を明確にし、魅力的な人材を確保する
求職者と会社が同じ方向を向いているか?将来の会社にほしい人物像を明確に。
▽[弊社実績] 株式会社協成様 「求める人材」
[解決方法3] 先輩社員の対談などで、リアルな会社を伝える
実際の社員の座談会を入れることによってリアルな社内の雰囲気を伝えます。
▽[弊社実績] 東洋ゴム工業株式会社様 採用サイト「若手社員座談会」
http://www.toyo-rubber.co.jp/recruit/
▽[弊社実績] 株式会社カツロン様 採用サイト「クロストーク」
http://www.katsulon.co.jp/recruit/member/crosstalk.html
更にライバルに差をつけるコンテンツ
採用サイトは、毎年大きく作りかえる企業もあるほど重要視されているコンテンツです。毎年作りかえることによって最新の技術を使ったサイトを作ったり、コーポレートサイトとは別サイトにしているからこそできるデザインもたくさんあります。
最近はムービーを使ったサイトも増えています。
・オフィスツアー、採用ムービー(株式会社エイチーム)
https://www.a-tm.co.jp/recruit/
・GMOペパボ株式会社 新卒採用2019
https://pepabo.com/recruit2019/
・フォトギャラリー( 株式会社 CIN GROUP)
https://www.cin-group.com/recruit/work_place/gallery/
また、会社の雰囲気を伝えるためにも、プロのカメラマンで新しい写真を撮影しましょう。上記で紹介したサイトでも写真やムービーなどが魅力的だからこそ、更に伝わるサイトになっています。
まとめ
事例サイトをみてると、サイトによって訴求メッセージや、同じテーマのコンテンツでも内容が異なるのがわかると思います。
企業が伝えたいメッセージ、学生が求めるであろう情報を盛り込むだけでなく、採用サイトで何を解決したいのかといった最終ゴールも明確にしてから作ることが重要です。
お打ち合わせで御社の課題抽出などからサポートさせていただきますので、採用サイト制作をご検討の方はぜひお問い合わせください。採用パンフレット制作などもあわせてご提案させていただくことも可能です。
どうすれば優秀な人材を確保することができるのか?について別記事でご紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。
「採用サイトで優秀な人材を獲得するための方法」