(少し前になってしまいましたが)2014年9月19日、a2iさん主催の「やっぱりサイト集客が大事!Web活用のための『今どきのSEO』セミナー」 に参加してきました。
内容を公開しても良いとのことでしたので、セミナーで感じたことなどをまとめたいと思います。きっと後輩も喜んでくれることでしょう。セミナーは三部構成でしたので、2回に分けてお届けします。

▼参加までの経緯

サイト制作をしている方なら誰しもが気にする検索結果。せっかく作ったサイトだから、少しでも沢山の人に見てもらうために、検索結果をより上位にしたいんです!というお気持ちを沢山聞いてきました。

最近は「まともに作ったサイトが評価される」という流れが定着し、あまり上位キーワードや非リンク数やら…というよくわからない対応を求められることも(私の体感では)なくなりました。それでもなお、SEO対策という言葉は人気で、不思議な存在でした。

まともにコンテンツを作ればいいだけなら、もうSEO対策なんて必要ないのでは??
と、モヤモヤしていたので『今どきのSEO』ってどうなってるの?というセミナーに参加してみたい!と声をあげたのでした。

ちなみに…
SEOとはSearch Engine Optimization – 検索エンジン最適化の略です。IT用語辞典では
サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。と定義されています。
http://e-words.jp/w/SEO.html

キャプチャ

第一部

第一部は、アユダンテ株式会社 SEOコンサルタントの村山 佑介氏。
SEOの基本から、サイトを構成する上での活用法などを分かりやすく教えていただきました。その中でも特に気になったポイントをまとめました。

▼今どきのSEO対策とは

  • 1.「正常な構成」を設計する
  • 2.質の高いコンテンツを提供する
  • 3.表示順位ではなく「アクセス数」で効果検証を行う

1.「正常な構成」を設計する

ディレクトリごとの内容が関連づいているか、不用意に重複したページが存在しないかを気にしながら情報・ページの整理を行っていくことが大切です。
Aマンション101号室と102号室の情報ページがあるとします。間取りや広さなど、ほぼ掲載内容が同じ場合はそれぞれを別ページとせず、まとめておくことが必要です。例のように2ページが重複しているだけでは、大きなマイナスポイントになりませんが、これが1000件、2000件と物件が増えていった時にどのようなページが生まれるかを想定して構成を設計していく必要があります。
また、「物件情報」というグループに、近所のお店情報や学区情報が入っていては、それぞれのページの関連性が低くなりますし、なによりユーザーが情報を探しづらくなります。見づらいページはリピートして見に来なくなりますので、ページをただしくカテゴリ分けすることも、大切なポイントです。

2.質の高いコンテンツを提供する

質の高いコンテンツとは、ユーザーが求めている検索ワードに合った情報を指します。
みなさんも、何かの疑問を解決したくて検索したとき、確かにそのキーワードは入っているけど自分の求めている内容ではない!というページに出くわしたことはありませんか?そのページは、質の低いコンテンツを提供しているわけではありませんが、その時のニーズには合っていないコンテンツを提供していることになります。そのニーズが高ければ高いほど、ユーザーの求めるものと、サイトが提供している情報がかけ離れていると判断されますので、結果そのキーワードにおいて、サイトの評価は下がることになります。

人はなぜ検索するのか?

人はなにかの課題や疑問を解決するとき、検索します。ユーザーのもとめるキーワードが何か をさぐるためには、自分が提供しているコンテンツを見つけるとき、どのようなキーワードで検索するか、想像してみることも大切です。
以前は「レンタカー」という一単語だけで検索されることが多かったようですが、現在では「レンタカー ◯◯空港」というように複数ワードで検索されるようになりました。それは、ネットでレンタカーを予約することが定着した証でもあります。インターネットとわたしたちの生活の関わり方が変わっていくのと同じように、検索されるキーワードは日々増え続け、進化しているのです。

キーワードには旬もある(季節、時期)

12月に「かき氷」の検索キーワードが落ち込んでいても、それは不人気になったキーワードだとは限りません。数字ばかりにとらわれず、ユーザーの行動を想像してみることも大切です。

3.SEO対策の結果は表示順位ではなく「アクセス数」

「SEO対策」「検索順位」という言葉が知られるようになったために、表示順位を上げることに注力しがちな傾向がありますが、あくまでそれはおまけ。
大切なのは「サイトが見られる」ことだということを忘れてはいけません。
その効果を検証するために、アクセス解析があります。思ったアクセス数が得られているかチェックするのと同時に、「検索キーワード」もチェックしていく必要があります。今のGoogleアナリティクスでは流入キーワードをすべて計測することはできませんので、キーワードプランナーなどのツールを活用しながら、予測をたてて対策を行い、そして効果検証を繰り返すことで、SEO対策の“結果”をだしていきましょう。

まとめ

SEO対策 ときくと、つい特別なテクニックを要するもののような気がしてしまいますが、そうではありません。でも、どんな分野において有名になりたいのか。どんな内容に特化していくのか。サイトを作る前にしっかりと目指すべき立ち位置を想定し、設計することが一番大切なSEO対策なんだな、と思いました。
続きは第二部のレポートで!

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