Webサイトを持っているが、長年触らずに放置している状態となっている企業様はいらっしゃいませんか?

Webサイトは企業のビジネスにとても大きく影響を与える重要な役割を担っており、常に現状を把握して改善し続けることが必要です。また、サイト改善にはポイントや適切な流れがあるため、効果を出すためにはそれらの内容をしっかりと押さえておく必要があります。

そこで本記事では、効果の出るサイト改善を行うための具体的な流れや押さえておくべきポイントを解説しております。自社サイトの成果にお悩みの方は、ぜひ参考にご覧ください。

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目次
1:Webサイト改善の目的・重要性
2:Webサイト改善の基本的な流れ
-目的の明確化
-現状分析・把握
-課題の洗い出しと改善案の立案
-改善案の立案・実施
-効果測定
3:Webサイト改善を成功させるためのポイント
-ユーザー目線を忘れないようにする
-目的・ターゲットをはっきりとさせる
-感覚だけで行わずにデータを見る
4:Webサイト改善に役立つツール
-Google Analytics(グーグルアナリティクス)
-Google Search Console
5:まとめ
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1:Webサイト改善の目的・重要性

Webサイトは企業のビジネスを成功に導く大きな役割を担いますが、放置しているままでは成果を出すことは難しくなります。また、Webサイトが使いづらかったり、情報が古かったりすると、企業イメージに悪影響を与えてしまうということも考えられます。さらに、ビジネス市場や世の中の動きは常に変化するものであるため、それに対応するためにWebサイトは常に改善していく必要があります。

2:Webサイト改善の基本的な流れ

Webサイト改善の目的や重要性についてはご理解いただけたかと思いますので、ここからは具体的な流れをご説明します。

1.目的の明確化

まずはWebサイトの改善の目的を明確にする必要があります。例えば、「サイトからのお問い合わせ数を上げるため」「ブランドイメージの向上のため」「採用の強化のため」など、企業の課題によって異なったものが挙げられるかと思います。
目的がハッキリとしていなければ行うべき施策や改善の方向性がブレてしまうため、しっかりと確認しておきましょう。

2.現状分析・把握

目的が明確になったら、次にWebサイトの現状を分析・把握します。
Webサイトの現状分析と言うと、Google Analyticsのようなアクセス解析ツールや、SEO分析ツールなどを使用して数値的に分析する方法がイメージされやすいかと思います。ただ、その他にも実際のユーザーへのアンケートや競合サイトの分析なども、現状分析の手法に含まれます。

3.課題の洗い出しと改善案の立案

前のステップで行った分析データをもとに、課題を洗い出していきます。
課題の洗い出しで重視するべきポイントは、最初のステップで明確化した「目的」を常に意識することです。
「目的」の達成を阻んでいる課題は何かという視点で考えることで、課題が見つけやすくなるかと思います。

Webサイトの課題の例としては、以下のようなものが挙げられます。
・SEO順位が低く、サイトの集客数が少ない
・サイトの表示速度が遅い
・お問い合わせのボタンが目立ちづらい
・特定のページの離脱率が高い など

また、課題に対して「どのくらい改善する必要があるのか」という数値的な目標をこの段階で設定することで、次のステップでより具体的な改善案を立てることができます。

4.改善案の立案・実施

課題が見えたら、それに対する改善案の立案と実施を行います。

出てきた改善案をスピーディーに実行に移すためには、主に2つの視点で優先順位を付けることが重要です。
1点目は、作業にかかる費用・時間のコストです。自社のWeb担当者ですぐに出来るものなのか、それとも外部のパートナー企業に依頼する作業なのかなど、どのくらいのお金と時間が必要になるかを確認しましょう。
2点目は、その施策を実行することでどのくらいインパクトがあるかという事です。Webサイトの改善は地道に様々な施策を回していくことが必要ですが、施策によって与える影響は異なるため、最初に立てた「目的」の達成にどれが一番近いかという視点で確認しましょう。

そして、上記で付けた優先順位をもとにWebサイト改善のスケジュールを立て、それに沿って施策を順序的に実行していきましょう。

5.効果測定

Webサイト改善は施策を実行して満足するのでは無く、その後の効果測定が非常に重要です。施策実行から一定期間を挙げて効果を計測し、もし結果が良くなっていなければさらに新たな改善案を考えるといった様に、PDCAを回し続けることが必要です。

3:Webサイト改善を成功させるためのポイント

Webサイトの改善で結果を出すためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

ユーザー目線を忘れないようにする

Web改善を進めていく中では、企業目線だけでなく常にユーザー目線を忘れないようにしましょう。
Webサイト改善の目的を達成したい気持ちが強くなるあまり、情報を詰め込みすぎたり、過度な装飾をしたりなど、実際のユーザーにとっては利便性の悪いサイトになってしまうことも考えられます。
改善策などを考えていく中でつい企業目線になりすぎてしまいますが、ユーザー目線も意識して持っておくようにしましょう。

目的・ターゲットをはっきりとさせる

Web改善の流れの第一ステップでもお伝えしましたが、目的やターゲットを定めておくことはとても重要です。これらの情報は、目標数値や改善案、結果の分析など、どのステップにおいても軸となる指標になるため、常にプロジェクトメンバー全員で共有しておきましょう。

感覚だけで行わずにデータを見る

担当者の経験や感覚だけを頼りにWebサイト改善を進めるのでは無く、データに基づく根拠を明確にしましょう。
もちろん定性的な情報も重要にはなりますが、Webサイトの強みとして様々なデータを蓄積できる点が挙げられるため、そのデータもしっかりと活用するようにしましょう。

4:Webサイト改善に役立つツール

最後にWebサイトの改善に役立つツールの一部をご紹介します。以下でご紹介しているツール以外にもヒートマップツールやA/Bテストツールなど様々なものがございますので、ぜひ自社に合ったものをご活用ください。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google AnalyticsはGoogleが無料で提供するアクセス解析ツールで、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ツールを活用することで、セッション数・流入経路などのWebサイトへのアクセス状況や、CV数・クリック数・閲覧ページなどのサイトにアクセスしたユーザーの動きを解析することが可能です。
非常に多様なデータを見ることができるアクセス解析の代表的なツールであるため、まだ導入されていない企業様はぜひ導入をご検討ください。

また、Googleアナリティクスの分析に便利なルッカースタジオの解説を行っている以下の記事もございますので、こちらもぜひご覧ください。

【テンプレートあり】Looker StudioとGA4を連携してレポートを作成する方法

Google Search Console

こちらもGoogleが提供する無料のツールで、SEO面における分析に長けたツールとなっています。
上でご紹介したGoogle Analyticsは「ユーザーがサイトに入った後のデータ」を分析するのに対し、Google Search Consoleは「ユーザーがサイトに入る前のデータ」を分析することが出来ます。
具体的には、検索キーワードの表示順位・表示回数・クリック数などが計測可能となり、サイト集客に関する分析を行う為には必須のツールとなります。

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SEOチェックリストで確認!集客改善で気をつけたい基本項目

まとめ

Webサイトの改善では常に目的を明確にし、根拠を持って計画的に進めていくことが重要だとお分かりいただけたのではないでしょうか。そのためには、データ分析や課題抽出などの多くの準備が必要となります。また、Webサイト改善は一度やって終わりではなく、常にPDCAを回し続けることで効果を発揮することができます。
しかし、なかなか自社だけで分析や改善案の立案が難しいということもあるかと思います。そのような場合は、プロの業者に依頼するのがオススメです。業者は単純にデータ分析の技術だけでなく、様々なWebサイトを扱ってきた経験もあるため、プロならではの改善案も見つかるでしょう。

弊社ブリッジコーポレーションでも、Webサイト改善のサービスをご提供しております。データに基づく現状把握から改善案の立案・実施までトータルサポートが可能となります。Webサイトにお悩みをお持ちの方は、どんなことでもお気軽にご相談ください。

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