世の中は空前のマラソンブーム。2006年から2012年の6年間でランナーは400万人増加し1000万人を超えたとか。また日本人だけでなく、海外から日本のマラソン大会に参加する方も増えています。最近では観光庁を中心に各自治体でスポーツツーリズム施策に力を入れていて、地方でマラソンをはじめとしたスポーツ大会が増加しているようです。
僕も体型改善のために昨年からフルマラソンに挑戦し、「おきなわマラソン」「北海道マラソン」「NAHAマラソン」「東京マラソン」の4つの大会に出場しました。全てが出場者1万人を超える大きな大会で、特に東京マラソンは35000人のランナーが走りました。この大会の抽選倍率はなんと10倍で35万人がエントリー。今、フルマラソンは走りたくても走れないスポーツになりつつあります。
高い倍率を突破し、高い出場料(ほとんどが1万円以上!)を支払って参加するフルマラソン。完走を目指すのは当然ですが、どうせなら楽しまないと損ですよね。今回は僕の体験を元にフルマラソンを楽しむ方法をご紹介します。
【マラソンを楽しむ方法】
1.マラソンと旅行をセットで考える
これは僕のポリシーでもあるのですが、ただ走るためだけにフルマラソンに参加するのはもったいない。マラソン大会に出るため、というよりはむしろ旅行中のひとつのイベントと捉えて参加しみてはいかがでしょうか?海外マラソンなんてまさにそんなノリですよね。観光地巡りも良いですが、特に走り終わった後のご当地グルメと美味しいお酒は最高です。昼もフルマラソン、夜もフルマラソンと毎回意気込んで参加しますが、いつも22時頃には眠くなりベッドに入ってしまいます。。
2.エイドステーションを楽しむ
フランスのメドック地方で開催されるメドックマラソンではエイドステーションにワインや牡蠣、ステーキなどが置いてあるのは有名ですが、日本でも大会ごとにエイドに特色があり楽しむことができます。僕が出場したNAHAマラソンでは沖縄そばや吉野家の牛丼、シュウマイなどが置かれていました。これを目当てに走る人もいるほど。早く走ることもひとつの目標ですが、42.195kmをじっくり堪能する楽しさも味わってみては。
※エイドステーション=給水ポイント
3.仮装ランナーを見て楽しむ
マラソンといえば仮装ランナー。東京マラソンでは気温6度の中、上半身裸、裸足、そしてロン毛で大きな十字架を背負って走っているランナーを発見!名物ランナーのようで、お会いできただけで光栄でした。NAHAマラソンでは巨大な灯台のかぶり物をしているランナーも!さらに新婚カップルがウェディングドレスとタキシードで走っている姿もよく見かけます。地方の大会ほど仮装ランナー率が高いと思われます。4、5時間走るんです。どうせならいろんな仮装ランナーを見ながら、リラックスして走ってみてください。余裕を持って走れるようになったらご自身で仮装するのもアリですね。僕もそろそろ仮装しようかと・・・
4.SNSを使って友達に応援してもらう
マラソンを走っている時はとても孤独です。もちろん沿道の応援は嬉しいのですが、知っている人はほとんどいません。そんな時嬉しいのは「ソーシャルマラソン」というサービス。ランナーが身につけているICチップとSNSを連動させて選手の地点通過タイムを自動的にFacebookに投稿してくれるもの。当然走っている最中に投稿コメントを見ることは難しいのですが、走り終わった後にたくさんの友達からの「いいね」やコメントを見ると感極まって泣いちゃいます。このサービスは大きな大会で導入されているようですので、大会に申し込む時に大会ウェブサイトで確認してみてください。
こんな画像が自分のFBのタイムラインに投稿されます
5.走っている自分の姿を写真で楽しむ
当たり前のことですが、走っている最中の自分の姿を写真に収めることはとても難しいです。そんな時役に立つのが写真撮影サービス。大会コースの至る所にプロのカメラマンが待機していて、ランナーを撮影しています。その写真は後日サービスサイトで閲覧できます。自分のゼッケン番号を入力し検索すると、自分の写真が一覧で表示されます。もちろん購入が可能。友達と一緒に参加した時は友達の写真も閲覧できますよ。もちろんゼッケン番号が必要ですよ。
マラソン大会のウェブサービスは年々充実し、使いやすくなっています。大会に参加する方は、走る前にどんなサービスがあるのか是非チェックしてみてください。便利なサービスを使ってマラソンを楽しみましょう!
<掲載サービス紹介>
・ソーシャル・マラソン
http://team-underbar.com/socialmarathon.html
・写真サービス
http://allsports.jp/