ホームページは公開して終わりではなく、公開後の保守運用が非常に重要になります。
何となく必要なのはわかっているが、「具体的に何をするのかわからない」「今の保守運用が正しいのかわからない」との疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、ホームページにおける保守運用の内容から、外部委託する際のポイントまでを解説します。これからホームページを立ち上げる方にも、現在、保守運用中の方にも役立つ記事となっておりますので、ぜひご一読ください。
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目次
1:ホームページにおける保守運用とは?
-ホームページにおける「保守」
-ホームページにおける「運用」
2:ホームページの保守運用における具体的な内容
-ドメイン・サーバーの更新
-SSLサーバー証明書の更新
-バージョンアップ作業
-外部サービスの仕様変更への対応
-コンテンツの更新
3:ホームページの保守運用を外部委託する際の注意点
-ブリッジコーポレーションの保守運用
4:ホームページの保守運用は専門家に依頼しましょう
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1:ホームページにおける保守運用とは?
「保守運用」とはホームページの公開後、正しく効果を出し続けるために点検・修正や改善を行うことを指します。
なぜこの保守運用が必要になるのかと言うと、例えば公開後にアクセス数が伸びないのであれば、情報を更新したり、導線を見やすく変更したりなどで対策をとることができます。また、ホームページを運用する中で、サーバーの障害が発生したりなどのトラブルも考えられるため、それを事前に予防したり、すぐにトラブル対応ができるような体制を構築しておくことが有効となります。
また、「保守運用」という言葉は、「保守」と「運用」の2つが合わさったものであり、以下の通りに定義されることが多いです。
ホームページにおける「保守」
「保守」とは、「ホームページやシステムが正常の状態を保ち、問題なく利用し続けられるようにすること」です。
予期していないトラブルが発生した際に行う素早い復旧作業や、事前に「トラブルや障害を起こさないための対処」が該当します。
ホームページにおける「運用」
「運用」とは、「ホームページやシステムが事業における役割や目的に沿って成果を出すため、提供価値の向上に必要な施策を行うこと」です。
ホームページの情報更新作業やユーザーサポートなどが該当します。
マーケティング視点では「Webサイトのコンサルティング」も含まれるでしょう。
つまり保守運用とは、ユーザーがホームページを快適に利用するため、また企業側はホームページで成果を得るためにとても重要なことだと言えます。
2:ホームページの保守運用における具体的な内容
ホームページにおいて保守運用がとても重要だということはご理解いただけたかと思いますので、ここからは具体的な作業の一部をご紹介いたします。
ドメイン・サーバーの更新
ホームページを運用し続けるためには、契約しているドメイン・サーバーの定期的な更新が必要となります。
まず簡単にドメインとサーバーについて解説しておきます。
ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、ホームページの在り処を示す必要不可欠な存在です。ドメインには「.co.jp」「.com」「.org」などさまざまな種類があり、年間契約で料金を支払うパターンが多いです。
サーバーとは、サイトのファイルやデータを保管しており、ユーザからの要求に応じて情報や処理結果を提供する役割を担うものです。サーバーが無ければホームページを作成してもユーザーに届けることができないため、こちらも非常に重要な存在です。
ドメインやサーバーには多くの場合契約期間や有効期限があるため、更新を怠って期限を過ぎるとホームページが表示されなくなり、大きな問題となります。そういったことを防ぐためにしっかりと更新作業は行いましょう。
SSLサーバー証明書の更新
SSLサーバー証明書においても、ドメイン・サーバーと同様に更新作業が必ず発生します。
SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを指し、SSLサーバー証明書とは、このデータの暗号化通信を行うために必要な電子証明書です。
SSL化はホームページのセキュリティ面において非常に重要であり、SSL化がされていないホームページは、パスワードやログインIDなどが盗まれたりする危険性があります。
以前までは、サーバーやドメインとは違い、有効期限が切れてもホームページが見れなくなることは無かったのですが、現在においては安全でないホームページと見なされてエラー表示になり、ホームページそのものの表示がされなくなるケースもあります。
バージョンアップ作業
CMSなどを導入している場合、脆弱性への対応や利便性の向上などを目的として不定期的にバージョンアップがあります。バージョンアップの作業自体はボタンをクリックするだけで簡単にできるCMSもありますが、気軽にバージョンアップを実施することはとても危険です。
CMSには便利に利用するためのプラグインが導入されていることも多く、CMS本体はバージョンアップできてもプラグインが最新バージョンに対応出来ておらず、不具合が発生してしまうケースもあります。
外部サービスの仕様変更への対応
自社で管理しているホームページの範囲以外に、外部サービスの仕様変更によって一部機能が利用できなくなるというパターンもあります。
連携方法などの変更によって引き続き機能が利用できれば良いですが、機能そのものやサービス自体が終了した場合は、改修が必要となってきます。
コンテンツの更新
こちらはホームページの運用において本当に基本的な項目になりますが、やはりコンテンツを更新し続けるということはとても重要です。
コンテンツを更新することでホームページに訪れるユーザーに最新の情報を届けるということはもちろんですが、ホームページ内のコンテンツを充実させていくことで、SEOにおいても効果が期待できます。
3:ホームページの保守運用の管理を外部委託する際の注意点
ここまで保守運用で必要となる作業をいくつかご紹介しましたが、これらの作業を自社内で行うとなると多くのリソースと知識力・技術力が必要になるかと思います。
そこで、保守運用は制作会社などに外部委託する企業様が多いかと思いますので、委託する際の注意点をお伝えします。
まずホームページの保守運用を外部委託する場合は、対応可能範囲をしっかりと確認するようにしましょう。
具体的には、セキュリティ面(保守面)とマーケティング面(運用面)の両方に精通している会社が望ましいです。ホームページについて一貫して対応が可能となることで、多くの会社とやり取りする必要が不要となり、外部コミュニケーションを効率化出来ることがメリットとなります。また、全ての領域における知識がある会社に依頼することで、セキュリティからホームページ内のコンテンツ、SNSや広告の活用など、ホームページの効果をより高める提案を受けることができます。
また、保守運用は委託先の会社と長い付き合いになるため、安心感や信頼感といった観点で業者を選ぶことも必要です。
ブリッジコーポレーションの保守運用
弊社でも、多くの企業様から保守運用のご契約をいただいております。
具体的な内容については、下記の幅広い領域で対応が可能であり、お客様のご要望やご予算に応じて、メニューを適宜カスタマイズいたします。
・システム保守:システムやCMSに関わる保守作業を実施
・コンサルティング:サイトの解析データを基に現状把握・サイト改善をサポート
・サイト運用:サイトの更新・改修を実施
・ドメイン/サーバー/SSL:サイト運営に必要なドメイン/サーバー/SSLの管理
サービスページは以下となります
https://web.bridge-net.jp/service/maintenance/
4:ホームページの保守運用は専門家に依頼しましょう
ホームページにおける保守運用の内容や必要性についてまとめました。保守運用には幅広い知識と技術が要求されるため、専門のWeb制作会社に依頼するのがおすすめです。
ブリッジコーポレーションは、創業から27年の間で多くの企業様ホームページの保守運用をサポートさせていただいた実績がございます。保守運用に関してどのように依頼したらよいか分からない場合や、既存業者からの乗り換えをご検討の場合はご相談に乗りますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
当社のWebサイト運用・保守管理サービス詳細はこちらからご確認ください。
https://web.bridge-net.jp/service/maintenance/