COTOPICS コトピックス
vol.122018年4月号
対談:株式会社京都𠮷兆 総料理長 徳岡邦夫 × 当社代表取締役 川口聡太(3/3)
ITと生み出す京都𠮷兆の未来
川口「近年では、サミットなど世界を相手にお料理をふるまう機会も数多くあったと思います。和食がブームにもなっていますし、『世界に通用する料理人』として一つの到達点は超えられているように見えます」
徳岡「まだまだですよ。日本文化を広めることももちろんですが、自分が料理人として世界と向き合うだけでなく、多くの人の幸せのために仕事をする人がもっと評価されるような会社にしたいと思ってやってきました。その仕組みを確立して世界へもアピールしていければと思っています」
川口「本当に、いつもその情熱には圧倒されます。これからについては何かお考えはあるのですか?」
徳岡「日本には、その土地ごとのライフスタイルに合わせた食べ物や文化があります。この豊かな日本の食文化を世界に発信していきたいとも考えています。これからワールドワイドに“日本の発信”をしていくためには、ITの発信力は欠かせません。だからこそ今回のサイトリニューアルも、それを見越してお願いしたのです」
川口「ありがとうございます。サイト制作の中ですみずみまで宿る御社のおもてなしの心に触れて、当社の若い社員たちも大変な刺激をいただいたようです」
徳岡「ITの最先端技術は、私も常に学んで取り入れていくくらいの気概をもっていきたいと考えています。これからも力を貸してください」
川口「当社もその熱意にお応えできるだけの力をさらにつけていかなくてはなりませんね。こちらこそよろしくお願いいたします」
全身からほとばしる膨大なエネルギーと次々に繰り出される自由なアイデア。氏の少年のようなまなざしの先には、周囲にいるものの心を否応なく高鳴らせる未来図がある。
取材・文 鈴木 茉耶
撮影 河合 裕子
TOPICS
京都𠮷兆サイトリニューアル
当社ブリッジコーポレーションにて、コーポレートサイトとオンラインストアのリニューアルをお手伝いさせていただきました。
ぜひご覧くださいませ。
DIRECTOR’S COMMENT
オンラインストア、コーポレートサイト共に、それぞれのターゲットと目的に沿うように設計、デザインを行いました。
茶の湯の精神という京都吉兆の原点と、伝統を守り、積み重ねていく中でも、常に新しいものを吸収し、新しくあり続けるという姿勢をデザインにて表現しております。
料亭の紹介ページでは各店ごとのお料理やお部屋など、各店の魅力を体感できるように努めました。
またオンラインストアでは、将来的にブログを更新して情報を発信することによって、サイトのメディア化も視野にいれた設計をしています。