新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」は、企業様の営業活動においても変化が求められます。

そのため当社でも「ECサイト導入を検討している」「ECサイトに関して相談をしたい」
「既存ECサイトを改修したい」というお問い合わせをいただく機会が増えました。
特に、今まで全く通販をされていなかった業界の方から多くご相談いただいています。

では、実際に、ECサイトをつくる際に、依頼主様(企業様)は、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。


そこで、今回は、ECサイトを作る上で意識したいポイントをお伝えいたします。
当社でも、ECサイトの運用を実施している企業様の中で、売上が数倍増えたという例もございますので、ぜひご参考ください。

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目次
1:商品を第一優先にする
2:画像にこだわる
3:クリックしやすいボタンデザイン
4:ペルソナに合ったデザインテイストを心がける
5:情報を整理し、優先順位をつける
6:回遊しやすい導線設計を心がける
まとめ
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1:商品を第一優先にする

ユーザーは実店舗と違って実際に商品を見たり触ったりすることができません。

そのため、写真とテキストのみでユーザーに商品の魅力を伝えることが何よりも大事。
サイトのデザインを凝る前に、商品に関する情報を最優先にしましょう。

写真については、次項で詳細を説明しますが、商品名やキャッチコピー・製品については、ECサイト全体で一貫性(トーン&マナー)を持つようにしましょう。(どれか1商品を目立たせたい場合は、このとおりではないです)

2:画像にこだわる

魅力を伝えるためには、とにかく画像にこだわりましょう。画像は、「販売する商品の顔」です。
二つのペペロンチーノをご覧ください。どちらのほうが食べたくなりますか。

圧倒的に左という声が多いのではないでしょうか。

画像(写真)単体を客観的に見れば、どちらをECサイトに利用するべきかの判断は簡単ですが、
実際にECサイトを作り始めると、すでに社内にある画像(写真)を使うことも多いかと思います。

それでも、ECサイトから売上をあげるためには、欲しくなる画像を掲載し、かつ、サイトの統一性を出すために、
新しく撮影が可能な場合はできる限り撮影するようにしましょう。

・カメラ
・三脚
・パソコン
・背景紙
があれば、自社内で撮影することが可能です。

また、
・照明
・トレーシングペーパー
・レフ板
があれば、より魅力的な写真の撮影が可能となります。

ただし、機材を一から揃えるとなると、費用は莫大。
そのときは、一括して、撮影はプロに任せる方が安く済む場合もあります。

当社でも撮影を承ることができますので、撮影が必要であればぜひお声がけください。


ブリッジ推薦!写真が綺麗でつい買っちゃいそうになるサイト

Mr.CHEESECAKE

「ミスチー」という略称で話題のチーズケーキ専門店のECサイト。
しっとりした写真の質感と高級感で思わず買いたくなります!

 

BAKE

こちらもチーズケーキですが、先ほどのサイトとの違いは、暖かい写真を使うことで季節感を演出しています。(スクリーンショットは2021年2月に撮りました)

また、ブランドカラーのイエローが明るい印象を与えています。

 

BULK HOMME

男性向けスキンケアブランドとして、スタイリッシュでシンプルな黒のサイトデザイン、また商品のカッコよさを十分に訴求した写真を利用することで、ブランドとしての一貫性が感じられます。

 

YOAN

同じスキンケアブランドでも、BULK HOMMEと比較すると柔らかい印象の写真が多く、色味も彩度が低めで落ち着いた印象を受けます。

こちらもブランドイメージに沿った写真を一貫性を以て利用していることが購買意欲をそそるポイントになっています。

3:クリックしやすいボタンデザイン

実際購入してもらう際は、いい商品だなと思ってからクリック(行動)をしていただく必要がございます。

行動に繋げるためにも、クリックをしやすいデザインと場所が重要になります。
例えばこの2つでどちらのほうがクリックしやすいでしょうか。

左は、ボタンかどうかがパッと見わかりません。
右は、シャドウをついていることにより、より押しやすい感じがします。

ボタンであることをわかりやすくするために、はっきりとした色と形にしましょう。
また、購入へのハードルを下げるために、『今なら送料無料』『2点目は無料』など文言を付け加えることも効果的です。

ボタンの設置場所を重要。

スマホの場合、たくさんスクロールしないと見つけられないような場所にあると、ユーザーはページを離脱してしまいます。
なお、まだレスポンシブ対応をされていないサイトの場合は、スマホで見ると、ボタンサイズが小さくなってしまう場合がありますので、是非実際のユーザーの立場になってデザインを工夫してみてください。

 

Amazonではカートに入れるボタンと今すぐ買うボタンを共存されることで、購買率をあげています。

 

4:ペルソナに合ったデザインテイストを心がける

ペルソナとは、商品やサービスのユーザー像を仮想の人物として定義したもののことです。
実際のユーザーにはさまざまな人が含まれますが、ペルソナでは、明確に訴求したい人物像を定義することで、具体的なユーザー像をイメージしやすくします。

例えば、料理グッズのECサイトを始める場合のペルソナ像を作成してみましょう。

ここでは、橋田さんという女性を想定いたしました。

この場合、橋田さんがほしいと思えるようなサイト作りをすることで、よりユーザーの思想に近づくことができます。

・橋田 石子(はしだ いしこ)
・26歳の女性
・社会人4年目、京都市で一人暮らし中
・料理、フォトジェニックなカフェ巡りが趣味
・淡い色、花柄などの服を好む
・Youtube、Instagram、Tiktokで料理系のアカウントを日頃チェックしている
・自身もSNSに料理動画を投稿をしている
・友人とのやり取りではLINE、Instagramを使用することが多い

 

では、ここで実際にサイトを例に挙げて考えてみましょう。

どちらのデザインがより橋田さんの趣味嗜好イメージに近いでしょうか?


BRUNO


BALMUDA

 

どちらかというと、BRUNOのサイトのほうが橋田さんに近くないでしょうか?
ペルソナ設計からお困りの場合、当社ではペルソナの設計からお手伝いしておりますので、ぜひご相談ください。

5:情報を整理し、優先順位をつける

ECサイトの商品ページにはたくさんの情報の記載があります。
・商品名
・写真
・価格
・商品概要(型番、サイズ、素材、容量など)
・商品の素材
・保証期間
・成分表示、賞味期限、アレルギー(食品の場合)
・レビュー口コミ
商品ごとにどう整理するか、どこに購入ボタンを置くか
スマホの場合、写真・商品名・価格と商品ボタンがスクロールしなくても良い一画面内に収まる方がいいです!

 

6:回遊しやすい導線設計を心がける

商品詳細ページまで見たユーザーが、結局、購入されなかったというケースはECサイトの課題としてよく伺います。

そんな時、商品詳細ページ内に、その商品に似た商品(類似商品)を表示していれば、類似商品の購入に繋がるケースがあります!
サイトの回遊率をあげて、より多くの商品を見てもらえるサイトデザインにしましょう。

・商品ページに類似商品を掲載する
・TOPページに売れ筋ランキングがある
・ユーザーのリアルタイム購入履歴が見れる
・新着商品、再入荷商品、セール商品、キャンペーン商品がチェックしやすい
・カートに入れて一定期間はクッキーに保存される
・閲覧履歴が残っている
・サイト内検索、検索窓にはHOTキーワードが自動でサジェストされる

これら全て網羅されたサイトはこちら。

GRL

まとめ

少しでもECサイト構築時のデザインの参考になれれば幸いです。
当社では、構築だけでなく、運用のお手伝いも可能です。是非ご相談ください。

 

当社のECサイト 制作実績

聖護院八ツ橋総本店 様

幻冬舎plus 様

京つけもの西利 様

 


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