Webサイトを制作する場合やリニューアルをする場合にはいくつか注意する点があります。
今回の記事ではその中でも、著作権や画面・画像のサイズ、外字や機種依存文字の回避などについて、
紹介いたします。
著作権侵害について
Webサイトのコンテンツやプログラムは、著作物となります。そのため、他人が著作物を無断でコピーや修正、インターネット上に公開をすると著作権侵害になります。
著作権には、複製権・翻案権・送信可能化権の3点があります。著作権で勘違いしやすいのが、Web制作を外注しても自社に著作権があると認識してしまうことです。
契約書に記載がない限り、制作されたWebサイトの著作権は制作会社が持つことになります。自社が著作権を持つには、契約書にてその旨を記載する必要があります。
Webサイトの著作権を処理する際には、契約条項に以下2種類のパターンがあることを知っておく必要があります。
・著作権が発注者に移転すると記載されているパターン
・著作権がWeb制作会社に留保されると記載されているパターン
どちらのパターンでも、運用管理自体は発注者が行えます。
しかし、著作権がWeb制作会社にある場合は、サイトの修正はWeb制作会社に許可を取らなければなりません。
そのため、他の制作会社に修正を依頼することは難しくなります。制作会社に著作権がある場合、自社サイトに類似したプログラムやコンテンツが他社のサイトに流用されてしまうというケースもゼロとはいえません。
著作権についての契約書記載に慎重になる必要があるのはこのためです。
キーワード設定・カテゴリ設定、画面・画像のサイズについて
キーワード設定・カテゴリ設定
すでにご存知の方も多いと思いますが、
SEO対策とは、(Search Engine Optimization)の略で、Googleの検索順位を高めてアクセス数をアップさせるための対策です。
様々な対策がある中で最も重要とされているのが、キーワードとカテゴリの設定です。検索エンジンからのアクセス流入を意識するためには、ユーザーが検索するキーワードを意識したタイトル付けが必要となります。
しかし、タイトルを過剰に意識したタイトル付けは逆効果になることもあります。Googleの検索エンジンに表示されるタイトル文字数は32文字ですので、その中でユーザーに検索されるためのキーワードを厳選する必要があります。
また、カテゴリ設定も同様に、作成する記事がどのカテゴリに属するのか?を厳選し設定するほうがSEO的に高い評価を受けやすくなります。
ユーザーがサイトを判断するのは●秒?
ここでいきなり質問です。
ユーザーが閲覧したWebサイトはどのくらいのスピードで自分にとって)価値あるサイト」と判断すると思いますか?
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答えは、3秒です。はい。たった3秒です。
ユーザーはたった「3秒間」でサイトの価値を総合的に判断するのです。
よって、どれだけ検索エンジンでアクセスを流入できたとしても、
・どのようなWebサイトか?
・自分にとって価値があるWebサイトか?
という疑問に答えられるWebサイトでなければユーザーが離脱する可能性は高くなるのです。
具体的にユーザーが注意を惹きつけられる点としては、トップページ上部のメイン画像などがあります。この部分はユーザーの目に最初に触れる部分ですので、適切なサイズと魅力的な画像を設置する必要があります。
しかし、サイトの中にはインパクトを求めすぎてコンテンツ内容とは関係のない画像が設置されたりしています。このような場合は、多くのユーザーが離脱しますので注意が必要です。
外字や機種依存文字の回避について
最後に文字についてです。そもそも「外字・機種依存文字」と聞いてもピンとこないと思いますのでご説明します。
外字
文字コードなどの特定の文字集合に含まれない文字のことをいう。
wikipediaより引用
機種依存文字
電子的に扱う文字データのうち、処理系(ソフトウェアおよびハードウェア)によって違う文字に表示されたり、全く表示・印刷できなかったりするものの慣用的な総称である。
wikipediaより引用
要するに、パーソナルコンピューターやスマートフォンに搭載されているOS(オペレーションシステム。たとえばWindows,Mac,iOS,Andoroidなどがそれらに該当します。)のみで表示される文字です。
リニューアルしたサイトの文字が閲覧できない状態に陥れば、ビジネスの機会損失につながるだけではなく、会社の不信感にもつながります。
Webサイトの制作を行う際は、このような文字を回避するのが常識ですが、自社のWebサイトの制作を制作会社へ依頼した際には、必ずチェックするようにしてください。
まとめ
最新の技術が次から次へと開発されるWeb業界ですが、Webサイト制作における注意点や流れは変わっていないものもあります。
今回ご紹介した事例もWebサイト制作においてよく言われる一般的な注意点ですが、今後魅力的で集客力のあるWebサイトを制作するためにも、覚えておいて損はないかと思います。
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