COTOPICS コトピックス
vol.92015年3月号
Webトピックス
激変する採用戦線はこう戦え!
3月スタートで激変した、今年の採用戦線。今後はインターンといったプレ採用活動に拍車がかかり、学生確保に向けた競争が更に激しくなると言われています。求める人材との接点を確保するためにも、企業からの情報発信の必要性がますます高まっています。
まずは、メッセージを強く持って!
新卒採用でまず企業がすべきことはただ一つ。学生が憧れや夢を抱けるメッセージを打ち出すことです。
このメッセージは採用活動や広報ツールのコンセプトになります。複数人、複数メディアから何度もメッセージを聞くことでインパクトが大きくなり、他社との大きな差別化となります。
3月開始で顕著になる!’16~’17トレンド
倫理憲章改定により就職活動は3月スタートになりましたが、企業の動きは今後加速度的に早まっていくと予想されます。優秀で就労意識の高い人材を早い段階で囲い込みたいという意識が、人材紹介会社の活用やインターンシップといったプレ採用活動に拍車をかけるのです。そのため、夏休みには次年度卒業予定の学生へ向けたインターンシップ等を用意し、学生との接点を確保することに早い段階から取り組む必要があります。更に「就職活動」にまだまだ慣れない学生の中から光る人材を見つけるために、選考フローの中で社会人としての思考力を伸ばしていくことが大切です。
これは外せない、採用サイト4ポイント
新学生と企業のマインドをつなぐ「良い採用サイト」には押さえておきたい4つのポイントがあります。このポイントを抑えておけば、上記採用トレンドに沿ったサイトのできあがり♪です!
1、学生と同じ目線で語られる経営理念があること
最も大切なメッセージを伝えます。学生心理に寄り添い、同じ目線で、ことばで語ってあげてください。
2、人を通して仕事が伝わる
働く人の中に理念が根付き、仕事の成果ややりがい、働き方につながっていることを伝えます。人を通してメッセージを伝えたほうが、やっぱり人には伝わりやすいのです。
3、タイムスケジュールを教えよう
どれだけ想像力の豊かな学生でも、「働く」イメージはなかなかつかめないもの。企業人の一日を追うことで、働くことにリアリティを感じてもらえます。
4、スマートフォン対応は絶対!!
採用サイトのスマホ閲覧率は、もういつパソコンサイトを抜き去ってもおかしくありません。スマホ画面を見慣れた世代にとって、小さく表示されるPCサイトは違和感しか感じません。採用サイトのスマホ/レスポンシブ対応は絶対に必要です。
’16卒向け 採用サイト実例&解説
事例紹介:東宝株式会社
【Point!】
・残業もさらけ出すタイムスケジュール
22時、23時までの残業は当たり前、時には休日出勤もある、でも面白い映画、演劇を生み出すためなら全然苦じゃない!
残業なしでやりがいを持つのも理想の働き方かもしれませんが、激務をものともせず好きなことに没頭している社員さんたちの様子が手に取るようにわかります。
「『ワクワク』したいひと、『ワクワク』を仕掛けたいひと」が働いている様子がリアルに伝わりますね。
・3月以前に更新されていく「業界研究コンテンツ」
昨年12月から更新され続けていた東宝の新卒採用サイト。
企業研究まで到達していない学生に向け「映画業界について」という業界研究コンテンツを提供していたりと、就活のはじめの一歩から学生にアプローチする方法が考えられています。
また、現在公開中の映画にちなんだ先輩社員対談を用意することで、「東宝」という企業名以外からも集客が図れますね。
事例紹介:Yahoo!JAPAN
【Point!】
・今年のトレンドが満載、動画の社長メッセージ
最企業トップのメッセージは強い想いや期待が語られており、学生が企業理解を深めるためにも、企業がアピールするためにも重要なコンテンツ。思いがあふれるばかりに文章にするととんでもない長文になってしまうことも。でも、活字離れと言われる若年層はあまりに長い文章だと読むのを諦めてしまいます。
そこで使いたいのが今トレンドの動画。話し口調から人柄も伝わるので、親近感の醸成にも一歩リードできます。
ただし、長すぎる動画も最後まで見てもらえなかったり、通信環境によっては再生しづらかったりしますので、うまく組み合わせて利用していくことが大切です。
・レスポンシブデザイン
ばっちり対応されていますね。
ちなみに、パソコンでブラウザのウインドウサイズを変えて見てもわかりますが、レスポンシブ対応もきっちりされています。
事例紹介:NTTデータ
・人と仕事、ビジョンを一体化して伝える
仕事と人を伝える動画がふんだんに使われています。「プロジェクト」コンテンツでは、ドキュメンタリー番組を彷彿とさせる語り口で引き込み、「人」に未来のビジョンを語らせることで、より憧れを強くし、仕事観を通じて企業の魅力度を高めることができます。
番外編
東急エージェンシー
「これがホントの、顔採用。」
Webカメラを使って顔を分析し、結果に応じて採用フローで特典が受けられるという採用企画。
試してみようとしましたが、新卒だと言い張れる自信がなくてやめました。
国際自動車グループ
「kmの仮面就職」
本当の夢を叶えるまでの間、うちで正社員になろう!という斬新な切り口の採用サイト。
やるには勇気がいりますが、面白い人材とも出会えそうですよね。
事例紹介:ブリッジコーポレーション
私たちにとっては、やっぱりここが一番!(笑)
採用サイトの役割は、企業からのメッセージを見せるだけじゃありません。
たとえば、先輩紹介に出演している人がセミナーでも登壇したり、面接官をつとめたり。
そのあと「家に帰ってもう一度Webサイトを見て」と伝えておくのです。昼間出会った人との親近感が更に増し、企業への志望度もアップします。こうして採用プロセスで企業から働きかけるツールとしての利用も意識して作っていけば、Webサイトの力を余さず使うことができるのです。
忘れてはならないのは、ユーザビリティ。ターゲットである学生の視点を、とことんまで意識して創りあげていきましょう!
TEL :0120-957-593
MAIL:pr@ml.bridge-net.jp
担当:鈴木