様々なサイトでよく見かける見積もりシミュレーターですが、これはお問い合わせ獲得の一つの施策として挙げられます。見積もりシミュレーターでは、サイト上でいくつかの質問に答えるだけで即座に見積金額が提示されるため、ユーザーはおおよその価格帯をイメージして、問い合わせへと踏み出しやすくなります。
弊社でも見積もりシミュレーター作成のご依頼を頂き、実際に作成した実績がいくつもございます。ですので、今回はそんな弊社が作り方やポイントなどを分かりやすく解説します。見積もりシミュレーターの導入を検討しているがどのように業者に依頼したら良いのか分からない、見積もりシミュレーターがそもそもどんなものかが分からないといった方はぜひ最後までご一読下さい。
================
目次
1:見積もりシミュレーターとは
2:見積もりシミュレーターを導入するメリット
3:見積もりシミュレーターの作り方
4:見積もりシミュレーター制作のポイント
5:見積もりシミュレーターの導入事例
まとめ
================
1:見積もりシミュレーターとは
見積もりシミュレーターとは、サイト内で順を追っていくつかの質問に答えてもらうことで、即座に見積もりのシミュレーションが行える機能です。皆様の身近なところでは、車を購入する際や、引っ越し、レンタカーを借りる際などによく目にすることがあるかと思います。よく目にするのはBtoCのサイトが多いイメージですが、近年ではBtoBの企業でも多数導入されております。
2:見積もりシミュレーターを導入するメリット
見積もりシミュレーターを導入することで、「問い合わせの獲得」と「営業コストの削減」の大きく2つのメリットを得ることができます。
問い合わせの獲得に繋がる
見積もりシミュレーターはサイト上で即座に価格帯が把握できるため、ユーザーは安心感を持って問い合わせすることができます。特に条件によって価格が大きく動くような業種の場合、ユーザーは価格感が全く掴めず不安感を抱き、なかなか問い合わせに踏み出しにくいため、見積もりシミュレーターの導入は効果的な施策になります。
また、その場で問い合わせには繋がらなくても、簡単に大まかな予算イメージは持ってもらうことができます。予算感を把握できていることで、社内での比較検討に出してもらいやすくなり、後々の問い合わせ獲得に繋がるというケースもあります。せっかくサイト内に訪問してくれたユーザーを簡単に離脱させるのではなく、少しでも自社サービス・製品への理解を深めさせることが重要となります。
営業コストの削減/営業コミュニケーションの円滑化
見積もりシミュレーターでは営業が直接お客様とやり取りをする前に、事前にユーザーが価格帯を知ることが出来ます。見積もりシミュレーターを活用しない通常の場合、お問い合わせをいただいた後にお客様へのヒアリングを実施し、その内容を基に見積もりを算出するというフローが一般的かと思います。しかし見積もりシミュレーターを使えば、事前に概算見積もりを算出してからお問い合わせをいただくため、お客様がある程度の情報を持ってやり取りを開始することが出来ます。そのため、ユーザーとのコミュニケーションがスムーズになり、さらに受注の確率も高くなりやすくなります。
3:見積もりシミュレーターの作り方
上記で概要やメリットについて把握できたかと思うので、ここからは見積もりシミュレーターの作り方をご説明します。
弊社では見積もりシミュレーターを作る際、主に2つのパターンがございます。
WordPressのプラグイン「AForms」を用いて制作
まず1つ目の見積もりシミュレーターの作り方として、WordPressのプラグイン「AForms」を用いた方法があります。AFortmsとは、自動見積もりフォームや注文フォームを簡単に作成できるWordPressの無料プラグインです。文言や項目のカスタマイズをはじめとして、割引キャンペーンや税率の調整などの複雑な計算にも対応しています。
AFormsはWordPressにインストールすることで利用可能となります。大まかな機能として、フォームの編集、フォームからの送信情報の確認が管理画面内で可能となります。
スクラッチでの制作
上記のようにプラグインを用いた作り方となると、いくらカスタム性に優れているとは言え、どうしても機能の制限が出てしまいます。そこで、一からシステムの構築を行うスクラッチ制作であれば、自由にカスタムした機能で見積もりシミュレーターを作成することができます。弊社は、お客様のご要望に合わせた形でのスクラッチ制作に対応しております。
4:見積もりシミュレーター制作のポイント
見積もりシミュレーターの形式は、使用するユーザー像や目的によって異なりますが、弊社が制作した際に気づいたポイントをお伝えします。
結果表示画面にCVポイントへの導線を設置
質問に答えた後の概算見積りが表示される結果画面にて、そこから購入やお問い合わせに移りやすいよう、購入ボタンやお問い合わせボタンをページ内に設置するようにしましょう。そうすることでアクションを起こしやすくなり、購入や問い合わせの獲得に繋がりやすくなります。
質問を1ページ内で完結させる
見積もりを出すための質問事項が複数ある場合、1質問に対して1ページというようにするのではなく、1ページ内で全ての質問に答えてもらえるようにします。そうすることで、選択内容の変更や確認が簡単にでき、また画面遷移も無いため、ユーザーがストレスなく利用することが出来て離脱防止にも繋がります。
見積もりをダウンロード・出力できるように
せっかく出した見積もりがその場限りで後から確認出来ないとなると、再度シミュレーションをしてもらうことになるため、ユーザーの手間になります。そこで、ダウンロードができるようにしておくことで利便性が高まり、さらに社内での比較検討に出してもらいやすくなるでしょう。
5:見積もりシミュレーターの導入事例
見積もりシミュレーターの作り方が簡単に把握できたかと思うので、最後に導入事例をご紹介します。実際の事例を見ることで、自社でどのように活用するかのイメージが持ちやすくなるかと思います。
水まわりDo
水回りのリフォームなどを提供する企業の見積もりシミュレーターです。
少ない質問事項で手軽に見積もりが確認できるため、ストレスなく利用できるようになっています。
引越し価格ガイド
引越し業者を比較するサイトの見積もりシミュレーターです。
フォームの送信ボタンを押さずに、質問に答えている途中でその時点での金額が把握できるようになっています。
トヨタ自動車
自動車メーカーの見積もりシミュレーターです。
車種を選んだ後に多くの質問事項がありますが、画像などで見やすく整理して1画面で完結されています。
また、見積もり金額を保存できる機能があるため、後から見返して別の見積もりと比較したりも出来ます。
オリジナルTシャツUp-T
オリジナルグッズの作成・販売をしている企業の見積もりシミュレーターです。
商品点数が多いため、複数の商品をまとめて見積もりできるようになっています。
また、「あと何点購入すると割引がされる」などの、購入を促進するような工夫がされています。
まとめ
見積もりシミュレーターはサイト上で即座に見積金額を提示することができ、ユーザーの問い合わせを促進する効果が期待できます。
ブリッジコーポレーションでは、見積もりシミュレーター制作の実績がございますので、お客様のご要望に合わせた形で柔軟に制作が可能となります。導入をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。