こんにちは。プランナーの三村です。
最近お客様の課題として伺うようになってきたのが、自社WEBメディア(オウンドメディア)用の記事やコンテンツに使うキーワードの選び方。キーワード選定の第一段階として、まず「キーワードプランナー」を使って検索ボリュームの調査されている方も多いかと思います。しかし、それだけでは「検索によく使われているかどうか」しか分析できません。今回は、そこから一歩進んだ分析方法として「コンバージョンに最適なキーワード選定ができる」キーワードプランナーの読み解き方をご紹介いたします!

キーワードプランナーで、キーワードごとに調べられる項目は主に3つあります。
※デフォルトで見られる項目

キーワードごとに調べられる主な項目

  1. 「月間平均検索ボリューム」
  2. 「競合性」
  3. 「推奨入札単価」

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各項目の数値によって、どういったことが分析できるのかに迫りたいと思います。

「月間平均検索ボリューム」

月間平均検索ボリューム
この項目は、「リストアップしたキーワードが実際に検索に使われているかの調査」「集客力の高いキーワードを選定」する際に活用できます。ご存知の方も多いかと思いますが、「月間平均検索ボリューム」では、1ヶ月間に何回検索に使われたかを調べることができます。過去12ヶ月間の平均月間検索ボリュームが「100~1,000」「1,000~1万」といった大まかな数値で算出されます。デフォルトでは年間の平均値なので、季節性の強いキーワード等のピーク時と閑散期の変動が大きいキーワードの分析する際は、右メニューの「期間」から調べたい期間を設定してください。
期間設定
また、検索ボリュームが少なすぎる場合は数値不足で計測されません。「ロングテールキーワード(3語以上の組み合わせたワード)」と呼ばれる検索ボリュームが少ないがコンバージョン率が高いキーワードを調査する際は、最初から絞込み過ぎないように注意が必要です。もう少し詳細な検索ボリュームを調べたい場合は、以前、SEO分析ツールをまとめた記事でご紹介した「aramakijake」というツールがお勧めです。

「競合性」

競合性
この項目は、競合が少ない=検索順位の上げやすいキーワードを調べる際に活用できます。
ここで言う「競合性」とは、該当するキーワードに広告を入札している企業の数を「低・中・高」という指標で表した値になります。入札している企業数が多いと「高」になり、それだけ人気のキーワードとなります。SEO対策においても狙っている企業が多く検索順位の上げづらい「競合性:高」キーワードは避けて、「競合性:低・中」のキーワードを探すことが重要です。
ただし、広告を入札している企業数を基準にしているため、広告を出す意味がない(売り上げにつながりにくい)ワードも「競合性:低」になりますので、選定には注意が必要です。例えば、「○○ 使い方」「○○ とは」といったキーワードは「競合性:低」になりやすいですが、ユーザーの心理としては何かが欲しいという欲求ではなく、あくまで調べることを目的として検索したという場合が多く、なかなか売り上げにつながりにくいキーワードの組み合わせとなります。そういったキーワードでSEO対策を行っても「アクセス数は増えたがコンバージョン率が低い」という恐れもあります。

「推奨入札単価」

推奨入札単価
この項目は、推奨入札単価が高い=コンバージョンにつながりやすいキーワードを調べる際に活用できます。
「推奨入札単価」とは、リスティング広告を実施する際にGoogleから推奨される広告単価の値です。この数値が高いキーワードは、「費用をかけてでもこのキーワードで広告を出したい企業が多い」or「コンバージョンした際の収益の単価が大きい」という傾向が強くなります。そのため、SEOにおいても、推奨入札単価が高い=コンバージョンにつながりやすいキーワードということが考えられます。キーワードによって単価はピンキリなので、高い低いの判断が難しいですが、上記例のように「ブログ 広告」といった収益につながりそうなキーワードほど、入札単価が高くなっているのがわかるかと思います。そのため関連するキーワードを複数調査し、相対的に比べることが重要です。

+α「プランに追加」

調べたキーワードをリスティング広告に使用する際は、「プランに追加」を活用します。
プランに追加することで、予想クリック数や成果シミュレーション等の調査ができます。

キーワード選定のポイントまとめ

下記3つの要素をクリアしたキーワードが「コンバージョンに最適なキーワード」です。
・検索ボリュームが多い = 検索によく使われているキーワードであり、集客に向いている
・競合性が中・低    = そのキーワードを狙っている企業が少なく、検索順位を上げやすい
・推奨入札単価が高い  = 売り上げにつながるキーワードであり、コンバージョン率が高い

自社のサービス・商品によって一概には言えない場合もありますが、各数値を読み解くことで最適なキーワードを選定できます。オウンドメディアの記事作成などなど、キーワードプランナーをうまく活用していきましょう!!

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