サイト制作秘話シリーズ 第5弾

不定期でお届けしている Web制作ドキュメンタリー『サイト制作秘話』。
今回ご紹介するのは、立命館学園を中心に教育・研究・学校運営をサポートする企業、株式会社クレオテック様のホームページ制作事例です。

目次

1.プロジェクト紹介
2.リニューアルの目的、ターゲット整理
3.サイトマップ・ワイヤーフレーム
4.デザイン
5.コーディング
6.システム実装
7.撮影
8.お客様からの声
9.ビジネス成果を出せるコーポレートサイトの完成
10.最後に

1.プロジェクト紹介

お客様について

株式会社クレオテック様は、学校関係業務の総合受託企業として、「学校施設管理、メンテナンス」「児童・生徒・学生サポート」「大学・学校の各種業務サポート」「ICTソリューションの推進」「大学図書館運営業務」などの5つの部門を持ち、幅広い分野で事業活動を展開しています。

案件について

サイトカテゴリ:ホームページ リニューアル
サイト制作の目的:これまで立命館学園の学園運営サポートをメインで行ってきていたが、今後は、他の大学にもやってきた仕事のノウハウを伝えていきたい。
そのためには人材が不足している。サイトの印象をよくして、採用数、採用問合せをあげていきたい。
また、他大学に人材派遣(大学内の教務部系、学生部、教学系)していきたいから
企業、大学からの問合せも増やしたい。
制作期間:8か月
URL:https://www.creotech.co.jp/

 

制作チームメンバー

クライアント:株式会社クレオテック
コンサルタント:植松 由惟
プランナー:三村 龍
プロデューサー:奥原 美穂子
デザイナー:川上 真由
フロントエンドエンジニア:進藤 美羽、片山 杏映、奥川 拓海
バックエンドエンジニア:田中 裕希、葉 成龍、岡本 大貴、田中 知也
ライター:宮下 知子
フォトグラファー:Grit 佐藤 佑樹 氏

 

2.リニューアルの目的、ターゲット整理

本件は企画コンペ方式で採用いただきました。
当社では、ターゲットを以下の3つに分解し、それぞれに対するゴール設計を行いました。

想定ターゲット・ニーズ

 

ターゲット ゴール
全国の大学、小中高学校 ・事業内容の認知
・外販対象顧客からの問合せ
・顧客情報の獲得
立命館学園の教職員、学生、保護者 ・事業内容を知ってもらう
・受託業務との連動
(発注代行・不動産業務 等)
求職者 ・人材採用の応募数増加 (主に中途)
・企業イメージ(ブランディング)の向上

 

また、ユーザー行動フローから課題を洗い出し、事業内容の認知拡大のためにコンテンツを増やすご提案を行いました。

 

当社が得意とするデータを用いたSEOキーワードご提案や既存サイトのアクセス解析分析など、様々な面から課題点をお伝えし、ご一緒に解決し、集客・ブランディングできるサイトづくりをご提案いたしました。

最終プレゼンでは10名を超える皆様の前で、担当営業 植松がプレゼンを行い、プランナー 三村がご不明点やご質問にきっちりと回答をし、プロデューサー 奥原がプロジェクト進行を牽引する姿勢をお見せし、ご発注いただく流れとなりました。

3.サイトマップ・ワイヤーフレーム

既存サイトでは、各ページが「部署軸」で作成されていました。
こと、外販においては、部署での構成では、”クレオテックができること”のすべては伝わりにくいと考え、
「サービス軸」に切り替えることを前提とし、ワイヤーフレームを制作していきました。

とはいえ、ビジネスの多くが立命館学園様のサポートであること、学園の学生や保護者もターゲットに入ることから、「事業紹介」と「ソリューション」という2つのページを設け、それぞれ「事業紹介=既存の立命館学園様のサポート+外販事業のご紹介」、「ソリューション=外販事業の中でご提供できるサービス」をお伝えできるように設計を進めていきました。

4.デザイン

あらゆるステークホルダーに事業内容を正しく伝え、事業発展につなげることをゴールとし、クレオテック様をどのようなデザインで伝えることが最適なのか、いくつか参考サイトをご覧いただきながら、クレオテック様と当社の間で協議を重ねました。

さらに、サイトデザインだけでなく、パンフレットデザイン、社内ハンドブックに掲載する作図もご依頼いただいたこともあり、紙媒体にも流用しやすい点をを意識したデザインにいたしました。

5.コーディング

教育に真摯な姿勢や誠実さを押し出したデザインにしたため、動きについては少し今っぽさや先進性をユーザーに体感してもらうため、パララックス等を採用いたしました。

 

6.システム実装

採用サイトにおいては、募集要項が更新されると自動でIndeedやGoogleしごと検索に反映されるような構築を行うことで、

拠点を複数もたれているクレオテックの皆様に運用していただきやすいシステムをWordpressで構築いたしました。

7.撮影

今回のリニューアルでは、立命館大学 朱雀キャンパス・衣笠キャンパスという2つのキャンパスで2日程に分けて撮影を実施いたしました。

Googleストリートビューを駆使し、撮影場所の選定や香盤表の作成などを行い、1日目の撮影後に2日目のキャンパスの事前ロケハンを行うなどし、制限内でスムーズな撮影をできるように努めました。

ロケハン

撮影が4月初旬であったこともあり、学内は学生で賑わっていましたが、社員の皆様のご協力もあり、フレッシュで華やかな撮影カットをサイトに添えることができました。

撮影カット

 

 

8.お客様からの声

旧ホームページでは会社の事業内容がわかりづらく、特に採用者に対して魅力を伝えることが難しい状況でした。
その課題を解決するため、新しいホームページでは働き方や事業内容を詳細に説明するセクションを設けるなどの工夫を重ねました。

制作プロセスでは、ブリッジコーポレーション様の製作チームとTeamsで製作方針や校正についてやり取りしながら
両社のチーム全体でターゲットオーディエンスのニーズを分析し、デザインや使いやすさを重視しました。

WordPressをベースにカスタムテーマに対応できるように制作し、会社のビジョンやサービスの詳細を簡潔かつ分かりやすく伝えることに注力しました。
また、PICKUPコンテンツはクレオテックとして今発信したい事を掲載できるようになりました。

制作中には様々な課題もありましたが、ブリッジコーポレーション様の製作チームの協力により一つ一つ解決していきました。
撮影時も当社の業務内容を理解していただくために、ロケ地にも足を運んで事前に確認していただきました。
当日はカメラマンをはじめ製作の方々が登場する社員がリラックスできるように接していただき良い写真を撮る事ができたと思います。

公開後の成果としては、採用者からも好評であり、サイトの訪問者数の増加し、平均滞在時間も延びました。
返答期間に遅れる事もしばしばありましたが、最後まで粘り強くお付き合いくださり、ブリッジコーポレーション様に製作を依頼して良かったと思っています。

今後は定期的な更新と新しいコンテンツ戦略の構築を通じて、ホームページのさらなる成長を目指したいので、ご協力をお願い致します。

9.ビジネス成果を出せるコーポレートサイトの完成

立命館大学様以外の各学校機関へサービス提供を開始されるに伴い、スタートしたコーポレートサイトリニューアル。
新規顧客からの問合せ件数の向上や採用情報ページの応募数の向上をKPIに置きながらも、リブランディングを意識した制作を行ってまいりました。

公開から1年が経ち、サイトの訪問数・ユーザー数は約6倍と大幅に増加しました。
SEOの成果もきちんと出ており、設定した2つのビッグキーワードでは、サイトリニューアル前は「順位無し」だったものが、「4位」「9位」を獲得しています。

前章で頂戴したコメントにもあるとおり、リニューアル後も、新規顧客獲得のためのWebマーケティングサポートや運用更新をご一緒し、ホームページが事業における役割や目的に沿って成果を出すため、提供価値の向上に必要な施策を行わせていただいております。

10.最後に

Web制作ドキュメンタリー『サイト制作秘話』シリーズの第五弾、いかがでしたでしょうか??
弊社では、このようにホームページ制作のスペシャリストが集結し、お客様の成果につながるホームページ制作をしております。
制作の裏側を知ると、サイトの見え方もまた違ってくると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた次のドキュメンタリーをお楽しみに!

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