皆さんは会員制サイトという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
会員制サイトはクローズドサイトとも呼び、会員の人だけがアクセスできたり、一般のユーザーと会員のユーザーで見ることができるコンテンツを出し分けたりすることができます。

会員制サイトには多くのメリットや活用シーンがありますので、本記事では会員制サイトの構築実績を多数持つ弊社が徹底解説します。

また、現在会員制サイトの構築をお考えの方や会員制サイトについて相談したい方は、お気軽に問い合わせフォームよりご連絡ください。

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目次
1:会員制サイトとは
2:会員制サイト構築のメリット
3:会員制サイトの活用シーン
4:会員制サイト構築に必要な機能
5:会員制サイトの構築方法
6:会員制サイト構築のポイント
7:会員制サイト構築の費用
8:会員制サイトの導入事例
まとめ
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1:会員制サイトとは

会員制サイトとは、会員のユーザーだけに限定して情報を発信したり、会員同士のコミュニティの場として活用したりするWebサイトのことを言います。
そんな会員制サイトは大きく2つのパターンに分けることができます。会員のユーザーのみが全ページの閲覧・利用ができるタイプと、会員でないユーザー(非会員)も一部のページが閲覧・利用できるタイプの2つです。
このように会員制サイトでは顧客に応じて情報を出し分けできるため、会員と深いコミュニケーションをとることができ、企業やサービスのファン化に繋げることができます。

2:会員制サイト構築のメリット

会員制サイトを構築することで得ることができる主なメリットを3つ紹介します。現在会員制サイトの構築にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

顧客と深い関係を築ける

会員制サイト構築の1つ目のメリットは、前の章でも述べたように顧客と深い関係構築ができる点です。
通常のサイトでは多くの人に情報を伝えることができますが、伝えられる内容は全ユーザーに対して同じものになります。

一方で会員制サイトは、個人に向けた情報を発信できることで、特別感を出すことができます。具体的には、ログインしたときに表示されるマイページや「こんにちは」といったメッセージなどがイメージしやすいかと思います。
また、コンテンツの内容も限定した顧客のみに向けたものにすることで、ほかの顧客との差別化につながります。
それぞれの顧客に対する特別なコミュニケーションによって関係性を深めることができ、顧客のファン化に繋がります。

ブランディング

会員制サイトは上記でも述べたように特別感を演出できるため、その特徴を活かしてブランディングにも活用できます。会員にならないと得ることができない特別感や付加価値により、自社のサービスや商品のブランド力が高まります。

安定的に利益を得る

有料の会員制サイトを構築すると、継続的に利益を得ることができます。
自動で定期的に決済される仕組みは、会員の手を煩わせず、またサービスを不要と感じたときにはすぐに退会の手続きをすることができるため、損することもなく利用できます。この自動決済は使い勝手のよい仕組みなので、1度会員の登録をすると、そのまま継続する顧客が多いです。
また、会員制サイトではクレジットカード決済の支払い情報などが保存されるため、支払いの際にわざわざ再登録する必要がなく楽なので、リピーターの増加にも繋がります。
上記の理由により、会員制サイトでは1人あたりのもたらす利益が大きいため、安定した利益の獲得に繋がります。

3:会員制サイトの活用シーン

ここまで会員制サイトの概要やメリットをお伝えしましたが、ここからはそれらの特徴を活かして実際にビジネスで会員制サイトがどのように活用できるのかを解説します。この章を読んでいただくことで会員制サイト構築のイメージを持ちやすくなるかと思います。

コンテンツの販売

会員制サイトには閲覧者を限定するという特徴があるため、動画や電子書籍などファイル形式にまとめたコンテンツの販売が可能となります。Webサービスのため購入直後からサイト上で閲覧することができ、配送のコストや手間も削減することができます。さらに支払いが自動化される機能を付けておくことで、決済の手間も削減されます。

会員限定情報の発信サイト

これらのサイトでイメージしやすいものとしては、芸能人のファンクラブサイトなどが挙げられます。会員限定のグッズやイベントのチケットの販売などに活用されます。
また、BtoB企業においては、会員に限定して情報を発信することで、競合が技術情報や資料などを入手することを防ぎます。さらに、会員制サイトを用いることで顧客情報の獲得にも繋がります。良質なコンテンツを配信し続けることで、会員の継続的な利用を促進することができます。また、サブスクリプション購入(サブスク)にも、会員制サイトは効果を発揮します。会員制サイトから追加の申し込みや継続購入の一時停止などが容易になることで、ユーザーとの関係性を強固に保つことが可能となります。

セミナー・eラーニング

ウェブセミナーやeラーニングなどの学習コンテンツの提供のために利用されるパターンもあります。会員制サイトは顧客に向けた目的のものがイメージされやすいかもしれませんが、自社の従業員に向けて研修や勉強会などを行う際などにも活用されます。

 

4:会員制サイト構築に必要な機能

ではここからは、実際に会員制サイト構築に必要な機能を説明していきます。サイトの運用目的やゴールによって必要な機能は変わりますが、一般的に必要とされるものをご紹介します。
会員制サイトの構築を検討されている方は、ある程度の機能を把握しておくことで、制作会社への依頼がスムーズに行えるかと思いますので参考にご覧ください。

公開側での主な機能
・ログイン機能
・マイページ機能
・検索機能
・会員登録フォーム
・カート・購入履歴
など

管理側での主な機能
・会員情報管理
・メッセージ配信機能
・問い合わせ管理機能
・コンテンツ投稿機能
など

このように、会員制サイトには様々な機能が必要になります。ですので、事前にしっかりサイトでやりたいことと、それに必要な機能を確認しておきましょう。

5:会員制サイトの構築方法

ここからは会員制サイトの構築方法を大きく3つに分けてお伝えします。

CMSでの構築

CMSとはContents Management Systemを省略した言葉で、簡単にWebサイトを更新をすることができるシステムです。WordpressなどのようにオープンソースのCMSも多くコストを抑えて構築することが可能です。ただし、CMSを用いて会員制サイトを構築する場合、Web制作の専門的な知識が無ければ柔軟なカスタマイズは難しくなります。

ASPでの構築

ASPとはインターネットを活用してwebサイトを作るシステムで、費用や機能など様々です。そのため、会員制サイトに必要な機能と予算を照らし合わせてASPサービスを洗濯する必要があります。ASPサービスではセキュリティ面をASPのサービス側で担ってくれるため、運営の負担を減らすことが出来ます。

スクラッチ開発

スクラッチ開発とは、0からオリジナルのシステムを構築することです。上で説明したASPなどは機能にどうしても制限があるため、完全に自社好みにカスタマイズしたい場合はスクラッチ開発となります。弊社ブリッジコーポレーションでも、お客様のご要望に応じたスクラッチ開発が可能となりますので、お気軽にご相談ください。

スクラッチでの会員制サイトの制作実績としては、経済団体様の会員制サイトや士業団体様の会員制サイト等があります。

6:会員制サイト構築のポイント

ここからは失敗しない会員制サイトの構築ポイントを解説します。

会員制サイト構築の目的を明らかにする

会員制サイトを構築する際に、まずは目的を明らかにすることが大切となります。
例えば、会員制サイトの目的が顧客に向けた情報発信だけであれば、メルマガでも行えることになりますので、そもそも会員制サイトを作る必要がありません。
そのため、大きなコストや手間をかけてでも会員制サイトにする目的をよく考える必要があります。

必要な機能を確認

会員制サイトには様々な利用方法があるため、サイトの目的を果たすためにはどのような機能が必要かを事前によく確認する必要があります。
会員制サイトでは、ログインID・パスワードを忘れた際のリセットや再設定、問い合わせや会員データを管理するシステム、他にも決済機能など様々な機能が必要となります。
そのため、明確にしたサイトの目的を念頭に置きながら、何が必要かということを事前にしっかりを精査しておきましょう。

セキュリティ対策

会員制サイトは多くのユーザー情報を取得し、販売機能があるサイトの場合はクレジットカード情報なども管理することになります。
このように重要な情報を多く管理するため、セキュリティ対策を怠ると会員ユーザー、企業の両方に大きな損失が出てしまいます。
そのためセキュリティ対策は万全にする必要があります。サイトの運営側でシステムを利用する従業員に向けてセキュリティの教育を行ったりなど、入念に備える必要があります。

7:会員制サイト構築の費用

会員制サイトの構築にかかる費用は、サイトの要件によって大きく変わります。また、ASPの活用をするのかスクラッチで開発するのかにもよって変化し、数十万~数千万に及ぶこともあります。そのため、自社の予算と必要な機能を照らし合わせ、最適な構築方法を選定する必要があります。

8:会員制サイトの導入事例

最後に、実際の会員制サイトの事例を、目次3の「会員制サイトの活用シーン」に当てはめながらご紹介します。

Netflix

動画配信サービスを提供するNetflixの事例で、活用シーン「コンテンツの販売」に当てはまります。
ログインして会員ページに入ることで、動画の視聴や過去の資料履歴の確認などが可能となります。サブスクリプション型のサービスになっているため、安定的な収益の確保が可能となります。

アイカ工業株式会社

建築材料・接着剤を製造、販売しているアイカ工業株式会社の事例で、活用シーン「会員限定情報の発信サイト」に当てはまります。会員登録することで、カタログ請求や見積り、セミナー申込など、より詳細な情報が閲覧できるようになっています。

富士電機機器制御株式会社

コンポーネント機器の設計、製造、販売を行う富士電機機器制御株式会社の事例で、活用シーン「セミナー・eラーニング」に当てはまります。電気や製品についてのeラーニングを提供しており、会員登録することで受講が可能となります。

まとめ

会員制サイトは顧客との関係性を深めたり、ブランディングに活用したりなど多くのメリットがありますが、構築にはコストや手間がかかるため、事前に目的を明確にすることが重要です。そしてその上でしっかりと機能などを精査するようにしましょう。

しかし、「目的は明確だがシステムに詳しくないからどんな機能が必要かわからない」「具体的にどれくらいの費用で構築できるか知りたい」などでお悩みの方は、会員制サイト構築の実績豊富な弊社にご相談ください!
ご相談は問い合わせフォームよりお待ちしております。

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