「ECサイトを立ち上げたのに、思うように集客できない…」
「広告費をかけずに、もっと多くのお客様に商品を届けたい」
こうした課題を抱えるWEB担当者の方は少なくありません。実は、ECサイトで売上を伸ばす最も効果的な方法の一つがSEO対策です。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示を目指す取り組みのこと。商品ページのSEO対策を適切に行えば、広告費をかけずに購入意欲の高い顧客を自然に集客できます。
この記事では、初めてECサイトのSEO対策に取り組む方でも実践できるよう、基本から具体的な方法まで詳しく解説します。
目次
1.なぜECサイトにSEO対策が必要なのか
2.SEO対策に必要な専門分野
3.ECサイトSEOで多くの企業が苦戦する理由
4.自社対応で陥りがちな課題
5.専門家への依頼で得られるメリット
6.ブリッジコーポレーション株式会社の制作実績
7.まとめ
1.なぜECサイトにSEO対策が必要なのか
EC業界の現状と課題
近年、ECサイトの数は急速に増加しています。コロナ禍を経てオンライン購買が日常となり、多くの企業がネット販売に参入した結果、競争は激化の一途をたどっています。
現状のデータが示す厳しい現実
・ECサイト構築方法は無料ASPからフルスクラッチまで多様化
・年商1億円未満の小規模ECサイトが市場の大多数を占める
・約7割が自社SEO対策で期待した成果を得られていない
この状況で「ただサイトを作っただけ」では、顧客に見つけてもらうことすら困難です。さらに広告費は年々高騰しており、中小企業にとって広告だけに頼る集客は経営を圧迫する要因となっています。
ECサイトでSEO対策が重要な3つの理由
1. 継続的な集客が可能になる
広告は費用をかけている間だけ効果がありますが、SEO対策で上位表示されれば広告費なしで継続的に集客できます。一度構築した資産として、長期的に効果を発揮します。
2. 購入意欲の高い顧客が集まる
「商品名 + 通販」「商品カテゴリ + おすすめ」など具体的なキーワードで検索するユーザーは、すでに購入を検討している可能性が高いです。
検索意図による購入意欲の違い
SEOで上位表示されれば、こうした購入意欲の高い見込み顧客を自然に集められます。
3. 競合との差別化が図れる
意外なことに、本格的なSEO対策に取り組んでいないECサイトは多く存在します。特にASPやクラウドサービスでサイトを構築した企業の多くは、システム選定や商品登録に注力し、SEO対策が後回しになっているケースが目立ちます。
今から始めれば競合より先に検索上位を獲得し、売上で差をつけられます。
ECサイト特有のSEOメリット
ECサイトは一般的な企業サイトと比べて、SEO効果が出やすい特徴があります。
・商品数が多い → ページ数が多いほど様々なキーワードで検索される可能性が広がる
・更新頻度が高い → 新商品追加や在庫更新など、サイトが常に更新される
・顧客の声が集まる → レビューやQ&Aなどオリジナルコンテンツが自然に増える
・購買データが蓄積 → 検索キーワードと購買行動の相関分析が可能
これらの特徴を活かせば、効率的にSEO効果を高められます。
2.SEO対策に必要な専門分野
ECサイトのSEO対策は単なる「キーワードを入れるだけ」の作業ではありません。以下のような多岐にわたる専門知識が必要です。
2-1. キーワード戦略
競合分析、検索意図の理解、最適なキーワード選定など、マーケティング知識と分析力が求められます。
実務で必要なスキル
・Googleキーワードプランナーやサーチコンソールの活用
・競合サイトの流入キーワード分析
・ロングテールキーワード戦略の立案
2-2. 技術的最適化
ECサイトの構築方法によって対応可能な範囲が異なります。
必要な技術知識
・サイト構造の設計(内部リンク構造)
・構造化データ(schema.org)の実装
・ページ速度の最適化
・モバイルフレンドリー対応
・重複コンテンツの回避
2-3. コンテンツ戦略
検索意図に合致した記事作成、商品説明文のライティング、内部リンク設計など、コンテンツ企画力が求められます。
ECサイトで重要なコンテンツ
・商品詳細ページの最適化
・カテゴリページの充実
・お客様の声・レビュー
・使い方ガイド・コンテンツマーケティング
2-4. 外部施策
被リンク獲得戦略、プレスリリース配信、SNS連携など、PRや営業のスキルが必要です。
2-5. データ分析
Googleアナリティクスやサーチコンソールの活用、効果測定など、データ分析のスキルが求められます。
重要な指標
・自然検索流入数
・コンバージョン率(CVR)
・直帰率・滞在時間
・ページ表示速度
3.ECサイトSEOで多くの企業が苦戦する理由
単純な作業の積み重ねではない複雑さ
SEO対策を「チェックリストに沿って実行すれば良い」と考えるのは、よくある誤解です。
実際に必要な取り組み
・サイトの技術的最適化
・効果的なコンテンツ戦略の立案
・競合他社との差別化戦略
・データに基づく継続的な改善
これらを効果的に実施するには、専門知識と実践経験が不可欠です。
ECサイト構築方法別の課題
無料/有料ASPの場合
制約: カスタマイズ制限されるため、技術的SEO対策に限界がある
よくある問題
・URLの最適化ができない
・ページ速度の改善に限界
・構造化データの自由な実装ができない
→ 結果: ある程度のSEO対策は可能だが、競合との差別化が難しい
オープンソース(EC-CUBE等)の場合
リスク: セキュリティ面と技術的知見の不足
よくある問題
・セキュリティアップデート対応の遅れ
・不適切なカスタマイズによるサイト速度低下
・開発会社の技術力に左右される
→ 結果: 個人情報漏洩のリスクと、SEO以前の問題が発生
パッケージ・スクラッチの場合
課題: 高い初期投資と専門知識の必要性
よくある問題
・初期費用が他と比較して高額
・SEO設計を最初から組み込む必要
・運用/保守に専門知識が必要
→ 結果: 予算と体制が整わないと最大限の効果を発揮できない
統計データから見る現実
ECサイトの約7割が自社でのSEO対策で期待した成果を得られていないというデータがあります。また、自社対応の場合は長期的なスパンで成果が表れる傾向がある一方、専門家に依頼した場合は比較的短期間で改善が見られる傾向にあります。
見えないコストの計算
担当者が週10時間をSEO対策に費やしている場合:
・時給換算で月間約12万円
・年間144万円のコストが発生
しかも、専門知識が不足している状態では、効果が出る保証はありません。
コスト比較
・社内対応: 年間144万円(人件費)+ 成果不確実
・外注: 月額10〜30万円(年間120〜360万円)+ 成果にコミット
4.自社対応で陥りがちな課題
4-1. 知識不足による不適切な施策
典型的な失敗例
キーワードの過度な詰め込み
悪い例
「化粧品 通販 化粧品 おすすめ 化粧品 激安 化粧品 ランキング」
良い例
「敏感肌向け化粧品の通販|おすすめランキング」
隠しテキストの使用
背景と同色のテキストでキーワードを詰め込む手法は、Googleペナルティの対象です。
リンクの大量購入
低品質なサイトからの被リンクは、逆にサイト評価を下げます。
→ 結果: 検索エンジンからペナルティを受け、逆に順位が下がる
4-2. 技術的な設定の不備
ECサイトでよくある技術的ミス
① 重複コンテンツの発生
同じ商品が複数のURLで表示される(色違い、サイズ違いなど)
悪い例
/products/dress-red
/products/dress-blue
/products/dress?color=red
良い例(正規化)
/products/dress(canonicalタグで統一)
② サイトマップの設定ミス
MakeShopやecbeingなどのカートシステムを使用していても、XMLサイトマップの設定が不完全なケースが多い
③ モバイル対応の不完全さ
レスポンシブ対応していても、商品画像の表示速度が遅い、ボタンが小さすぎるなど
④ ページ表示速度の問題
商品画像が最適化されていない、不要なプラグインが多いなど
→ 結果: どれだけ良質なコンテンツを作成しても検索エンジンに正しく評価されない
4-3. 継続的な改善の困難さ
SEO対策は一度実施すれば終わりではなく、継続的なデータ分析と改善が必要です。
必要な継続作業
・週次: 検索順位のモニタリング
・月次: 流入キーワードの分析と戦略調整
・四半期: 競合分析とコンテンツ更新
・年次: サイト全体の構造見直し
本業が多忙な中で、これらを継続することは現実的に困難です。
5.専門家への依頼で得られるメリット
5-1. 専門知識の即時活用
数百から数千サイトを手がけた経験を持つ専門家は、効果的な施策と失敗パターンを熟知しています。
具体的なメリット
・MakeShop、ecbeing、スクラッチ開発など、各カートシステムに最適化されたSEO戦略
・業種別の成功事例に基づく施策提案
・Googleアルゴリズム変動への迅速な対応
自社で一から学ぶ時間を大幅に省略できます。
5-2. 本業への集中
外注により、社員は本業に集中できます。
時間削減の具体例
・自社対応: 月40時間(SEO調査・実装・分析)
・外注: 月4時間(打ち合わせのみ)
削減できた36時間で何ができる?
・新商品の企画・開発
・顧客対応の質向上
・マーケティング施策の立案
5-3. 最新情報への対応
検索エンジンのアルゴリズムは年に数回大きく更新されます。
2024年の主要アップデート例
・コアアップデート(3月、8月)
・スパムアップデート
・ヘルプフルコンテンツアップデート
専門家は常に最新情報を把握し、戦略を調整しています。
5-4. 客観的な視点
外部の専門家は、顧客目線で客観的にサイトを評価します。
社内では気づきにくいポイント
・業界用語の多用による分かりにくさ
・ユーザー導線の複雑さ
・商品説明の不足
・競合との差別化不足
6.ブリッジコーポレーション株式会社の制作実績
ここまで、ECサイトのSEO対策が極めて重要であること、そして自社対応には専門的な知識と継続的なリソースが必要であることを解説してきました。
では、実際に専門家に依頼した場合、どのような成果が期待できるのでしょうか?
結論から言うと、単なる「外部施策」や「キーワード調整」の代行ではなく、ECサイトの構造、コンテンツ、カートシステムを深く理解した総合的な対策によって、大きな成果を生み出すことが可能です。
株式会社ブリッジコーポレーションでは、ECサイトの集客と売上向上に特化したSEOコンサルティングを提供しており、これまで数多くの企業様で検索順位の向上、ひいては売上アップに貢献してきました。
ここでは、その具体的な実績の一部をご紹介します。
ECサイト制作実績
【酒類メーカー】
【食品メーカー】
【フレグランスブランド】
施策事例
1. ユーザビリティを意識した商品検索機能の最適化
サイト内検索の導線を改善し、CVRが124%に向上しました。
2. SEOを考慮したサイト設計
検索エンジンとユーザー双方に最適な設計を行い、重要キーワードの検索順位が32位UPしました。
3. 最適なカートシステムの選定・実装
makeshop、 カラーミーショップ 、ecbeing 、ecforce 、shopify、 楽々リピート、 スクラッチECなど、多様なカートの実装実績があります。お客様のビジネスモデルや規模に応じて、最適なカートシステムを提案いたします。
7.まとめ
SEO対策は相対評価のため、早期に着手することが重要です。以下に該当する場合は、専門家への依頼を検討することをおすすめします。
・SEOの専門知識を持つ社員がいない
・社員が本業で多忙
・過去の自社対応で成果が出なかった
・早期の成果を求めている
・長期的な集客基盤を構築したい
まずは無料診断を受けて現状の課題を把握し、その上で自社対応か外注かを判断することをおすすめします。
ECサイト運営で本当に重要なのは、良質な商品の提供、顧客満足度の向上、リピーター獲得など、本業に関わる活動です。SEO対策という専門領域は専門家に任せ、本業に集中することで、より大きな成果につながるでしょう。
無料相談・お見積りのご案内
「他ECサイトとの差別化を図りたい」「検索順位を上げたい」など、ECサイト・SEO施策に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご相談内容の例
・現在のサイトの課題分析
・競合サイトとの比較調査
・リニューアルの効果予測
・具体的な改善提案
・プロジェクト進行スケジュール
・予算・費用のご相談
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