弊社のお客様からIT導入補助金に関する下記のようなお問い合わせをよくいただきます。
・IT導入補助金を使ってホームページ作成はできる?
・IT導入補助金の申請方法がわからないので教えてほしい

ですので、今回は上記のような疑問をお持ちのご担当者様に向けて、IT導入補助金をホームページ作成で活用する方法と申請するための条件や流れについて、IT導入補助金支援事業者である弊社が徹底解説します!

IT導入補助金を利用してホームページ作成を検討中のご担当者様はぜひ最後までご一読ください。

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目次
1:IT導入補助金とは
2:IT導入補助金をホームページ作成に利用する方法
3:IT導入補助金のメリットと活用事例
4:IT導入補助金申請の流れ
5:IT導入支援事業者への相談
6:まとめ
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1:IT導入補助金とは

IT導入補助金とは、経済産業省外局の中小企業庁が実施している補助金制度のうちの1つです。 事業者の生産性や売上の向上などを目的とし、ITツールの導入に対して適用される補助金となっています。

2022年度より、これまでの「通常枠(A・B類型)」に「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型・複数社連携IT導入類型)」が加えられました。IT導入補助金としては同じとなりますが、補助金額や補助対象が異なるため、導入を検討している場合は注意する必要があります。しかし、IT 導入補助金を活用するには「IT導入支援事業者」の申請サポートを受けることで、知識が少ない方でも安心して申請することが出来ます。

IT導入補助金の種類

IT導入補助金には大きく分けて以下の4種類に分類されます。

・通常枠(A・B類型)
→いずれも生産性向上を図ることを目的としており、勤怠や会計の管理に関するソフト、発注や決済に関するソフト等幅広いシステムが対象となっています。A類型とB類型は導入するITツールで行える業務プロセスの数で変わります。A類型は1つ以上、B類型は4つ以上と規定されています。

・デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
→通常枠からさらにインボイス対応や企業間取引のデジタル化を推進した枠であり、会計・受発注・決済・ECの機能を持つソフトウェアが対象となります。

・セキュリティ対策推進枠
→セキュリティ対策推進枠はサイバーセキュリティ対策の強化が目的として、指定のサービスを導入した際に適用されます。

IT導入補助金を利用できる対象企業

IT導入補助金は中小企業と小規模事業者の企業発展を助けるための制度となっており、利用できる対象企業に対しては明確な定義が設けられています。

定義については業種と資本金・従業員数によって分けられていますので、詳しくは下記の公式ホームページにてご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/applicant/subsidized-works.html

IT導入補助金の申請スケジュール

IT導入補助金2023のスケジュールについて、現時点で確定しているものは以下になります。

■通常枠・セキュリティ対策推進枠
1次締切分:2023年4月25日(火)17:00
2次締切分:2023年6月2日(金)17:00
3次締切分:2023年7月10日(月)17:00
4次締切分:2023年7月31日(月)17:00

■デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
1次締切分:2023年4月25日(火)17:00
2次締切分:2023年5月16日(火)17:00
3次締切分:2023年6月2日(金)17:00
4次締切分:2023年6月20日(火)17:00
5次締切分:2023年7月10日(月)17:00
6次締切分:2023年7月31日(月)17:00

■デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)
1次締切分:2023年7月10日(月)17:00
2次締切分:2023年7月31日(月)17:00

2:IT導入補助金をホームページ作成に利用する方法

IT導入補助金を活用してホームページを作成する方法についてですが、結論から述べるとホームページ作成費用のみで補助を受けることは不可能です。
理由としては、これまでに記載している内容の通りです。IT導入補助金の目的は企業の売上や生産性の向上、業務効率化などであり、通常の企業ホームページの作成はそれらに直接関係しているとは言い難いため、対象外となってしまいます。

では、どのようにしてホームページ作成でIT導入補助金を活用するのかと言うと、そのホームページ内で業務効率化や売上向上に役立つITツールを活用します。
例えば、ホームページを制作する際には、営業活動の効率化・売上アップ・集客力アップなど、様々な目的があるかと思います。補助金の対象となるITツールには、これらの目的をサポートするITツールが存在しており、例えば予約システムや売上管理システム、集客ツールなどが挙げられ、それらを補助金対象として、申請すれば良いのです。

また、単なる企業ホームページの作成では補助金対象外と記載しましたが、ECサイトは売上に直結するため、IT導入補助金の対象となります。IT導入補助金を活用したECサイト制作をお考えの方はぜひご相談ください。

3:IT導入補助金のメリットと活用事例

これまで説明したように、IT導入補助金は中小企業や小規模事業者のデジタル化を促進するための財政支援です。この補助金を活用することで、企業はECサイトの作成や効率的な業務システムの導入を経済的に行うことが可能になります。

経済産業省が公開しているデータによると、補助金を活用した企業は、業務効率化や売上増加などの経済的利益を享受しています。特に、コロナ禍での非対面取引の増加は、デジタル化の重要性を強調しています。

例えば、あるアパレル企業は、補助金を利用してECサイトを刷新し、オンラインでの売上が前年比50%増加しました。別の事例では、製造業の企業が業務管理システムを導入し、作業時間の25%削減に成功しています。

IT導入補助金を活用することで、企業は経済的な負担を軽減しながら、ビジネスの成長を加速することができます。

4:IT導入補助金申請の流れ

IT導入補助金を利用するためには申請が必要となり、流れは下記の通りになります。

1、ITツール選定: 事業に最も適したITツールを慎重に選択します。ここでは、業務の効率化や売上向上に貢献するツールが理想的です。

2、IT導入支援事業者と相談: IT導入支援事業者と相談し、申請戦略を練ります。支援事業者は書類の準備から提出戦略までサポートします。

3、申請書類の準備: 事業計画、見積書、導入ツールの詳細など、必要な全ての書類を集め、正確に記入します。

4、交付決定の受領: 事務局に申請書類を提出し、交付決定を待ちます。この段階では、審査の進捗に注目し、必要に応じて追加情報を提供します。

5、ITツールの導入: 交付決定後、契約を結び、ツールを発注します。導入は計画に従って進められ、補助金の対象となる費用に関する注意が必要です。

6、事業実績報告: ツール導入後、その影響を分析し、事業実績報告書を作成します。この報告書は、補助金の最終的な交付額を決定するための重要な資料です。

7、補助金の交付: 事業実績報告が承認されると、補助金が企業に交付されます。交付時には支払いの証明が求められる場合があります。

8、事業実施効果の報告: 最後に、導入したITツールが事業にどのような効果をもたらしたかを詳しく報告します。効果の報告は、成功事例として将来の申請者への参考情報となります。

5:IT導入支援事業者への相談

上記で述べたように、IT導入補助金を申請するためには、国指定のIT導入支援事業者への依頼が必要です。IT導入補助金は導入する企業が単体で行うのではなく、IT導入支援事業者と協力して申請します。
そのため、IT導入支援事業者の選択が非常に重要であり、親身になって相談に乗ってくれそうか、導入支援の実績が豊富かなどを基準に選ぶと良いでしょう。

6:まとめ

IT導入補助金の概要や流れについてはご理解いただけましたでしょうか。
弊社、株式会社ブリッジコーポレーションも2023年のIT導入支援事業者に認定されており、さらに2020〜2022年の実績をもとにサポートをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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