スマホでインターネット検索する際、Googleをお使いの方も多いかと思いますが、最近Googleでの検索結果ページの仕様が変わったことはお気づきでしょうか?
今回は、この仕様の変化によって発生する検索順位11位以下のサイトへのアクセス数やWeb広告のクリック率への影響について考察していきたいと思います。

モバイル検索結果がどう変わったのか

今回の変更ポイントは「次へ」ボタンによるページネーションがなくなり、「もっと見る」ボタンを実装されたことです。
これまでは、「次へ」ボタンをタップすることで10サイトごとにページネーションして2ページ目、3ページ目に移動する仕様でした。仕様変更後は10位のサイトの下に「もっと見る」ボタンが追加され、タップすることで11位以降の結果が出現します。表示件数は、これまでと同じ10サイトごとのままです。
なぜこのタイミングで仕様が変わったのでしょうか、それはGoogleが発表しているモバイルファーストインデックス(以下MFI)と関係がありそうです。
※下記英語のツイートですが、4月12日にGoogleから「もっと見る」ボタンのローンチが正式に発表されました。

2018年3月27日MFIが本格展開

Googleは、2018年3月27日未明に、MFIが全てのサイトを対象に本格展開することが発表しました。Googleがサイトの検索順位を決定する際、モバイル(スマホ)のSEO評価を優先するといったものです。※詳しくは過去の記事「モバイルファーストインデックスの導入前に知っておきたい対策方法」もどうぞ
そこからまだ日が浅い、4月にモバイル検索結果のUIが変更されたのも、MFIの一環であることが予測されます。

「もっと見る」ボタン導入の影響

「もっと見る」ボタン導入に便利になった気がしますが、この変更による影響をもう少し踏み込んで考察してみました。

(1)11位以降の閲覧率がアップするかも?

これまでの「次へ」ボタンでは、ページの切り替わりが必要でした。そのため、11位以降のサイトを見るハードルが上がってしまい、実際クリック率も検索順位10位と11位では大きな違いがあったりします。しかし、今回「もっと見る」ボタンの場合、スムーズに11位以降のサイトが表示されるため、それに伴い11位以降のクリック率が上昇するのではないでしょうか。SEO対策にも影響が出てくる部分かと思いますので、実際の数値を調べたいところですね。

(2)広告表示の仕様も変更

これまでの広告が表示されるのは、検索窓直下と「次へ」ボタン上部でした。「もっと見る」ボタン導入後も、最初の表示では、検索窓直下と「もっと見る」ボタンの上部です。検索順位11位以降は検索窓は表示されなくなるため、スクロールして「もっと見る」ボタンが出るごとに表示されるようになります。「もっと見る」を押す際にユーザーの視点がそこで止まるので、その付近に表示される広告のクリック率が上がる可能性が考えられます。
リスティング広告を出稿されている広告主の方は、「もっと見る」ボタン導入後のクリック率をチェックしてみたはいかがでしょうか。

「もっと見る」ボタンの影響を調べる方法

上記のような影響も考えられますので、「もっと見る」ボタン導入後のユーザーの動向を追っかけていきたいところです。「もっと見る」ボタンが導入が発表されたのは2018年4月12日なので、この日の前後で数値に変化があったかを調査してみましょう。調査方法は以下があげられます。

■サイトへのモバイル検索経由での流入動向を調査

『Google search console』の検索クエリでモバイル経由のCTRを今回のUI変更前と変更後で比較。
●手順
①サーチコンソールのダッシュボード画面左メニューある「検索トラフィック」をクリック
②「検索トラフィック」内の「検索アナリティクス」クリック
③「検索アナリティクス」画面上部の「デバイス」にチェック
④表示されるデバイスの中から「モバイル」をクリック
⑤画面上部の「日付」下にある「過去28日間」をクリックし調べたい日数を選択

※過去3カ月分しかチェックできなので、確認はお早めに!

■モバイル検索経由でのアクセス数変化を調査

『Googleアナリティクス(以下GA)』モバイル検索経由でのセッション数などの指標を今回のUI変更前と変更後で比較。
●手順
①GA画面左メニューある「ユーザー」をクリック
②「ユーザー」内にある「モバイル」をクリック
③「モバイル」内にある「概要」をクリック
④「mobile」の数値「集客」「行動」「コンバージョン」の数値をチェック


終わりに

2018年7月よりページの表示速度をモバイルの検索順位に反映するGoogleSEOのアップデート「Speed update」も控えています。これから益々モバイルファーストの波がやってきますので、サイトのご担当者は今一度自社のモバイルサイトもチェックしてみてください!