弊社では今年は三名が新卒入社しました。現在、各部署毎の研修を受講しています。
今回、情報システム部の研修の講師をしていて気づいた点がありました。
用語を知らない
当然のことなのですが、つい忘れがちです。一般のお客様に説明する時と同じように、用語を知らない前提で話しましょう。例えば一言「WEBサーバ」と言うと、慣れた人なら文脈で推測してしまいますが、初めて聞く人にはハードウェアなのかソフトウェアなのか区別がつきませんし、イメージも湧きません。
用語を誤解している
用語は知っているけど正しく理解していないケースがあります。少人数であれば会話しながらその反応で理解しているかどうか推し量ることができるので、集中力を途切れさせないためにも随時質問を投げかけて反応を見てみましょう。
例として、「MySQLは言語の一つだと思っていた」ということがありました。
各種システムの関連性がつかめず、全体像を把握できない
インターネットやインフラに関する様々な用語やサーバ、ミドルウエアなどについて一生懸命教えても、それぞれがどう関わりあって動作しているのかを伝えないと、全体像が把握できません。
全体像をしっかり想像出来る様になると、WEBサイト制作には「何が必要か(何が足りないか)」が判るようになるのでとても大切です。
例えば、「ドメイン」、「DNS」、「WEBサーバ」の関わりあいなどです。
実習重要
座学でいくら口酸っぱく言っても、そういうものなんだと「覚える」だけで理解出来ないことも多いです。自分の手を動かして、多少の失敗をしながらでも体験してもらうと、より理解が深まります。
例えばデータベースの実習では、郵便番号データを使いました。
郵便番号データダウンロード
各自の姓のローマ字表記をデータベース名としてデータベースを作成してもらい、そのデータベースに郵便番号データを取り込んでもらいました。各自の住所の郵便番号で検索を行い、住所が検索できるか確認してもらいました。
この時、わざとインデックス無しで作ってもらったのですが、後からインデックスを追加して再度検索してもらい速度の違いを体験してもらって「インデックス無いとヤバイ」というのを判ってもらいました。
実習を多くできるといいのですが準備も大変なのでほどほどに。
最後のデータセンタ見学では、「涼しい!」「暗い!」「カッコイイ!」と変にテンション上がりまくりの様子でしたが一応研修なので大事なことを色々と覚えてもらいました。
最後は仲良く
研修とは別ですが、一緒にランチへ出かけてプライベートの話で盛り上がりました。「そんな人には見えない!」と言われるようなプライベートな話もしましたが、それで親しんでもらえるなら本望です。
最終的には違う部署に配属される彼(彼女)らですが、今後の活躍に期待しています。