今年3月、叡山電車のサイトをリニューアルさせていただき、運用スピードの向上、情報設計の改善面でご好評いただきました。
今回インタビューさせていただいたのは、叡山電鉄株式会社 鉄道部営業課の中西様です。
リニューアルに至った経緯から公開後の効果まで、お話をお伺いしました。
自社のWebサイト運用に課題を感じられている方はぜひご覧ください。

叡山電鉄株式会社様のご紹介
京都の出町柳駅~八瀬比叡山口駅を結ぶ叡山本線と、宝ケ池駅~鞍馬駅を結ぶ鞍馬線を運営。
沿線には、パワースポットとして訪れる人も多い鞍馬寺、縁結びで有名な貴船神社など観光地が多数。
大きな窓ガラスから沿線の四季折々の風景を楽しめる展望列車「きらら」、沿線の風景をデザインした電車「こもれび」などの車両を運行している。
https://eizandensha.co.jp/

[ 参加者紹介 ]

叡山電鉄株式会社 鉄道部営業課 中西様
今回のWebサイトリニューアルの主担当者様。
※写真では、同じくご担当者の泉水様、小寺様にもご協力いただきました。
ブリッジコーポレーション 千原
入社5年目、ディレクターチームリーダー。本案件のディレクターを担当。
ブリッジコーポレーション 三村
入社3年目、プランナー。本案件の企画提案を担当。
※今回はインタビュアーとして参加

Webサイトリニューアルの背景

今回のリニューアル対象は、「叡山電車」のWebサイト。
時刻表、沿線のおすすめスポット、イベントなどの情報発信が行われているサイトです。

まずはリニューアルを検討されたきっかけをお伺いしました。

◆ きっかけはユーザーの閲覧環境の変化

— リニューアルを行われたきっかけとは何だったのでしょうか?

中西様「スマホにも対応したいというのと、パソコンのワイド画面が普及しているので、もっと広く見せたかったというところですね。まずはそのあたりをきっかけにリニューアルを検討し始めました。」

「特にスマホ対応については、GoogleAnalyticsで見ていたら、ほぼほぼスマホで見られていたという状態でしたので、対応は必須だと。」

「あとは、自社のイベントや沿線のおすすめ情報などの発信やトップページで写真を季節ごとに切り替えたり、情報の更新がしっかりできるサイトにしたかったというのもありました。」

ユーザーがより見やすく、より充実した情報発信ができる環境作りを行えるようにという思いでのリニューアル。業者選定にあたっては、「いろんな業者さんに意見を聞いて、自分たちにとってはどんなところがいいか選びたい」という思いから、コンペティションという方法を取られました。

◆ 「叡電愛を育む」をコンセプトに提案!

実際、叡山電鉄様からいただいた提案依頼の概要は3点。

・スマホ/PCワイド画面対応
・情報スピードの向上(タイムリーな情報発信と更新スピードの向上)
・デザイン性(叡電らしさ、現行デザインからのイメージチェンジ)

それを受けてブリッジでは、「叡電愛を育む」をコンセプトに

[ ユーザーに愛用されるために ]
・レスポンシブデザインによる表示の最適化
・叡山電車のビジュアルを活用しながら、使いやすさを意識したデザイン
・最新情報から沿線の楽しみ方や魅力を伝える情報設計

[ 社員の方に愛用されるために ]
・更新性アップのための全ページCMS導入
・時刻表運用ルールに合わせた独自更新システムの構築

を提案させていただきました。

— 審査ではどのようなことがポイントだったのでしょうか?

中西様「お客さまにとってシンプルで見やすい構成で、鉄道会社らしく、幅広い年代のお客さまが情報を探しやすいもの、ということを重視しました。また、運営側の操作のしやすさというところもポイントでしたね。」

— その中でブリッジを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?

中西様「まずは、一番シンプルで見やすい構成を提案していただけていた点です。
あとは運営面ですね。PCとスマホを一括管理できるレスポンシブデザインと使いやすいシステムの提案をしていただけたのがよかったです。システム面では特に時刻表の更新機能の部分です。季節によって時刻表を変更するので、その使いやすさは重要なポイントでした。
また、営業さんに熱心に足を運んでいただいていたことも信頼感につながりましたね。」

ブリッジの制作について

◆ スムーズな制作進行

— 制作中の印象はいかがだったでしょうか?

中西様「そうですね。管理画面については、細かく仕様についてもいろいろ要望を出させていただきました。」

千原「そちらは特に何回も密に打ち合わせていただきましたね(笑)」

中西様「おかげで思い通りのものに仕上げていただけたと感じています。」

今回、業者選定の際にも重要視されていた時刻表のシステムは、叡山電鉄様の運用ルールに合わせ、独自更新システムを構築。
打ち合わせを重ねて作り上げた結果、他の鉄道会社さんにも提案してみては?と言っていただけるほど、評価いただける結果となりました。

中西様「あとは、スケジュール管理をきっちりやっていただけたのがとてもやりやすかったです。何をいつまでにしないといけないか、きちんと伝えていただけていて。」

千原「こちらとしてもすごくスムーズにご確認や決定をしていただけていて、とても進めやすかったです。」

制作を進める上ではお客様側にもお願いすることが多いもの。
ブリッジがご提示したスケジュールに合わせて、ご確認、素材や原稿のご準備など、お客様でスムーズに行っていただき、二人三脚で進めていけたことも成功の一因でした。

リニューアル後の効果と今後

そして今年3月、無事制作が完了し、リニューアルオープン。
リニューアル後はどんな変化があったのでしょうか。

◆ 担当者の声が届いた更新しやすいサイトに

— リニューアルしてから実際にサイトを使われてみて、いかがですか?

中西様「以前のサイトは制作時に私は関わっていなかったので、与えられたものを操作するだけだったんです。
今回は自分で要望を出して、それをちゃんと形にしてもらえて、自分の声が届いたサイトになっているので使いやすくなりました。それは私だけじゃなくて、他の社員もあると思いますよ。」

「あと、今までの課題の一つとして、一部のコンテンツが階層が深いということがありました。
このページからじゃないとここにいけないということがあったのですが、そこが大幅に改善されたので、情報を伝えやすくなったのかなと思います。」

— ユーザーの反響はいかがでしょうか?

中西様「お客さまから直接見やすくなったよって言われることはまずないので、なかなか分析が難しいところではあります。でも、最新のおすすめ情報がトップページでわかりやすくお伝えできるようになったので、見やすくなってるのではないかと思います。」

実際リニューアル前後のGoogleAnalyticsの数値を比較してみると、


・おすすめ情報ページの訪問数/閲覧数は、リニューアル以降上昇
・もともとアクセスの多かった乗車券、運賃ページに到達するまでのページ遷移数が縮小(=1セッション当たりのPV数が減少しつつ、ページの閲覧時間が向上)
⇒無駄な閲覧をする必要がなくなり、ユーザーが求める情報がすぐに得られる構成となった
・サイトの利用数が増加(=訪問数、ユーザー数、新規訪問率が増加)

といった結果が出ており、「リニューアルを機により多くのユーザーにわかりやすく情報を伝えられている」と想定することができます。

◆ 今後は訪日観光客を視野に!

— 今後のご要望や改善点などあれば教えていただけますか?

千原「今、多言語サイトのお話は進めさせていただいてるんですよね。」

中西様「そうですね。海外のお客さまもオリンピックに向けてまだまだ増えていくと言われていますので、せめて英語サイトはやりたいなと思っています。」
「今後はより一層Webでの情報発信をやっていきたいので、その点は特にご協力いただきたいです。鉄道会社は未だに紙が主流なところがあるんですよね。とりあえずチラシ作るみたいな。お客さまへの情報発信について参考になる事例があれば、ご提案をお願いします!」

まとめ

◆ 今回のWebサイトリニューアルのポイント

情報を伝えやすい仕組みづくり

[ ユーザー視点 ]
・シンプルで見やすい情報設計/デザイン
・求めている情報にたどり着きやすいサイト構造

[ 運用視点 ]
・お客様の要望に合わせたオーダーメイドの更新システム
・レスポンシブデザインによる、PCとSPの一元管理

サイト運営をもっと楽にしたい、もっと発信した情報をみやすくわかりやすくユーザーに届けたい、
そういった想いを持たれているWeb担当者の方は多いのではないでしょうか。
伝えたい情報を効率良く、しっかり伝えられるサイト作りが、情報発信の基礎です。
ぜひ今後のサイト制作を検討される際には、参考にしてみてください。

最後に、叡山電鉄様からお知らせです!
なんと来年春、新車両「ひえい」が登場します!

斬新なデザイン、素敵です。京都で走ると思うとわくわくします。
つい先日特設サイトもオープンしたばかりですので、ぜひご覧ください。
情報は順次解禁予定ですのでお楽しみに!

▼「ひえい」特設サイト
https://eizandensha.co.jp/hiei/

▼公式Twitterでも情報配信中!
https://twitter.com/eizandensha