サイト制作秘話シリーズ 第4弾

不定期でお届けしている Web制作ドキュメンタリー『サイト制作秘話』。
今回ご紹介するのは、京都駅から徒歩5分に事務所を掲げる石黒健太税理士事務所様のホームページ制作事例です。

目次

1.プロジェクト紹介
2.サービス設計の見直し
3.SEOキーワード選定
4.ワイヤーフレーム作成
5.デザイン
6.コーディング
7.システム実装
8.プロジェクトメンバーのコメント
9.お客様からの声
10.ブランディングを意識した税理士事務所のホームページ制作

1.プロジェクト紹介

お客様について

石黒健太税理士事務所さまは、創業支援や中小企業の成長サポートをおこなっている税理士事務所です。
他税理士事務所のコンサルティングも手掛ける石黒健太税理士事務所は、「5年で1億円を達成する税理士事務所を増やす」をモットーにセミナーや勉強会を開催されています。

案件について

サイトカテゴリ:ホームページ リニューアル
サイト制作の目的:従来の税理士事務所の枠を超えた「顧問先企業の成長支援・未来創造支援」企業であることを明確に伝え、ホームページからの問い合わせを増やす
ターゲット:30代~40代 男性 経営者
制作期間:8か月
URL:https://ishiguro-tax.jp/

 

制作チームメンバー

クライアント:石黒健太税理士事務所 様
コンサルタント:下川 万季、真部 沙季
プロデューサー:奥原 美穂子
ディレクター:袖岡 舞子
アートディレクター:谷口 正樹
デザイナー:米川実果、大田 真梨子
フロントエンドエンジニア:吉川 直輝、片山 杏映、上馬場 草太、西川 武志
バックエンドエンジニア:田中 知也、葉 成龍、岡本 大貴、野崎 大樹
フォトグラファー:前田 奈海

 

2.サービス設計の見直し

ご提案時から色々とお話をお伺いする中で、創業支援から起業後の成長支援まで、懇切丁寧なサポート力をお持ちな石黒健太税理士事務所様の魅力をしっかりと打ち出すためには、サイト作成の前にブランディングやサービス設計の見直しが必要であると考え、石黒様とご一緒にサイトの方向性や目的、ターゲットの設定・ペルソナ設定を行いました。
そのうえで、それぞれのペルソナが抱えるお悩みや、税理士事務所に問い合わせされた起点など、ユーザー行動のシナリオをご一緒に考案する機会も設けました。
サービス区分においても、これまでは独自のサービス名を付けられていましたが、ペルソナが検索するであろうキーワードを入れた名称に変更するなど、サイト作成だけではなく、サービス設計のコンサルティングを行いました。
この過程をしっかりと取ることで、私たちの税理士事務所に対する事業理解も深まり、またホームページ制作を進める中で、目的がずれることなく進めることができました。

3.SEOキーワード選定

かねてよりブログでの集客に取り組まれていたので、過去2年間のアクセス数を見ても順調に流入を得ることができており、一定の集客が安定的に見込めるサイトになっていました。
そこで、当社ではすでに集客キーワードとして成立できているキーワード以外の部分で、成長思考の起業家をペルソナが検索でするであろうキーワードを探し、SEOキーワード選定を実施しました。

当社では、ホームページ制作において、集客は重要であると考えています。ホームページ制作に力をいれて、いくら良いデザインにしたとしても、誰も見ていなければ成果に繋がらないと考えています。
そのため、最適な集客施策をプランニングし、成果の出るホームページの運営を支援しています。

コーポレートサイトで有益な施策となるSEO選定のポイントについては、以下の記事でもご紹介しています。

コーポレートサイトにおけるSEO対策とは?流れと具体的施策を押さえて集客力アップ!

4.WF作成

問い合わせ獲得を最優先に、4つのペルソナ別の入口と各サービスへの導線をきちんと設計しました。
税理士事務所としても、多岐に渡る事業領域をファーストビューに配置し、初見で目的のメニューへ行けるようにすることで、ユーザーが迷うことなくサイトを回遊できるようにしました。

サービス詳細においては、それぞれの独自性と費用感をわかりやすく明記する形に変更し、各サービスからは事例や関連セミナーも表示させることで、ホームページからお問い合わせを獲得しやすいコンバージョンを狙った設計にしました。

このタイミングで採用サイトもご発注いただき、ディレクター 袖岡が情報設計から担当しました。
採用サイトにおいては、事務職ではなく、コンサルタント人材の採用を目指されていた点や、事務所の情報についてはコーポレートサイトでご確認いただけるので、1ページでフォームまで完結するサイト設計にしています。

5.デザイン

誠実さを彩度高めのビジュアルで信頼感・安心感・親しみやすさを写真で表現しました。
ビフォーアフターの下の写真を見ていただければ、一目瞭然。
石黒健太税理士事務所へのお問い合わせする前に、ユーザーの期待が醸成されるデザインになりました。

 

フォトグラファー前田氏によるプロフェッショナルな撮影が、サイトのクオリティをさらに高めています。
撮影では、石黒健太税理士事務所様のお客様にもお越しいただき、実際の打ち合わせ風景やお客様の店前での撮影にもご協力いただきました。
所員の皆様の写真では、自然体の笑顔を見せることに注力。懇切丁寧なサポート力を表現することに努めました。
一貫して、スタイリッシュでありながらも、メンバーみなさまの親近感や税理士事務所としての安心感も伝わるデザインになったと思います。

6.コーディング

税理士事務所サイトとなるとBtoCとイメージされやすいですが、あくまでBtoBがターゲットとなるため、情報の可読性や質が重要であると考え、ユーザーが行動を取りやすいようにすることを最優先にコーディングしました。SEO内部施策では、50を超えるチェックリストに則ったコーディングを行い、顕在層にささるSEOキーワードできちんと集客ができるサイト作成を目指しました。

7.システム実装

ブログでの集客に力を入れていらしたこともあり、旧サイトでは、WordPressに30近い数のプラグインが入っていました。

そのプラグインをひとつずつ紐解き、各プラグインのメリット・デメリットをお伝えし、リニューアル時に残す・残さないの判断をしました。
実装の際は、運用をご担当される方が運用更新しやすいシステム実装を心掛けました。
200件を超える既存ブログ記事の移行も実施し、SEOで順位を獲得しているブログを欠損しないような構築を行いました。

8.プロジェクトメンバーのコメント

営業

ご相談をいただいた際、率直に思ったのはもったいない!ということでした。 すごくいろんな施策をされているのにうまく活用できていなかったり、 お話をお伺いしたときの事務所の強みや人柄がサイトでは感じられなかったからです。 リニューアルをして、分かりやすいかつ信頼感、安心感を感じてもらえるようなサイト作成ができたと思います。 引き続き、WEBのパートナーとしてよい一層サイト活用のお手伝いができるように頑張ります。(下川)

プロデューサー

各サービスの特徴や魅力を細かくお伺いし、サイトマップ自体も提案時から大きく見直したり、全体の情報設計の旗振り役を担当しました。

元々、広告用LPもご発注いただいていたのですが、サービス設計の見直しした内容を踏まえ、かつ、リスティング広告のキーワード調査や競合調査をし直した結果、
LP作成は不要で、サービス詳細ページを広告のランディング先として設定し、リスティング広告を回す方が有用であり、お客様の課題解決に対して効果的であると考えました。

その代わりとして、サービスページのボリュームを大きくすることをご提案をしました。
このご提案はホームページ制作会社としては売上としては減る可能性もあったり、一度ご提案したものを取り下げることにより信頼性が落ちてしまうかもしれないので、ある種の”賭け”のようなものであったのですが、お客様の本質的な課題に向き合い、成果に繋がることを最優先に考えるという、自分が大事にしたいと考えている姿勢を貫くことができました。

リニューアル前からSEOで順位が取れているブログも多く、新規SEOキーワードの選定にはかなり苦戦したのですが、実際に期待していたSEO効果もでており(リニューアル後、検索順位1位表示のキーワードがたくさんできました)、ホームページ経由でのお問い合わせも増えているとお伺いし、プロデューサー冥利につきるプロジェクトになりました。(奥原)

プロジェクトリーダー

コーポレート・採用サイトのディレクションを担当しました。
主にコーポレートサイトではさまざまなサービスをどう分かりやすく打ち出していくか、
採用サイトではサイトを通して、採用のミスマッチを防げるかを考え設計しました。

最近では公開後のお打合せでWebサイト使って経営に役立てる方法を一緒に考え、
石黒健太税理士事務所さまの発展と共に私自身も成長させていただいたプロジェクトとなりました。(袖岡)

デザイナー

コーポレートサイトのデザイン、採用ページのアートディレクション、素材の撮影ディレクションを担当しました。
撮影ディレクションでは事務所を飛び出しほぼ丸1日、石黒所長とあちこちを巡り、様々なカットを撮影しました。
道中で多岐にわたりたくさん石黒所長の思いや、課題意識を自然な形でヒアリングできたことはデザインするうえでの大きなプラスになっています。
スタッフのみなさまにもご協力いただき、素のかんじというか元気で和気あいあいとしたポジティブなイメージがよく出ていると思います。
通常、こういった撮影ではみなさんどこかぎこちなく、表情がほぐれてくるまでにかなり時間を要したりするのですが、事務所スタッフの方数名が『笑わせ役』を買って出てくださり、笑いの絶えないというかたびたび『爆笑』が起きちゃうくらいの稀有な現場となりました。
圧倒的感謝。(谷口)

コーダー

コーディングでは、使いやすさ・見やすさを意識しながらサイト作成を行いました。
採用サイトはコーポレートサイトとまた違う印象で、どうすればスタイリッシュさや強みを伝えられるかかなり試行錯誤しましたが、デザイナーと沢山相談して、結果的にとてもいいサイトに仕上がったと思うので沢山の方に見ていただきたいです! (片山)

9.お客様からの声

まずは、ブリッジコーポレーションの皆様、サイト作成いただきありがとうございました。
8か月間に渡り色々な要望や思いを話させて頂き、ご迷惑やお手数をかけたと思いますが、満足のいくサイトが完成して嬉しく思っています。

弊社は開業7年目の税理士事務所になります。
開業1年目に事務所ホームページは制作していたのですが次のような課題感から今回のホームページリニューアルを依頼させて頂きました。

・開業より年数が経ち、サービスメニューや事務所の特色が変化してきた
・WEB集客の施策を色々行っているが、成約までうまくつながっていない
・事務所の雰囲気や従業員の顔が見えるサイトにしたい

5社ほど比較検討させて頂き、最終的にブリッジコーポレーションさんに依頼することに決定しました。
決定した理由は次のような点です。

・提案頂いている内容が、単なる施策やデザイン性だけでなく、私の思いや事務所のビジョンを伝えるための内容になっている
・同じ京都市で事業をされており、相談しやすい
・チームで対応してもらえる安心感がある

実際にサイト制作やサポートして頂いている中でも、上記の点でとてもよかったと感じています。
こちらの依頼する事項にあわせてそれぞれの担当の方が適切に対応してもらえましたし、打ち合わせを対面でしてもらえてコミュニケーションもスムーズに取れました。
関わる方が多いので、名前を覚えるのは大変でしたが(笑)色々な方と関われたことや意見を頂けたことはありがたかったです。
また、サイトの内容についても、経営理念やペルソナから詳細にヒアリングして頂いたうえでサイトの構成を提案頂き納得のいくホームページ制作をすることができました。

想いが色々あり、いろんな話をしてしまう癖があるのでだいぶ大変だったと思いますが、きれいにまとめて頂き大変助かりました。
これからは運用の面でサポート頂く予定でおります。より多くの方に弊社の魅力を伝えられるようこれからもサポート頂ければ幸いです!

10.ブランディングを意識した税理士事務所ホームページ制作

サービス設計とSEO戦略を通じて、石黒健太税理士事務所のブランドイメージを新たに定義しました。ターゲットに合わせたブランディングで、サイトの訪問者との強い繋がりの構築にも成功しています。

公開から3か月・半年経ったタイミングで、成果の確認や課題のヒアリングをさせていただき、継続的にホームページをWebマーケティングの起点として活用いただけるようなサポートを行っています。

このシリーズで描かれる制作の裏側は、ただ技術を紹介するだけでなく、人間関係やコミュニケーションの重要性も浮き彫りにしています。次回もお楽しみに!

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