LP(ランディングページ)では、アピールしたい商品・サービスのアピールを行い、コンバージョンまで完結させることを目的とします。つまり、ランディングページは売上アップに直結する重要な役割を果たします。

本記事はそんなLP(ランディングページ)の企画・制作を検討しているが、良いLPの作り方が分からないという方に向けた記事となっています。

よって本記事を最後まで読んでいただければ、コンバージョンを獲得しやすいランディングページの企画・制作フローが理解できるようになります。

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目次
1:LP(ランディングページ)とは
LPのターゲット
LPの目的
2:LP(ランディングページ)に必要な構成
LPの構成
LPのデザインの特徴
3:コンバージョンできるLP(ランディングページ)の特徴
参考:LP(ランディングページ)の離脱率
直帰率を下げる改善策
まとめ
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1:LP(ランディングページ)とは

LP(ランディングページ)とは直訳すると「着地ページ」であり、ユーザーがリスティング広告や検索エンジン、バナー広告、キャンペーンチラシに掲載したQRコードなど外部のサイト・紙面などから最初に訪れるWEBページです。

また、LPというと一般的には広告からの訪問者に対して、登録や購買、お問い合わせなどのアクションをしてもらうための1枚もののページというような認識が強いです。

いずれの場合でも、「LPとは、サイト訪問者に何かしらのアクションをさせるためのページ」ということになります。つまり、「1枚のページで、ユーザーに興味や関心を持たせ、信頼を獲得して欲求を起こさせ、アクションをさせる」ことがLPには必要となります。

LPのターゲット

LP作成の際、「訴求軸」を決めることとターゲットの「ペルソナ分析」が必要となります。ペルソナとは簡単に言うと、「商品・サービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデル」のことです。

ペルソナ像によってLPの打ち出しや訴求方法、デザインが全く変わってしまうため、「見込み客は何に悩み、どのようなシーンでそのLPに訪問するのか」 を考え、明らかにしておかなければいけません。

LPの目的

LPの目的はユーザーにコンバージョンにつながるアクションを起こしてもらうことになります。具体的に言えば「商品購入させる」、「資料請求させる」、「会員登録させる」、「メルマガ登録させる」などがあります。

「商品購入させる」ことが目的の場合、商品購入を検討する人は実際の商品を手に取って見ることができないので、商品の情報や写真を多くする必要があったりします。一方で、「資料請求させる」や「メルマガ登録させる」を目的とするならば、購買に比べると行動のハードルは低いので、ベネフィットを伝える簡単な作りの場合が多くなります。

2:LP(ランディングページ)に必要な構成

LPの構成

コンバージョンにつながりやすくなるLPを作るために、構成を意識することが必要となります。そこで重要となる4つの要素について解説していきたいと思います。

1)ファーストビュー

ファーストビューは広告をクリックしてすぐに目に入るものであり、ユーザーの心をつかむ役割があります。ですからファーストビューには一番伝えたい情報を大きく入れる必要があります。ファーストビューでは「画像」、「キャッチコピー」、「CTA」の3つの要素を意識します。「画像」はインパクトのあるメインビジュアルが効果的です。「キャッチコピー」はユーザーに直接的に伝わるキャッチコピーを入れ、プラスで補足テキストも用いる場合もあります。「CTA」についてはすぐに購入したいとなる人に向けて購入ボタンを入れることもあります。

2)興味関心コンテンツ

ユーザーが興味をもって訪れたLPには、ユーザーの目線に立って期待に応える情報を書く必要があります。商品の宣伝ばかりを入れるのではなく、ユーザーが商品から得られる利益やメリットを入れてさらに興味を引き付けなければなりません。その他にも、共感を呼ぶような事実に基づいたキャッチフレーズを入れるのも効果的です。

3)お問い合わせフォーム

ユーザーがせっかくアクションをしようと思ってもエントリーフォームで離脱してしまうということはよくあります。ですから、フォームの数を減らしたり、入力しやすいフォームを作るなどして最適化されたお問い合わせフォームが必要となります。

4)エビデンス

数字データやお客様の声などのエビデンスを入れることによって、商品やサービスに対する信憑性や信頼性をより強めることができます。

LPのデザインの特徴

LPのデザインの特徴として大きく2つ、「縦長」と「インパクト」を挙げることができます。

LPはユーザーが縦にスクロールするだけで求める情報を見ることができる、縦長1ページの構造で制作されることが多いです。必要な情報が1ページにまとまっていれば、スクロールやタップだけでたどり着くことができ、ユーザーが行動を起こすことを迷いにくくするというメリットがあります。

またLPはインパクトのあるデザインにすることにより訪問者の興味を一瞬で引き付け、目的のアクションへと導くことができます。魅力的で印象的な画像を使うことが効果的です。

3:コンバージョンできるLP(ランディングページ)の特徴

まずLPのコンバージョン率を上げるために必要なことは、上記にもあるようにインパクトを大事にしたデザインで、イメージ画像を活用することです。LPは読まれないことも多くあるため、インパクトのあるデザインでユーザーの好奇心を刺激して読み進めてもらうことを狙います。

その他の特徴として、コンバージョンにつながるCTAや入力フォームがある(フローティングバナーで固定でもOK)ということが挙げられます。LPはファーストページで購入など次のアクションに進むユーザーも多いため、ファーストページにはを必ずCTAや入力フォームを設置しなければなりません。また、フローティングバナーで固定するなどして「ユーザーがクリックしたいときにクリックできる場所」に配置することが大切です。

さらに別の特徴として、LPは注文やお問い合わせなどのアクションを訪問者に起こさせることに特化しているため、LP以外に遷移するボタン・リンクがないことが挙げられます。

他のページへのリンクを設置した場合、ユーザーがコンバージョンにつながらないページに移動してしまうこともあり得るため、注文やお問い合わせを起こしてくれる確率が下がります。つまりコンバージョンにつながらないページに移動するリンクを無くすことで、コンバージョンの確立も上がります。

参考:LP(ランディングページ)の離脱率

LPには「購入か、直帰か」の機能しか備わっておらず、通常のWebサイトのようにユーザーを複数のページに送る導線が存在していないので直帰率は基本的に高く、一般的に70~90%と言われています。しかし逆に考えると、直帰しなかった残りのユーザーはコンバージョンにつながっている可能性が高いと考えられるため、直帰率を下げることが直接コンバージョン率を高めることにつながると言えます。

そこで直帰率が低下する理由を考えることが必要です。バナー広告のような形で様々なサービス上にLPへのリンクは設置されるため、そことのミスマッチを防ぐ必要があります。広告を目にして興味をもって訪れたユーザーが期待する内容とかけ離れたものにならないようにすることで直帰率を低下させることができます。

直帰率を下げる改善策

直帰率を下げる改善策の1つ目はまずCTAを増やすことです。CTAとはCall To Actionを略した言葉で、「ユーザーの行動を促すための仕組み」を意味します。CTAの具体的な例として、資料請求やお問い合わせのボタンやリンクが挙げられます。

CTAをページの上部、中部、下部それぞれに設置したり、フローティングバナーで固定したりすることによって、ページのその場所にいるユーザーにも行動を促すことができます。

2つ目の改善策は、LPのコピーを広告と同じにすることです。広告にはユーザーを惹きつけるように訴求力のあるコピーや画像を利用すると思いますが、LPの内容と相違があると直帰率は高くなります。つまり、LPの内容を広告で使用するコピーや内容とマッチさせることで、直帰率を減らすことにつながると言ます。LPではユーザーの興味を惹きつけるだけでなくその後も興味を持ち続けてもらうことが必要となります。

まとめ

LPとは外部のサイト・紙面などから最初に訪れるWEBページのことであり、売上アップに直結する重要な役割を果たします。つまり直帰率の低いLPを作ることによってコンバージョン率を上げることができます。

LPを作る際にはターゲットと目的を意識しなければなりません。また構成は「ファーストビュー」、「興味関心コンテンツ」、「お問い合わせフォーム」、「エビデンス」を入れることが重要であり、これらを意識することによってコンバージョンを獲得できるLPを作成することができます。

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