企業や学校などの節目を記念したWebサイトが周年記念サイトです。周年記念サイトには、ブランディングや組織の認知拡大など、様々なメリットが存在します。
周年記念サイトを作成する際には、しっかりと作成の流れや各ステップのポイントを押さえておくことで、より魅力的な情報発信が可能となります。

本記事では、周年記念サイトを作成する流れやポイント、事例などを分かりやすくご紹介しています。現在、周年記念サイトの作成を検討されている方は、ぜひ参考にご覧ください。

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目次
1:周年記念サイトとは
2:周年記念サイト作成のメリット
-認知拡大
-ブランドイメージの向上
-組織内のモチベーションアップ
3:周年記念サイトの作り方
-サイトの目的を明確化する
-サイトの設計を考える
-実際にサイトを制作する
-公開・運用する
4:周年記念サイトの主なコンテンツ
-社員インタビュー
-企業年表
-記念動画
-今後のビジョン
-キャンペーン企画
5:周年記念サイトの事例
-株式会社三菱総合研究所
-株式会社タカラトミー
-キューピー株式会社
6:まとめ
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1:周年記念サイトとは

周年記念サイトとは、企業やブランド、学校などで活用されている、創業・設立から〇〇周年といった節目を記念する特設のWebサイトとなります。
周年記念サイトでは、これまでの歴史や感謝を発信することが多いです。
サイトを活用することで、多くの人に企業や学校の周年記念を広報することができ、ブランディングの向上にも繋がります。

2:周年記念サイト作成のメリット

周年記念サイトを作成することで、以下のようなメリットを得ることができます。

認知拡大

周年記念は頻繁に発生するイベントでは無く、一般ユーザーからの注目を集めることが出来る話題です。そういった情報を周年記念サイトで多くのユーザーに発信していくことで、企業の認知拡大に大きく貢献することが考えられます。

ブランドイメージの向上

周年記念サイトで積極的に情報発信を行うことで、ブランドイメージの向上に繋がります。
周年記念を行うということは長く続いている企業ということで、一般ユーザーや求職者などに対して、安心感や信頼感のある企業だとアピールが出来ます。
また、周年記念のタイミングで顧客に改めて感謝の気持ちを伝えることで、企業のファンを増やすことに繋がるでしょう。

組織内のモチベーションアップ

周年記念サイトは、企業や大学などの組織内にも好影響を与えることが考えられます。
周年記念を祝う際に顧客だけでなく、従業員など組織内の関係者にも感謝やこれまでの歴史を伝えることで、一人一人の帰属意識を高めたり組織全体に一体感を持たせることができます。
組織内のモチベーションが上がることで、結果的に組織の更なる発展に繋がるでしょう。

3:周年記念サイトの作り方

周年記念サイトのメリットや概要についてご理解いただけたかと思うので、ここからは作り方を解説します。

サイトの目的を明確化する

どのようなサイトでも、最初に目的を明確化しておくことはとても重要です。目的によってコンテンツやデザイン、設計などが大きく変わってくるためです。
たとえば、どんな人にこのサイトを見てもらって、どのような印象を抱いてもらいたいのか、もしくはどのような行動を取ってほしいのかといったように、具体的なイメージを考えておきましょう。また、目的と併せて目標を数値などで設定しておくと、サイトの成果が見えやすくなるでしょう。

サイトの設計を考える

前のステップで明確になった目的に沿って、実際のサイトの設計を考えていきます。
どんなコンテンツが必要なのか、またどういった優先順位で情報を見せていくのかということを決めましょう。周年記念サイトでは、ユーザーが楽しめる様々なコンテンツが用いられる事も多いです。周年記念サイトでの主なコンテンツについては、後ほど詳しくご紹介いたします。

実際にサイトを制作する

設計が決まったら実際にサイトを制作していきます。周年記念サイトは、先ほど解説したように、企業のブランディングや注目を集めるような役割もあるため、デザイン性を持たせると良いでしょう。
そのため、制作会社を選定する際には、実績サイトのデザインを確認しておくことも重要です。

公開・運用する

最後にサイトを公開・運用します。
公開前には、テキストの誤字や、フォームの動作など細かなところまでしっかりと確認しましょう。
ただし、公開ができたら終わりというわけではありません。周年記念サイトの効果を発揮するために、公開後の運用が非常に重要になります。まずは、多くの人に見てもらえるよう、企業サイトやSNS等で告知をして集客を行います。また、どんな人にどのくらい見られているのかなど、しっかりと周年記念サイトの数値も追っておくようにしましょう。

4:周年記念サイトの主なコンテンツ

ここからは周年記念サイトでよく活用されるコンテンツをいくつかご紹介します。

社員インタビュー

社員インタビューは、実際に企業で働く人の声をユーザーに届けるため、より企業のことを深く知ってもらうことができるでしょう。また、サービスや製品に掛ける想いを情緒的に発信することで、顧客育成の効果も見込めます。

企業年表

企業年表では、企業の歴史を年表形式で発信する、周年記念サイトの定番コンテンツとなります。年表形式で伝えることで、企業成長のスピード感や、これまで蓄積された歴史をわかりやすく訴求することができます。
また、長い歴史がある企業に関しては、その時の時代背景や関連のある出来事の年表と比較することで、ユーザーはより端的に情報が捉えやすくなります。

記念動画

記念動画はテキストや図などよりも、より情緒的に多くの情報をユーザーに伝えることができます。
製品の開発ストーリーや企業の歩みなどを動画で見せることで、ブランディングの効果が見込めます。また、短い動画であれば、SNSで投稿することでより多くの人に届けることが可能となります。

今後のビジョン

周年記念を経て、今後企業としてどうなっていきたいかを発信するコンテンツとなります。
企業の節目で新たな取り組みへの挑戦や、今後の展望を発信することで、更なる企業の成長性や将来性をアピールすることができます。

キャンペーン企画

特にBtoCの企業で多く用いられるのが、ユーザーが参加して楽しめるようなキャンペーン企画です。周年記念サイトと連動してキャンペーンを行うことで、何度もサイトへ訪問してもらえるような効果もあります。

5:周年記念サイトの事例

最後に周年記念サイトの事例をご紹介します。

株式会社三菱総合研究所 50周年記念サイト

株式会社三菱総合研究所 の50周年記念サイトの事例です。
50周年を踏まえた上での今後の展望や抱負が多く訴求されているのが特徴のサイトとなっており、企業の将来性や成長性が伝わってきます。

株式会社タカラトミー 100周年記念サイト

おもちゃを販売するタカラトミーの100周年記念サイトの事例です。
100周年記念アニメーションがサイト内にあり、様々な層のユーザーに企業の歴史をわかりやすく伝えるような工夫がされています。

キユーピー株式会社 100周年記念サイト

キユーピーの100周年記念サイトの事例です。
サイト内では、100周年を記念したコンサートの動画や、期間限定カフェなどの情報が紹介されており、サイト以外のキャンペーンも交えてユーザーが楽しめるように工夫がされています。

まとめ

周年記念サイトを作成する際には、しっかりと目的を事前に明確にしておくことが重要です。また、ユーザーを楽しませるようなコンテンツやデザインの企画など、様々な準備が重要になってきます。そのため、周年記念プロジェクトのご担当者様だけで、サイト作成をまとめるのはとても大変かと思います。そういった際には、ブランディングイメージの設計などからサポートしてくれる外部の業者に依頼するのが有効です。

ブリッジコーポレーションでは、サイト制作にとどまらずWebブランディングなどのご支援も可能となるため、周年記念サイトの企画・制作~運用まで全て一括でご相談ください。

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