COTOPICS コトピックス
vol.32013年9月号
2013年9月号【対談】伊と忠/スーベニール 伊藤忠弘×当社代表取締役 川口聡太(3/3)
誇りを背負って
川口「話聞いてると京都にすごく思い入れを持ってるよね。イトチューにとって京都ってどういうものなの?」
伊藤「うーん、ずっと生まれ育ってきたとこやし、好きかって言われたらよくわからないかも。聡太さんどうです?」
川口「好きやけど。京都に生まれてよかったって思う」
伊藤「それは思います。郷土愛は誰しもあるけど、それにプラスして表には出さない誇りってあるでしょう、京都の人って。全国展開し始めても、京都ブランドを使ってPRしてやろうというのは考えていないんですが、自分たちが京都らしくないことをしてはいけない、京都の名を汚してはいけないという思いは強いです」
川口「すごいなぁ。背負ってるね、京都を」
伊藤「京都の方はそういう強い思いがあるから、全国展開とかには積極的に取り組まはったりしますよね。今、京都府物産協会で京都の伝統文化を正しく全国に発信していこうっていう取り組みをしてるんです。百貨店で京都展を開催している間に、舞妓さんや芸妓さんと一緒に各地の行政、TV、新聞に挨拶回りしたり、小学校や老人ホームへ訪問して、僕らが横で解説しながら「をどり」を披露したり。そういう、京都らしさを守ることと新しい事業を行う間で、うまくバランスを取りながらやっていけたらいいなと思います」
取材・文 鈴木 茉耶
撮影 棚田 真理
スーベニール株式会社 http://kyoto-souvenir.co.jp/
※こちらのWebサイトは、当社にてリニューアルのお手伝いをさせて頂きました。
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京都そだちの社長のブログ http://kyoto-itochu.jugem.jp/
※対談の中にも登場した、伊藤社長のブログです。