「また今月も新規の問い合わせがない…」
「営業DXってなにをすればいいの?」
そんな製造業の営業担当者の悩み、よく分かります。
製造業の現場では、従来の営業手法に限界を感じている方が多いのではないでしょうか。でも実は、これらの課題を一挙に解決する方法があります。
それが「ホームページを24時間働く営業マンに変える」ことです。
現代のBtoB顧客は営業担当者に会う前に、ネットで情報収集し、複数社を比較検討しています。
つまり、ホームページが充実していない企業は検討段階で候補から除外されてしまうのです。逆に言えば、製造業の特性を活かしたホームページ構築で、見込み客から問い合わせが来るようになります。
実際に、ホームページ改善で海外ユーザー数が37%アップした製造会社や、製品ページ訪問数が2倍になった製造業メーカーも存在します。
営業効率を劇的に向上させるホームページ改善法を、成功事例とともに解説します。
目次
- なぜ製造業にホームページ営業が必要なのか?
- ホームページが24時間営業マンになる仕組みとは?
- 営業力が劇的にアップ!製造業のホームページを改善する5つのコツ
- 成功事例紹介:ホームページの改良で営業力をUPさせた製造業
- 今日から始められる!製造業向けホームページ営業の具体的ステップ
- まとめ:ホームページで製造業の営業を変えよう
1.なぜ製造業にホームページ営業が必要なのか?
製造業の営業が抱える3つの大きな問題
製造業の営業は、他の業界とは違った特有の課題があります。
1. 取り扱い商品が多すぎて検索方法が難しい
- 商品カテゴリーが細分化されすぎて、目的の商品にたどり着くまでに多くのクリックが必要になる。
- 類似商品が大量に表示されてしまい、ユーザーが欲しいものを見分けにくい。
- カタログを持参しても、その場で全てを理解してもらうのは難しい
2. 自社の技術や強みを打ち出したいが、上手くブランディングできない
- 1社ずつ訪問する従来の製造業営業の方法は時間がかかりすぎる
- 移動時間ばかりで、実際の営業時間が短い
- 営業マンの数が限られているため、多くのお客様に対応しきれない
3. お客様の行動パターンが変わってきている
- 最近のお客様は、営業マンに会う前にネットやAIを用いて調べている
- ある程度検討してから問い合わせをする人が多い
- 会社の信頼性を事前に確認したいと思っている
今のお客様がどうやって会社を選んでいるか知っていますか?
実は、今のお客様は製造業に対しても以下のような行動を取っています:
- まずはインターネットやAIで検索する
- 「○○の部品を作っている製造業」
- 「△△の加工に強い製造業メーカー」
- 「□□の材料で困った時の相談先」
- 複数の会社のホームページを見比べる
- まとめサイト or 各社ホームページ
- どんな製造業の会社なのか
- どんな技術や製品があるのか
- 信頼できる会社なのか
- 価格や納期はどの程度か
- 絞り込んだ会社にだけ連絡する
- ある程度納得した会社にだけ問い合わせ
- すでに他社と比較検討済み
- 具体的な相談内容を準備している
つまり、ホームページがしっかりしていない会社は、お客様に選んでもらえる土俵にすら上がれないのが現実です。
2.ホームページが24時間営業マンになる仕組みとは?
人間の営業マンとホームページを比べてみました
ホームページは、まさに24時間365日働いてくれる営業マンです。人間の営業マンと比較してみましょう。
ホームページ営業がもたらす具体的なメリット
1. 時間と場所の制限がない
- お客様が深夜でも休日でも情報を見ることができる
- 全国どこからでも、海外からでもアクセス可能
2. 詳しい情報をじっくり伝えられる
- 製造業特有の複雑な技術内容を文章、写真、動画で組み合わせて分かりやすく説明
- お客様が自分のペースで情報を理解できる
- 複雑な技術内容も図解で丁寧に説明できる
3. 会社への信頼感を高められる
- 会社の歴史や実績を整理して紹介
- 社長や社員の人柄を写真付きで伝える
- 他のお客様の満足の声で安心感を提供
- 会社の強みを言語化して訴求することで、ブランディングができる
4. 営業活動が格段に効率的になる
- 興味を持ったお客様からの問い合わせが増える
- 初回の商談で話が早く進む
- 営業マンがより価値の高い仕事に時間を使える
3.営業力が劇的にアップ!製造業のホームページを改善する5つのコツ
コツ1:会社の得意なことを一目で分かるようにする
製造業のホームページで最も大切なのは、「この製造業はどんなことが得意なのか」をパッと見て理解してもらうことです。
具体的な改善方法:
- トップページの一番上に「当社の得意分野」を大きく表示
- 数字で実績を示す(創業○年、取引先○社、月間生産○個など)
- 他の製造業との違いを分かりやすく説明
良い例: 「金属部品の精密加工で創業30年。自動車から医療機器まで、0.01mmレベルの高精度加工を得意とする町工場です。」
避けたい例: 「当社は高品質な製品を提供します」(何が得意かが分からない)
コツ2:技術や製品を写真や図で「見える化」する
製造業の技術は複雑で、文字だけでは営業効果が薄れてしまいます。写真や図解を使って「見える化」しましょう。
効果的な見せ方:
- 製品を作る工程を写真で順番に掲載
- 加工前と加工後の写真を並べて技術力をアピール
- 動画で実際の作業風景を紹介(音も重要)
- 図解で技術の仕組みを小学生でも分かるように説明
ダメな例:
- 「高品質」「高精度」だけの抽象的な表現
- 専門用語ばかりで一般人には理解できない説明
- 写真がなく文字だけが延々と続くページ
コツ3:お客様が知りたいことを優先して情報を整理する
製造業のホームページは会社の都合ではなく、お客様の立場で作ることが営業成功の秘訣です。
お客様が一番知りたいこと:
- 自分の困りごとを解決してくれるのか
- 費用はどの程度かかるのか
- どのくらいの期間で完成するのか
- 少ない数量でも対応してくれるのか
- 品質は本当に信頼できるのか
製造業の営業情報の上手な整理方法:
- 自動車業界、医療業界など業界別に事例を分類
- 「よくある質問」のページを充実させる
- 価格の目安を可能な範囲で掲載
- 標準的な納期を明記
- 最小注文数量を記載
コツ4:「この会社なら安心」と思ってもらう情報を充実させる
製造業では、技術力と同じくらい「信頼性」が営業において重要視されます。
信頼感を高める情報:
- 社長の顔写真と「ものづくりへの想い」メッセージ
- 製造業としての会社の沿革・歴史(困難を乗り越えた経験など)
- 主要な取引先企業名(許可を得た範囲で)
- 取得している資格や認証(ISO、技能検定など)
- 実際のお客様の声・導入事例
- 社員の写真付き紹介
注意するポイント:
- 古い営業情報は定期的に更新する
- 連絡先は分かりやすい場所に大きく表示
- 個人情報の取り扱いについても説明
コツ5:「問い合わせしてみよう」と思ってもらう工夫をする
せっかく会社に興味を持ってもらっても、問い合わせが面倒だとお客様は諦めてしまいます。
問い合わせしやすくする工夫:
- 問い合わせフォームの入力項目は必要最小限に
- 電話番号を目立つ場所に大きく表示
- 営業時間と休業日を分かりやすく記載
- 問い合わせ後にどんな営業の流れになるかを説明
- 「お気軽にお問い合わせください」の温かいメッセージ
製造業の営業であると便利な機能:
- 会社案内カタログのダウンロード機能
- 簡単見積もり依頼フォーム
- オンライン営業相談の受付
- LINE公式アカウントでの営業相談受付
4.【弊社での成功事例紹介】
ホームページの改良で営業力をUPさせた製造業
事例1:製造業A社
改善前の状況:中国での認知度不足に悩む
- 技術情報が中国語圏に伝わらない
- 現地の技術者に製品の専門性や優位性が理解されにくい状況
具体的に改善したポイント:
・中国語版のWebサイトを新たに構築し、導線やサイト設計を最適化
・現地ユーザーにとって「わかりやすく・使いやすい」Webサイトへ刷新
改善後の結果:海外ユーザー数が37%アップ
事例2:製造業D社
改善前の状況:豊富なラインナップが裏目に
- 数多くの製品の中から目的の製品を見つけるのが困難
- ユーザーが目当ての製品ページに辿り着く前に離脱してしまう
- 多岐にわたる製品の魅力が伝わりにくい状況
- サイト内での迷子状態を招いていた
具体的に改善したポイント:
・グローバルメニューやサイドメニューの情報設計を最適化し、最小クリック数で目的のページへ誘導
・ユーザビリティを重視した製品検索機能を新たに設置
・カテゴリ分けやタグ機能を活用した直感的なナビゲーションを実現
改善後の結果:製品ページ訪問数が2倍に増加
5.今日から始められる!製造業向けホームページ営業の具体的ステップ
ステップ1:今のホームページをお客様の目線でチェック
まず、お客様の立場になって自社のホームページを厳しく見直してみましょう。製造業のお客様は技術力や信頼性を重視するため、営業ツールとしてのホームページにも高い水準が求められます。
チェックリスト:
□ トップページを見て5秒で「何をしている製造業の会社か」分かるか
□ 製品・技術の写真は十分掲載されているか
□ 電話番号や問い合わせ先は分かりやすい場所にあるか
□ スマートフォンで見た時に文字や写真が見やすいか
□ 掲載されている情報は最新に更新されているか
□ 他の製造業と比べて営業力・技術力が魅力的に見えるか
ステップ2:改善する順番を決める(いきなり全部やらない)
すべてを一度に変えるのは大変で、結局挫折してしまいます。
製造業の営業活動に効果の高いものから順番に取り組みましょう。
最初に取り組むべき改善(営業効果が出やすい):
- トップページに製造業としての会社の得意分野を大きく明記
- 製品・技術の写真を10枚以上追加(製造業のお客様は実物を重視するため)
- 問い合わせフォームを見やすく、入力しやすく改善(営業機会の取りこぼしを防ぐ)
- よくある質問ページの作成(製造業特有の技術的質問に10項目程度から対応)
次の段階で取り組む改善:
- 事例紹介ページの充実(製造業の営業では実績が重要)
- 会社紹介動画の作成(製造現場の様子を伝える)
- 技術解説ページの追加
- お客様の声の掲載(製造業同士の信頼関係構築に効果的)
ステップ3:一人で悩まず、製造業の実績を多く持つ専門家の力を借りる
ホームページの改善は、製造業の事情を理解している専門家に相談するのが最も効率的です。製造業の営業活動には独特のポイントがあるためです。
良い専門家を選ぶポイント:
- 製造業のホームページ制作実績が豊富
- 製造業の営業プロセスを理解し、技術的な内容を分かりやすく表現できる
- 制作して終了ではなく、運用段階でも伴走してくれる
- 制作後のサポート(更新作業、効果測定など)も充実
- SEO観点で数字での改善施策を提案してくれる
- 製造業の予算に応じて段階的な改善プランを提案してくれる
ステップ4:効果を数字で確認し、さらに改善を続ける
ホームページは作って終わりではありません。製造業の営業ツールとして効果を数字で確認しながら改善を続けることが重要です。
定期的にチェックすべき数字:
- 月間のホームページアクセス数
- 月間の問い合わせ件数(営業機会の創出数)
- どのページがよく見られているか
- どんなキーワードで検索されて来たか
- 問い合わせから契約に至る営業成約率
- 製造業関連のキーワードでの検索順位
改善を続けるコツ:
-
- 月1回は数字をチェックする時間を作る
- お客様から「ホームページを見ました」と言われた時は詳しく聞く(営業のヒント収集)
- 競合他社の製造業ホームページも定期的にチェック
- 新しい製造事例ができたら積極的に掲載
- 営業担当者からのフィードバックを定期的に収集し、ホームページ改善に反映
6.【まとめ】ホームページで製造業の営業を変えよう
製造業の営業を取り巻く環境は大きく変わっています。お客様の情報収集方法が変わり、直接営業の機会も減っている中で、ホームページを活用した営業は必須の時代になりました。
ホームページ営業で得られる5つの大きなメリット
- 24時間365日働く営業マンとして機能し、機会損失を防ぐ
- 営業効率の大幅な向上で、少ない人数でも多くのお客様に対応
- 質の高い問い合わせの獲得で、成約率が向上
- 営業マンの負担軽減で、より価値の高い業務に集中
- 新規顧客開拓の自動化で、安定した成長を実現
成功するための5つの重要ポイント
- お客様の立場で情報を整理する
- 技術や製品を写真・動画で「見える化」する
- 信頼感を高める情報を充実させる
- 問い合わせしやすい仕組みを作る
- 効果を測定しながら継続的に改善する
今回のブログでは製造業のお客様向けにホームページを「24時間営業マン」に変えるコツやその具体的なステップをお伝えしてきましたが、
・「ホームページ営業の重要性は分かったけど、実際に何から手をつけていいか分からない」
・ 「うちの技術を魅力的に伝える方法が思い浮かばない」
・「時間もないし、失敗したらどうしよう」
とお感じの場合は、製造業のホームページ制作の実績を豊富に持つ専門家に相談することをおすすめします。
株式会社ブリッジコーポレーションでは、創業26年で1200件以上のホームページ制作実績、BtoB企業に特化したWEB戦略、システム開発・セキュリティ対策などの豊富な知識を基に、お客様のホームページを「24時間働く営業マン」に変える総合的なサポートを提供しています。
製造業・メーカーをはじめとするBtoB企業のホームページ制作については、こちらの専用ページで詳しくご紹介しています。
▶製造業・メーカーの製品・技術を魅せるホームページ制作
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