サイトリニューアルを検討しているが、コンテンツや構成を変えることで「SEO評価が下がらないか不安」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際に、適切な方法でサイトリニューアルを行わなければ、SEOにマイナス評価を与える可能性はあります。

そこで、本記事では、サイトリニューアルがSEOに与える影響から注意点まで解説しています。これからリニューアルを検討されている方は、是非ご一読下さい。

また、ホームページリニューアルについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。

ホームページリニューアルの進め方を6つの手順で紹介!費用・スケジュールや失敗しないためのポイントも解説

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目次
1:サイトリニューアルがSEOに与える影響とは?
-サイトリニューアルでSEO評価が上がる理由
-サイトリニューアルでSEO評価が下がる理由
2:サイトリニューアルにおけるSEOのよくある失敗と対策
-XMLサイトマップを送信しない
-URLを変更する
-コンテンツ量を大きく減らす
-内部リンクを大きく減らす
-robots.txtでクローラーを拒否する
-削除したページが404エラーになってしてしまう
3:サイトリニューアルを考えるべきタイミング
-技術的な老朽化がみられる
-ユーザーエクスペリエンスの向上を図りたい
-ビジネス戦略や目標の変化があった
4:サイトリニューアルの業者選定のポイント
-SEO対策などの技術面に強いか
-サイトリニューアルの実績が豊富か
-運用までサポートしてくれるか
5:まとめ
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1:サイトリニューアルがSEOに与える影響とは?

まず、サイトリニューアルがSEOに与える影響ですが、プラスの影響もマイナスの影響もどちらも考えられます。サイトリニューアルではページの改良や削除などが行われるため、新しいサイトの内容がGoogleに再評価され、SEO評価に影響を与えることが考えられます。

サイトリニューアルでSEO評価が上がる理由

ホームページのリニューアルは、正しく行えばSEO評価を向上させ、検索エンジンでのランキングを上げることが見込めます。まず、モバイルフレンドリーなデザインへの変更やサイトの読み込み速度の向上などによってユーザーエクスペリエンスが上がり、検索エンジンの評価が上がります。
さらに、適切なサイト設計やメタタグの使用、構造化データの追加などをリニューアル機に実装することで、SEO評価の向上が見込めます。

サイトリニューアルでSEO評価が下がる理由

正しいリニューアルで評価が上がる可能性がある一方で、不適切なリニューアルはSEO評価を下げるリスクがあります。
上の説明とは逆に、動画や画像を追加しすぎたことによる表示速度の低下や、リダイレクトの設定漏れ、コンテンツの大幅な削減などによって、SEO評価が下がることも考えられます。
そうならないためにも、専門家のアドバイスを受けながら適切な手順でリニューアルを進める必要があります。

2:サイトリニューアルにおけるSEOのよくある失敗と対策

続いては、サイトリニューアルの際にSEO面でよくある失敗と、それを防ぐための対策をご紹介します。

XMLサイトマップを送信しない

リニューアル後にXMLサイトマップを検索エンジンに送信しないと、新しいページがインデックスされず、SEO評価が低下する可能性があります。
XMLサイトマップは、検索エンジンにサイトの全体構造を伝える重要なファイルです。これにより、検索エンジンが新しいページや更新されたページを効率的にクロールし、インデックスすることができます。特に、GoogleはXMLサイトマップの送信を推奨しており、これがサイトのインデックス率に大きく影響します。

対策としては、リニューアル後に新しいXMLサイトマップを生成し、それをGoogle Search Consoleに送信することが必要です。これにより、Googleが新しいページを迅速にクロールできるようになります。多くのCMSには自動的にサイトマップを生成する機能が備わっていますが、手動で生成する場合もあります。生成したサイトマップをGoogle Search Consoleに送信することで、新しいサイト構造を検索エンジンに迅速に認識させることができます。

URLを変更する

リニューアルでURLを変更する際には慎重な計画が必要です。適切な対応をしないと、SEO評価に悪影響を及ぼす可能性があります。
URLの変更は、検索エンジンにとって新しいページとして認識されるため、以前の評価がリセットされるリスクがあります。また、外部リンクからのトラフィックが途絶えることもあります。

対策としては、URLの変更を計画的に行うことが重要です。新しいURL構造を事前に計画し、できるだけシンプルでわかりやすいものにします。その上で、旧URLから新URLへの恒久的なリダイレクト(301リダイレクト)を設定し、検索エンジンとユーザーを新しいURLに案内する必要があります。リダイレクトが正しく設定されているかを事前にテストし、旧URLから新URLへの転送がスムーズに行われることを確認することも重要です。

コンテンツ量を大きく減らす

リニューアル時にコンテンツ量を大幅に減らすと、検索エンジンの評価が低下し、ランキングが下がる可能性があります。
検索エンジンは、豊富なコンテンツを提供するサイトを高く評価し、特に、情報量が豊富で詳細なページは、ユーザーにとって有益と見なされるためです。

対策としては、リニューアル前にコンテンツの再評価を行い、どのコンテンツが価値があり、どのコンテンツが不要かを判断することが重要です。価値のあるコンテンツは保持または更新し、不要なコンテンツは慎重に削除します。また、コンテンツ量が減ることを避けるために、新しい情報やリソースを追加し、全体のコンテンツ量を維持または増加させることが推奨されます。

内部リンクを大きく減らす

リニューアル時に内部リンクを大幅に減らすと、検索エンジンのクローリング効率が低下し、SEO評価が下がる可能性があります。
内部リンクは、検索エンジンがサイト内のページを発見しやすくするために重要であり、内部リンクが少ないと、クロールされないページが増えて評価が低下します。

対策としては、内部リンクを適切に配置し、主要なページ同士をリンクさせることで、検索エンジンがサイト全体を効率的にクロールできるようにすることが重要です。リニューアル後も重要なページに適切な内部リンクが残るように計画し、リンク切れがないかチェックすることも必要です。

robots.txtでクローラーを拒否する

リニューアル時にrobots.txtファイルを誤って設定し、検索エンジンのクローラーを拒否してしまうと、サイト全体がインデックスされなくなります。
robots.txtファイルは、検索エンジンのクローラーに対してどのページをクロールするかを指示するファイルです。誤った設定をすると、クローラーが重要なページにアクセスできず、評価が低下します。

対策としては、robots.txtファイルの内容をリニューアル後に確認し、重要なページが正しくクロールされるように設定することが必要です。Google Search Consoleのrobots.txtテスターなどのツールを使用して、設定が正しいか確認することも重要です。

削除したページが404エラーになってしてしまう

リニューアル時にページを削除し、404エラーが発生すると、ユーザーエクスペリエンスが悪化してSEO評価も低下します。
404エラーページが多いとユーザーがサイトを離れる可能性が高まるため、検索エンジンはユーザーにとって有益なコンテンツがないと判断した結果、評価も低下します。

対策として、ページを削除する場合は、関連するページへの301リダイレクトを設定し、404エラーを避けるようにすることが重要です。また、万が一404エラーが発生した場合でも、ユーザーが有益な情報を得られるように、カスタム404ページを作成します。このページには、サイト内の他の有用なリンクや検索機能を含めるとよいでしょう。

3:サイトリニューアルを考えるべきタイミング

サイトリニューアルを検討すべきタイミングは様々ですが、今回はよくある3点をご紹介します。

技術的な老朽化がみられる

ウェブ技術は急速に進化しており、古い技術を使い続けると様々な問題が発生します。
例えば、セキュリティの脆弱性が増大し、新しいブラウザやデバイスでの互換性が失われる可能性があります。また、新しい機能やプラグインを導入できないことで、競合他社に遅れを取るリスクもあります。
そのため、サイトが古いまま放置されている場合は注意が必要です。

ユーザーエクスペリエンスの向上を図りたい

ユーザーエクスペリエンス(UX)は、訪問者がウェブサイトをどのように感じ、どのように操作するかに直接影響します。モバイルフレンドリーなデザインや高速なページ読み込みは、現代のウェブサイトには不可欠です。ユーザーが快適に閲覧できるサイトは、コンバージョン率の向上だけでなく、SEO評価にも良い影響を与えます。

ビジネス戦略や目標の変化があった

会社のビジネス戦略や目標が変わると、それに伴いウェブサイトの内容やデザインも変更が必要になる場合があります。例えば、新しいサービスや製品の追加、ターゲット市場の変更、ブランドの再構築などが該当します。ウェブサイトがこれらの変化に対応していないと、ビジネスチャンスを逃す可能性があるため、リニューアルを検討するのが良いでしょう。

4:サイトリニューアルの業者選定のポイント

最後に、サイトリニューアルの業者選定で気を付けるべきポイントをお伝えします。

SEO対策などの技術面に強いか

技術面に強い業者を選ぶことで、リニューアル後のサイトが最新のウェブ技術を取り入れ、高いパフォーマンスとセキュリティを実現できます。仮に、リニューアルの費用やデザイン面(見た目)などだけで業者を選定した場合、セキュリティ対策などがしっかりと行われておらず、情報漏洩などによって結果的に企業は大きな損失を受けてしまう可能性もあります。
そのため、技術面に強い業者を選ぶことで、様々なリスクの回避と、ユーザーにとって安全で使いやすいサイトの提供が可能となります。

サイトリニューアルの実績が豊富か

豊富な実績を持つ業者は、様々な業界や規模のサイトリニューアルを経験しており、トラブルシューティングや最適なソリューションの提供に長けています。そのため、過去の成功事例を基に最適なアプローチを提案でき、リニューアルプロジェクトを成功に導く確率が高いです。また、自社と同じような業界の企業の実績があると、コミュニケーションがスムーズに進むなどのメリットも存在します。

運用までサポートしてくれるか

リニューアル後の運用サポートを提供してくれる業者を選ぶことで、サイトの継続的な改善とトラブル対応が可能になります。
サイトはリニューアルして終わりではなく、コンテンツの更新・運用が非常に重要となるため、アクセス解析などをもとに改善をし続けることでサイトの効果を発揮することが出来ます。また、問題が起こった際にも迅速に対応してくれることで、企業にとってのリスク回避にも繋がります。

5:まとめ

サイトリニューアルはSEO評価にとって、良い影響も悪い影響も与える可能性が存在しています。そのため、サイトリニューアルを行う際には、押さえておくべきポイントをしっかりと把握し、適切な手順で進める必要があります。しかし、SEO対策にはWeb制作の専門的な知識や技術も必要となるため、専門家に相談して進めるのが良いでしょう。

株式会社ブリッジコーポレーションでは、SEO対策を考慮したサイトリニューアルの実施が可能となります。また、リニューアルだけではなく運用のサポート体制も非常に充実しているため、成果を最大化するWebサイトのご提供が可能となります。
成果に繋がるサイトリニューアルをご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談下さい。

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また、SEOについてお悩みの方に向けてチェックポイントをまとめた、「SEOチェックリスト」もございます。以下の記事よりダウンロードください。

SEOチェックリストで確認!集客改善で気をつけたい基本項目

 

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