ブランディングサイトは商品や企業の認知拡大・ブランドイメージ向上において、非常に大きな役割を担います。

今回はそんなブランディングサイト制作の際のポイントや手順について、制作実績の豊富な弊社がお伝えいたします。これからブランディングサイト制作をお考えの方は、是非ご一読ください。

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目次
1:ブランディングサイトとは
2:ブランディングサイト制作の目的
3:ブランディングサイトと企業サイト・ECサイトとの違い
4:ブランディングサイトの制作手順
5:ブランディングサイト制作のポイント
6:ブランディングサイトの事例
まとめ
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1:ブランディングサイトとは

ブランディングサイトとは、自社のサービスや商品についての情報を発信し、企業が伝えたいブランドのイメージをユーザーに訴求するためのサイトを指します。ブランディングサイトを使って効果的なアピールをし、自社ブランドに付加価値を加えることで、最終的には購買行動を促進できます。
ブランディングの手法としては、他にキャンペーンやテレビCMの活用など様々なものがありますが、近年ではブランディングサイトを活用してブランディングを図る企業が増えています。

2:ブランディングサイト制作の目的

ブランディングサイトを制作する目的を3つのポイントでご説明します。制作のメリットをご理解いただけるかと思いますので、ブランディングサイト制作にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

ブランドへの支持を高める

ブランディングサイトの1番大きな役割として、ブランドへの支持を集め、愛着を持ってもらうことが挙げられます。自社商品やサービスへ愛着を持たせることで、他社よりも高い価値を感じさせ、リピート化させることができます。つまり、有効なブランディングサイトは結果的に安定した収入を得ることに繋がります。

ブランドの認知度を上げる

ブランディングサイトにおいて、ブランドの認知度を上げることも重要な役割の1つとなります。
企業サイトでブランディングを狙うことも考えられますが、企業に関する情報を載せるだけでは効果が薄いです。特に強くアピールしたい・売りたい商品を前面に出したり、サービスや商品に即したイメージのデザインにできるブランディングサイトの方が、より効果を高めることができます。

購入を促進する

ブランディングサイトでは、サービスや商品の価値を訴求することが主な役割となっておりますが、最終的には購入意欲を促進する役割も担っています。ブランディングサイトで良い印象を与え、そこからECサイトなどへ誘導することが可能となります。そのため、商品が購入できるサイトなどへの導線をしっかりと設けた設計にすることが必要となります。

3:ブランディングサイトと企業サイト・ECサイトとの違い

一般的に企業が所有するサイトとして、企業サイトやECサイトをまず思い浮かべる方も多いかと思います。そこで、ブランディングサイトと各サイトの違いをお伝えします。

ECサイトとの違い

ECサイトは、自社商品を販売して購入してもらうことを目的としており、検索機能やカート機能など、「買いやすさ」を考慮した設計となっております。
つまり、ブランディングサイトでは商品の世界観やイメージを伝えることに重点を置き、ECサイトでは素早く購入できる便利さに重点を置くことが一般的です。

企業サイトとの違い

企業サイトとは、その名の通り会社についての情報を発信し、紹介するサイトとなります。つまり、ブランディングサイトでは「商品」や「サービス」についての情報発信をメインとしており、企業サイトでは「会社」についての発信をメインとしているという違いがあります。

ここでは各サイトとの違いを述べましたが、企業サイトやECサイトにブランディングページを用意することなどもあるので、サイト制作にかける予算や目的に沿って、統合するのか別で作るのかを検討する必要があります。

4:ブランディングサイトの制作手順

ではここからは、実際にブランディングサイト制作の手順をご紹介します。
ブランディングサイトの制作を検討されている方は、流れを把握しておくことで、制作会社への依頼がスムーズに行えるかと思います。

①ブランドイメージを決める

まずは顧客に与えるブランドイメージを決定する必要があります。例えば「高級」「安心」「清潔感」など様々なものが挙げられるかと思います。
もちろん企業側が顧客に対して与えたい印象も大切ですが、訴求するブランドイメージと実際の商品に乖離がある場合、顧客が落差を強く感じてしまうことに繋がります。ですので、顧客がすでに抱いているイメージなども踏まえて決定することが重要です。

②ビジュアルを設計する

ブランドイメージが決まったら、それに沿ってブランディングサイトのビジュアル設計を行います。ブランディングサイト内では、アイコンやロゴ、キャッチコピー、全体のレイアウトなど、細部に至るまで統一感を意識する必要があります。

③ブランドを構築のための体制を整備

顧客に与えるブランドイメージは、ブランディングサイトだけが影響しているわけではなく、サポート対応や商品の品質など、様々なものが関わっています。
実際に商品やサービスの購入までは、サイトだけで完結しない場合もあり、問い合わせ対応や店舗接客など、他の場面まで徹底して顧客満足を意識する必要があります。つまり、ブランド構築においては、他部署との連携も必須です。

④ブランディングサイトの運用

ブランディングサイトは作って終わりではなく、他のWebサイトと同様に、その後の運用がとても重要になります。
具体的には、アクセス解析ツールなどを利用して効果測定を行い、それに伴うサイトの改善をしたりなどが挙げられます。またその他にも、新商品のリリースに合わせて情報を新しくするなど、常に新鮮な情報を提供していく必要があります。
また、サイトへの集客力があまり出来ていない場合は、Web広告を始めるなどの工夫も出来ます。

5:ブランディングサイト制作のポイント

上記でブランドサイト制作の手順はご理解いただけたかと思いますので、ここからは制作の際のポイントをご紹介します。

ターゲットを明確にする

ブランディングサイト制作では、最初にターゲットを明確にすることが重要となります。いくらデザインやコンテンツが凝っていたとしても、ターゲットとずれているサイトであれば、訴求力は弱くなります。
ターゲットの明確化においては、市場調査や競合分析、顧客分析など、様々なデータを用いて行うことで、より精度の高いターゲット設定が可能となります。

ブランドイメージとズレが無いように確認する

上の章で記載した通り、ブランディングサイト制作では、最初にブランドイメージを固めてそこからビジュアル設計を行います。ブランディングサイトの作成中に固めたブランドイメージとズレがないかどうか、こまめに確認する必要があります。細かな部分にもランドイメージに沿って一貫性が保たれているかどうか、俯瞰的に見るのが有効です。

オリジナルな情報の発信

企業サイトには無い、ブランディングサイトでしか受け取れない情報や体験など、オリジナル性のあるコンテンツが必要となります。
また、ブランディングサイトを持つ企業は多くなってきており、競合と同じ様なサイトを作っても埋もれてしまいます。自社商品が競合には無い独自のポイントがある場合それを前面に出したり、または他社比較をして違いを訴求することが有効です。

ユーザーの視点を意識する

ここまで、ブランディングサイトは自社のブランドイメージに沿って制作することが大切だと述べてきましたが、自社が訴求したい情報を一方的に載せるだけではユーザーには響きません。「ユーザーが何を知りたいのか」という目線をしっかりと踏まえ、ユーザーにとって有益な情報を伝えられるよう意識しましょう。

6:ブランディングサイトの事例

ここからは、実際のブランディングサイトの事例をご紹介します。制作の際に参考にしていただければと思います。

「コクヨのヨコク」コクヨ株式会社

文具や家具を取り扱うコクヨ株式会社のブランディングサイト「コクヨのヨコク」です。
企業がこれから事業を通じて何を成し遂げていくのかというメッセージを、「コクヨのヨコク」というキャッチコピーに込めて訴求されています。コピーやデザインから、企業の今後にワクワクする印象を与えています。

日清食品

インスタント食品でよく知られる日清食品の事例です。
日清食品は主力商品のブランドサイトを独立したドメインで複数持っています。各サイトで世界観や構成が全然違ったものになっており、しっかりと独自のブランドイメージが確立されている印象です。
各商品ごとのファン化を図ることで、日清食品全体のブランドイメージを上げることにも繋がります。

「ロイカ」旭化成株式会社

ブランディングサイトはBtoCのイメージが強いかと思いますが、こちらはBtoB事業での事例となっています。ブランドイメージをユーザーに端的に伝えるため、画像を大胆に用いたデザインとなっています。また、「ブランドについて」のコンテンツでは、ブランドストーリーが発信されており、歴史やこだわりを感じることができるようになっています。

まとめ

ブランディングサイトの制作ポイントや流れについてお伝えしましたが、ご理解いただけましたでしょうか。ブランディングサイトは企業の認知拡大・ブランドイメージ向上において、非常に大きな役割を担い、最終的には売上拡大にも繋がるかと思います。
弊社でもブランディングサイト制作の実績がございますので、制作をお考えの方はどんなことでもお気軽にご相談ください。

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