これまで数多くの採用サイト構築に関わらせて頂く中で、多くの人事担当者さまから、「採用サイトを活用できていない」「どのようにして自社の魅力を打ち出していいのか分からない」などのご相談をいただきました。

今回の記事では、どのように採用サイトを活用すれば優秀な人材を確保することができるのか?についてご紹介していきます。

用語の整理

人材を確保するために制作するサイトは大きく3つ呼称があります。
①採用サイト②リクルートサイト③採用サイト
それぞれの用語は時として互換的に使用されますが、実際にはそれぞれ少し異なるニュアンスを持っています。
まずは、それぞれの用語の意味を理解し、サイト名称を決定しましょう。

採用サイト

Google検索数で最も多く、一番使われている呼称です。
当社では、基本的に「採用サイト」という名称でサイトを制作するようにしています。

・特定の企業が自社の採用情報を掲載するウェブサイト
・企業文化、職場環境、キャリアパス、求める人材など、より詳細な情報を掲載することが多い
・企業のブランディングや候補者とのコミュニケーションの場として機能する

リクルートサイト

一般的には、「採用サイト」と同義で使われることが多い呼称です。

・外部の求人情報を紹介するサイトを指すこともある
・企業が直接運営することもあるが、採用支援を行う外部の企業が運営することもある場合に使用されるパターンもある

求人サイト

これまでの2つと異なり、ポータルサイトのような意味を持ちます。

・求人情報を広範に掲載しているウェブサイトを指す
・Indeedなどが該当する
・多種多様な業種・職種の求人情報が一覧で見ることができるサイト
・仕事を探している人が、職種、地域、条件など様々なフィルターを使って求人を検索できるよう設計されていることが多い

以下のブログでは、リクルートサイト・求人サイトではなく、採用サイトと呼称を統一いたします。

採用サイトは学生にとって重要な情報源

マイナビ学⽣就職モニター調査の結果によると、就職活動の初期段階で84.3%の学生が企業研究の情報源として企業の採用サイトを活用しています。
つまり、就職活動の初期段階で学生に企業の魅力を伝え、理解度を高めてもらうためには、採用サイトは非常に重要なツールであると言えます。

出典:2018年卒 マイナビ学生就職モニター調査「3月の活動状況」

採用サイトはエントリーにも影響する

採用サイトは、学生の企業エントリーにも影響していることがわかりました。Vogaro株式会社の調査によると、およそ50%の学生が「採用サイトはエントリーに大きく影響する」と回答しています。
学生はここを見ていた!ポイント別採用サイトランキングTOP3を参考

採用サイトで優秀な学生を獲得するためには?

学生が積極的に採用サイトを活用することが理解できたところで、ここからは、どのような採用サイトを制作すれば優秀な人材を獲得できるか、について考えていきます。

ターゲット選定

まず、どんなコンテンツを配置するのか?どんなデザインが良いのか?などの検討の前に、「誰に向かって伝えるのか」を決めます。
今後の事業計画(ゴール)を推進・実現するためには、どのような人材が必要なのかを深堀りしていき、「求める人材」を詳細に洗い出します。
これにより、ターゲットに響くコンセプトをスムーズに導き出すことができます。

コンセプト設計

ターゲットが詳細に洗い出せたら、次はコンセプト設計です。採用活動におけるコンセプトとは、「求める人材に響く自社の魅力や価値」ですので、ここがズレてしまうと採用活動の結果に大きな影響を与えてしまいます。

とは言え、コンセプトを導き出すのはなかなか難しい作業ですよね。
そんな時は、「私たちは◯◯な会社です。」というように、一言で説明・アピールできる言葉を考えてみて下さい。または、社員の方々にアンケートをとってみてもいいかもしれません。
自社の魅力が伝わる意外なコンセプトが見つかるかもしれませんよ。
ポイントは、「一言で伝わり、イメージできること」です。

コンテンツ内容

さて、ここからいよいよ採用サイトの設計について説明していきます。
採用サイトを制作する上で、どのようなコンテンツを配置するべきか?について説明していきます。

学生が抱える4つの不安からコンテンツを考える

学生はどのような不安を抱えているの?
まず、就職活動中の学生が抱える不安については、以下のような不安を抱えることが分かっています。

こちらのように、学生が抱える不安は大きく4つの不安に分類することができます。
ですので、これらを解決するためのコンテンツが必要になります。
たとえば、「仲間への不安」を抱えている学生に対しては、社員インタビュー記事を掲載するなどし、自社の社員をポジティブに捉えてもらうためのコンテンツなどが効果的だと考えられます。

学生が企業選定する理由からコンテンツを考える

学生が企業選定する際に重要視する項目とは?
次に、学生の企業選定基準についても以下のことが明らかになっています。

よって、これらを満たすためのコンテンツも必要となります。

出展:2018年卒 マイナビ学生就職モニター調査「6月の活動状況」

サイト設計も重要です

コンテンツ内容の次は、サイト設計について説明します。

学生が採用サイトで注目しているポイントとは?

ここでは、そもそも学生が採用サイトをみる上で注目しているポイントについて調べてみました。
Vogaro株式会社の調査によると以下の結果が明らかになりました。

どんなに完璧なコンセプトでも、どんなに学生にとって有意義なコンテンツを作成したとしても、これらのことが考慮されていないと、採用サイトの価値が減少してしまうため、要注意です!
学生はここを見ていた!ポイント別採用サイトランキングTOP3を参考

まとめ

いかがだったでしょうか。最近、採用サイトに力を入れる企業様がとても増えてきましたね。
実際、採用サイトをお持ちではないお客様からも採用サイト制作のご相談を頂くことも多くなってきており、採用サイトが注目されてきているのを感じています。
デザイン性の高いサイトも増えており、企業ブランディングの一貫で採用サイトを制作されることも多くなりました。

ブリッジコーポレーションでは、採用サイトの制作実績も多数ございます。
現在、採用活動においてお困りのことがございましたら、何なりとご相談ください

▼採用サイト実績
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