WEB制作・運用にあたってSEOを意識し、改善していくことは非常に重要です。
ただ、SEOという言葉が一般的になった今でも、SEOについて対応できていないWEBサイトがまだまだ多いという印象があります。 そこで今回はSEOの改善にあたって気をつけるべきSEOチェックリストをまとめました。
さらに、本ブログの内容も含めたより詳細な項目で、自社のSEO対策の状況が簡単に把握できる『SEO改善チェックリスト』の資料もございます。チェックリスト形式で簡単に使える資料となっていますので、ぜひ以下からダウンロードください。
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目次
1:SEOとは?
2:metaタグの設定
3:見出しタグの設定
4:alt属性の最適化
5:クローラビリティを考慮したマークアップ
6:URLの最適化
7:サイト構造・コンテンツを整理する
8:コンテンツ品質の最適化(E-A-Tへの対応)
9:モバイル・ファースト・インデックス
10:被リンク獲得
11:SEOチェックリストの活用
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1:SEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」を略した言葉で、日本語では「検索エンジン最適化」と言い換えられます。具体的には検索エンジン(Googleなど)で、何かのキーワードを検索した際に特定のWEBサイトを検索結果の上位など、検索結果画面の目立つ位置に表示させるための施策を意味し、SEO対策とも言われます。
SEO対策を正しく行うことによって検索結果で上位表示され、結果的に認知度の向上、ホームページへの集客効率の向上、ブランディングなどの効果を期待することができるため、サイト運用にとってSEO改善は非常に重要となります。
SEOの具体的な施策は大きく分けて内部施策と外部施策に分類されます。
内部施策
内部施策は自社サイトの質を上げるための施策になります。具体的には、サイト内のコンテンツを充実させる、Googleにクロールされやすい構造にするなどが挙げられます。
外部施策
外部施策は外部のサイトからの評価を受ける施策になります。具体的には、良質な外部サイトに自社のリンクを設置するなどが一般的な施策となります。
では、この下からはSEOチェックリストに沿って、具体的な施策を詳細に見ていきましょう。
2:metaタグの設定
metaタグの最適な設定はSEO対策の基本的な部分であり、かつ重要度が非常に高くなっています。
metaタグについては多種多様な種類がありますが、その中でも特にtitle、descriptionの2つは正しく記述することが必要です。ページごとにユニークな内容、かつ要点をしっかりと含めた表記にしておくことが重要です。
titleタグは30字前後で対象ページに関する最も重要な情報を記載しましょう。
descriptionタグもtitleタグと同様に、ページの内容を要約した情報を記載する必要がありますが、こちらは120文字前後で記載し、ユーザーがページをクリックしたくなるような表現を意識しましょう。
3:見出しタグの設定
見出し(h1~h5など)タグは検索エンジンがWEBページを理解するうえで重要なタグの1つです。
基本的には文書構造を踏まえ、h1~h6まで優先順位をつけて適切に記載されていれば問題ありません。ただし、タグを多用したり、デザイン調整の目的から本来の見出しとは無関係のテキストに見出しタグを利用しないことが望ましいです。
また、h1タグは見出しタグの中で最も重要性の高いタグとなっていますので、しっかりとキーワードを含めることを意識しましょう。
4:alt属性の最適化
alt属性の最適化は、画像コンテンツを検索エンジンに理解させるために必須です。
alt属性は視覚障害のあるユーザーがスクリーンリーダーを使用している際や、画像が表示されない場合に画像の内容を説明するために使用されます。これはSEOにとっても重要で、Googleはaltテキストを画像のコンテキスト理解の手がかりとして使用します。
alt属性は画像の簡潔で正確な説明である必要があります。キーワードを詰め込むのは避け、自然な文章を心がけましょう。
5:クローラビリティを考慮したマークアップ
webサイトを巡回しインデックスするクローラーは日々進化しており、その精度も非常に高くなってきていますが、クローラーを意識して巡回しやすい設計することは重要なポイントです。 以下のようなケースの場合はクローラーの巡回を阻害する恐れがありますので注意が必要です。
- javaScriptなどでコンテンツが非同期にて出力される
- 検索フォームなどsubmit要素によってページ遷移される
- ページ構造が多階層化している
解決方法としては、javaScriptがオフの場合でも同等のコンテンツを表示する、辿りにくいページにはテキストリンクでも導線を追加する方法が考えられます。
構造化データのマークアップ
上記のようなケースに加えて、構造化データのマークアップもSEO対策にとって重要な役割を持ちます。構造化データのマークアップとは、コンテンツの情報を検索エンジンが理解しやすいようにするHTMLの記述方法のことです。
構造化データはGoogleの検索結果画面上部の特別な枠に表示されるため、サイトアクセスの増加を見込むことができます。
6:URLの最適化
URLの最適化は、ウェブサイトが検索エンジンにより効果的に理解されるための重要なプロセスです。
検索エンジンは、わかりやすく簡潔なURLを好むとされております。Googleは、URLがページの内容を反映している場合、そのページを特定の検索クエリに対してより関連性が高いとみなす可能性があることを示しています。たとえば、”www.example.com/category-product”は”www.example.com/123456″よりもページの内容が伝わりやすく、ユーザーと検索エンジンにとって役立つ情報を提供します。
具体的には、以下のポイントを意識して最適化しましょう。
・URLはページの内容を簡潔に表す単語を使って構成します。
・不必要な文字やパラメーターは避け、スラッシュ(/)で区切られた読みやすい構造を心がけます。
・キーワードを含めることは重要ですが、過剰に詰め込むのは避けます(キーワードスタッフィング)。
・安全なウェブサイトであることを示すため、HTTPSを使用します。
7:サイト構造・コンテンツを整理する
検索エンジンはWEBサイトを評価するにあたってページ単体だけではなくサイト全体の構造を見ています。 検索エンジンに正しい評価を受けるために、制作するサイトのコンテンツをカテゴリ分けし、整理することは非常に重要です。
例えば以下のような不動産情報サイトがあった場合
○トップ
-東京の物件情報1
-東京の物件情報2
-大阪の物件情報1
-大阪の物件情報2
以下のようにエリア毎にカテゴリわけする方法が考えられます。
○トップ
・東京都
-東京の物件情報1
-東京の物件情報2
・大阪府
-大阪の物件情報1
-大阪の物件情報2
これは非常に単純な例ですが、コンテンツボリュームに応じてさらに細かく分類する必要があるケースや、逆に小規模サイトで分類そのものが不要となるケースもありますが、そこはユーザー目線でその分類が本当に必要かどうかという点で考えれば自ずと正しい整理方法は見えてくると思います。
ユーザーにとって有益な構造=検索エンジンにとっても有益な構造です。
8:コンテンツ品質の最適化(E-A-Tへの対応)
SEO対策においてサイト内部構造の最適化はもちろん重要ですが、コンテンツ自体の品質もとても大切です。検索ユーザーのニーズを汲んでおり、内容の充実した新鮮なコンテンツを作成する必要があります。コンテンツの更新はこまめにして、最新の情報をユーザーに届けられるようにしましょう。
また、Googleがコンテンツを評価する際に非常に重要視している基準としてE-A-Tを掲げています。これは、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取った言葉です。これらはコンテンツの品質に大きくかかわるため、コンテンツ作成の際には意識する必要があります。
専門性(Expertise)
E-A-Tでの「専門性」とは、サイト全体のテーマやジャンルが特定のトピックにおいて専門性をもっているかということが判断基準となっています。
例えば、同じWEBサイトで2つのテーマを扱う場合、Googleはその両方のテーマを評価対象とするので、専門性の評価がブレやすくなります。色々なテーマを浅く広く扱うよりも、特定のテーマにおいて深く情報を提供する方が、Googleからは高い評価を得ることができます。
例えば「SEO」というテーマでサイトを運用する場合、「SEO」に関連するキーワードでコンテンツを作成します。そして、そこからさらに「SEO ツール」などテーマを深掘りしたキーワードで関連コンテンツを増やしていくことが有効です。
このように、特定のテーマに特化したサイトは、ユーザーのニーズを的確に解決することができるため、SEO対策において重要とされています。
権威性(Authoritativeness)
E-A-Tでの「権威性」とは、コンテンツの内容ではなく、そのコンテンツを発信している人や企業が判断基準となっています。
Googleは医療や法律などの特定の領域の専門家ではないので、コンテンツの情報が正しいかどうか判断できかねます。その場合、Googleは、特定の領域の専門家や専門機関などが発信する情報がユーザーにとって信頼できる権威性の高いコンテンツと判断します。
例えば、医療に関するコンテンツであれば医者が執筆するといったように、その領域の専門家が作成したコンテンツは権威性が高いと評価されます。
つまり、個人が自分の意見を述べているコンテンツよりも、専門家や専門機関が発信しているコンテンツの方が上位表示されるため、コンテンツの作成者や運営会社の情報をしっかりと明示することが重要となります。
信頼性(Trustworthiness)
E-A-Tでの「信頼性」とは、そのコンテンツに含まれる情報や作成者、運営者が信用できるかどうかということで判断されます。
ユーザーがコンテンツの情報を信頼できるような、商品やお店の口コミなどといった第三者からの評価を記載したり、また情報の鮮度を伝える為にコンテンツの作成日や更新日を明示することが必要になります。
ここは「専門性」「権威性」とも関連する部分になるかと思います。 このようにSEOを意識する際は、「E-A-T」のどれかひとつだけではなく、3つの要素を網羅して対策を行うことが必要となります。
9:モバイル・ファースト・インデックス
モバイルファーストの重要度は年々増していっており、企業は自社のウェブサイトがモバイルに対応していることを確認する必要があります。2020年9月以降、Googleは全てのWebサイトをMFI(モバイル・ファースト・インデックス)に切り替えると公式に発表しているため、自社のWebサイトがMFIに対応できていない場合は、早急に対応が必要です。
自社のサイトがモバイル・ファースト・インデックスの対象で移行されているかどうかは、Search Consoleの通知でチェックすることができます。
モバイルフレンドリーに対応していないWEBサイトがMFIに移行するとSEOの評価が低下することになるため、未対応であれば早急にモバイルフレンドリーに対応することが必要となります。
10:被リンク獲得
こちらはSEO改善の外部対策に当たります。
被リンクとは、外部のサイトからリンクの設置を受けることです。簡単に言うと、外部サイトに自社サイトへのリンクを掲載してもらうことになります。
ただし、被リンクの獲得は数が多ければ良いというわけではなく、良質なサイトからの被リンクを受けることが重要となります。逆に低品質なページなどからの質の低い被リンクはSEOに悪影響を与える可能性があるため、「質の良い被リンク」を増やし、「質の低い被リンク」を削除することが必要となります。
11:SEOチェックリストの活用
ここまで、サイト集客を改善する際に、意識して考慮すべきポイントをSEOチェックリストにまとめました。
本当に基本的な内容ですが、参考にしていただければ幸いです!
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