こんにちは。プランナーの三村です。

Web担当者は、必ず見ているであろうGoogle Analytics(以下GA)。Webサイトへのセッション数やアクセスしたユーザー数を計測できるツールですが、計測できる項目がありすぎて、どこから手を付けていいかわからないという声をお客様からよく伺います。
確かに計測できる項目は多いですが、ステップに沿ってポイント絞れば、最初にGAで見るべき項目は5つで充分なんです!
今回はWeb担当者が手軽に自社サイトを分析できるようになるために、基本ステップとGAのチェックポイントをご紹介したいと思います。


目次
0)アクセス解析 基本の3ステップ
1)まずはユーザーの行動を5つに分解
2)5つの行動をアクセス解析の視点に置き換える
3)アクセス解析の視点をGoogle Analyticsの項目に置き換える
4)まとめ


Google Analyticsをみる3つのステップ

いきなりGAを開いてみても、膨大な情報量を目の前にして、どこから見たらいいのか立ち尽くしてしまいますよね。そこで、正しくアクセス解析するために、大きく3つのステップで進めることをおすすめします。
1)Webサイトにおける、ユーザーの行動を5つに分解
2)ユーザーの行動をアクセス解析の視点に置き換える
3)アクセス解析の視点をGoogle Analyticsの項目に置き換える

まずユーザーがどのような行動フローを取っているか仮説をたてて、実際の数値はどうなっているか仮説を検証していきましょう。

まずはユーザーの行動を5つに分解

コーポレートサイト、ECサイト、ニュースサイト等様々な種類がありますが、一つのサイト内での行動フローは基本的にすべて同じです。それが下記の5ポイントになります。

①サイトにアクセス
②アクセスしたページを見る(ランディングページ)
↓③ほかのぺージも見てみる
↓ ↓④行動を起こす(例:問い合わせる、買う、判断する)
⑤サイトを離脱する

普段、ご自身が何気なくWebサイトを見ているときに、どのようなフローを辿ったか思い返してみてください。ほとんどの方が上記のフローでサイトを見ているはずです。

5つの行動をアクセス解析の視点に置き換える

次に、前述の行動フローをベースに、何を詳しく知りたいかを整理していきましょう。Webサイトにおけるユーザーの行動フローをアクセス解析の視点に置き換えると下記になります。


①サイトにアクセス     ⇒ どんな方法でアクセスしたか。どこからアクセスしたか。
②アクセスしたページを見る ⇒ どのページへ最初にアクセスしたか(ランディングページ)
③ほかのぺージも見てみる  ⇒ 次にどのページに移動したか
④行動を起こす       ⇒ サイト内で行動をとったか(コンバージョンしたか)
⑤サイトを離脱する     ⇒ どのタイミング、どのページで離脱したか

各行動フローで原因や詳細を深く掘り下げていくことで、自社Webサイトの課題を分析をすることができるのです。
なお②のランディングページから直接④行動、⑤離脱のステップになる場合もありますよね。②→⑤のようなアクセスしたページですぐに離脱してしまうことをアクセス解析では「直帰」と呼びます。重要なポイントなので、ぜひ覚えておいてください。

また、④の「行動を起こす」は、サイトに訪れたユーザーが最終的にとる行動にあたります。サービスサイトでは「お問い合わせ」、ECサイトでは「商品の購入」といったユーザーの行動がここに当てはまります。サイト運営者にとって、ユーザーにしてほしい行動のことを「コンバージョン」と言ったりします。こちらもGAを見る上で重要なキーワードになります。

アクセス解析の視点をGoogle Analyticsの項目に置き換える

ここでついにGAの登場です。先ほどのアクセス解析の視点をGAの項目に置き換えてみます。

①どんな方法でアクセスしたか。どこからアクセスしたか

まず、「どんな方法で、どこからアクセスしたか」は、GAの画面左メニューから「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」で見ることができます。

「チャネル」は、ユーザーがどうやってサイトにアクセスしたか分析できるメニューです。アクセスした方法ごとに、ユーザー数、セッション数、直帰率等を見ることができます。
チャネルで見られるアクセス方法の種類は主に3つあり、それぞれに分析できる点は下記になります。
・Organic Search = 検索エンジンを使ってアクセス
→どんなキーワードで検索されたか
・Referral = 外部のサイト等からリンクをクリックしてアクセス
→どんなサイトからリンクしてきたか
・Direct = URLを直接打ち込む/お気に入り登録から直接アクセス
→直接どのページにアクセスしてきたか
※その他広告やSNSからのアクセスも計測できますが割愛します

ここはサイトによって見る項目がさまざななのですが、まずは「Organic Search」に注目してください。ほとんどのサイトは検索によってアクセスされます。この項目を見ることでユーザーが自社に対してどの程度認知しているかを分析できます。例えば、社名やサービス名・サイト名で検索された場合は、すでに企業のことを知っている認知済みユーザーですが、事業に関連するキーワードで検索したユーザーは、まだ社名も知らない新規ユーザーである可能性が高いです。関連するキーワードでのアクセスが多いほど新規ユーザーを集客できているサイトと言えます。

※弊社のようなWeb制作会社の場合
認知済みユーザー:「ブリッジコーポレーション」 社名で検索
新規ユーザー  :「Web制作会社 京都」 事業に関連するキーワードで検索

②どのページへ最初にアクセスしたか(ランディングページ)

このポイントは、左メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」で見ることができます。

ユーザーが最初にアクセス(着地)したページをランディングページと呼びます。このランディングページは、サイトの入口となるページなので、このページの良し悪しがその後の行動フローに大きく影響を与えます。特にここでは、「直帰率の高いページ」に注目してください。直帰率が高いランディングページは、せっかくアクセスしてくれたユーザーを入口からすぐに逃がしてしまっているページと言えます。このページの内容や設計が不適切なため大きな機会損失が発生している可能性が高いです。

③次にどのページに移動したか

このポイントは、先ほどの「ランディングページ」→「セカンダリディメンション」→「次のページ」または、「ランディングページ」→「入口からの遷移」で見ることができます。


入口となったページから、ユーザーに見てほしい情報(ページ)へ誘導できているかを分析する際に活用します。例えば、当ブログにおいては、TOPから記事に行かず、会社概要ページへ移動されていた場合は、その導線に大きな課題があると言えます。

④サイト内で行動をとったか(コンバージョンしたか)

このポイントは、左メニュー「コンバージョン」→「目標」→「概要」から見ることができます。

目標に設定した行動が完了した回数やコンバージョン率を分析できる項目になります。計測にはあらかじめ設定が必要です。サイトの形式に合わせて何を目標にするかを設定してみてください。

※詳しい設定方法は下記記事が参考になります。
参考:マイティーBlog|Googleアナリティクスの正しい目標設定方法
https://mightyace.co.jp/2017/05/10/ga_goal/

ここでは、コンバージョン率に注目してください。コンバージョン率とはセッション数(サイトに訪問した回数)に対してコンバージョンされた比率を表す数値です。この数値が低い場合、サイトに一定数アクセスしていても行動に結びついていないサイト=成果の低いサイトと言えます。サイトの成果を図るためにも必ずチェックしてください。

⑤どのタイミング、どのページで離脱したか

このポイントは、左メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」→「離脱ページ」で見ることができます。

この項目では、ユーザーが離脱する際、最後に見ていたページの離脱件数や離脱率を分析することができます。ここでは、離脱率の高いページを見てください。TOPページや問い合わせ完了ページなどは、自然と離脱率は高くなるのですが、それ以外で離脱率が高いページがあれば、ページの内容を見直すべきです。ページ内容によって、ユーザーの離脱を促している可能性があるためです。

まとめ

GAを見る際は、ますユーザーにどういう行動をとって欲しいのかイメージをすることが必要です。それによってGAでどの項目を見るべきかはおのずと見えてきますので、3つのステップから初めてみてください。

【アクセス解析の3つのステップ】
1)Webサイトにおける、ユーザーの行動を分解
2)ユーザーの行動をアクセス解析の視点に置き換える
3)アクセス解析の視点をGoogle Analyticsの項目に置き換える

そして、詳細を見る前に下記5つのポイントから大まかに把握することが、GA使いこなすコツです!

【行動フローをもとにしたGAで見るポイント】
①どんな方法でアクセスしたか。どこからアクセスしたか
GAの画面左メニューから「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」
②どのページからアクセスしたか(ランディングページ)
左メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」
③次にどのページに移動したか
上記「ランディングページ」→「セカンダリディメンション」→「次のページ」
または、「ランディングページ」→「入口からの遷移」
④サイト内で行動をとったか(コンバージョンしたか)
左メニュー「コンバージョン」→「目標」→「概要」
⑤どのタイミング、どのページで離脱したか
左メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」→「離脱ページ」

次回は、GAの数値をどう分析するかに踏み込んでご説明する予定です。数値を見てもその数値が良いのか悪いかを判断することは難しいので、弊社の実績を元に目安となる数値について解説させていただきます。