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2013年9月号

きょうの架け橋~今と未来を生きる京文化~

対談:伊と忠/スーベニール 伊藤忠弘 × 当社代表取締役 川口聡太(1/3)

伊と忠/スーベニール 伊藤忠弘 × 当社代表取締役 川口聡太
伊藤 忠弘
1895年創業・伊と忠、及び2012年設立・スーベニール株式会社代表取締役。京都府物産協会(京都のれん会)理事をつとめ、京都文化の発信に尽力する。京都土産の販売にも力を入れ、雑貨だけでなく飴専門店など積極的に新ブランドを展開している。詳しくは「京都そだちの社長のブログ」へ。

このコーナーでは、京都の伝統文化を担う方々へのインタビュー特集をお届けいたします。文化と人々を繋ぐため、後世へ残していくために何を考え、感じ、活動されているのかをお伝えしていきます。

今回ご登場いただくのは伝統的な和装小物の「伊と忠」と、カランコロン京都をはじめ多くの雑貨ブランドを抱える「スーベニール株式会社」両社の代表を努められる伊藤氏です。
コトピックスWebでは、本誌ではお伝えしきれなかった会社への想いや裏話を拡大版でお届けします。

祇園祭の賑わいが近づく7月半ばの京都・四条河原町、「伊と忠」本店。大学のテニスサークルの後輩・先輩として共に学生生活を送った伊藤氏と川口の対談が始まった。

伊と忠/スーベニール 伊藤忠弘 × 当社代表取締役 川口聡太

川口「大学卒業したあとは、エンターテイメントの業界に行ってたよね。伊と忠に入社したときには周りはいずれ伊と忠を継ぐんだろうなと思っていたけれど…」
伊藤氏(以下、伊藤)「いや、そんな話もなかったんですよね。前の会社で3年くらい経った頃からだんだん、もっと自分の裁量で仕事したいなぁと思うようになって、じゃあ家の商売で何かできないかと。まだショッピングサイトもそんなにメジャーではなかった時だったんですけど、インターネットを使って京都のいいものをもっと販売していけないかと考えたり。聡太さんにも相談しましたよね」
川口「ああ、言ってたね」
伊藤「あの時まだうちのホームページもなかったので、DreamWeaver(※1)を自分で買って、聡太さんに教えてもらいながら自分で作ったりして勉強しました。インターネットでモノを売るということもよく知らない頃です」
川口「今はブログもよく更新してるよね。書いてることもイトチュー(伊藤社長のあだ名)らしいなぁって思う」
伊藤「始めの頃は、もっと京都っぽさを出して京都を紹介していこうかとも思ったんですけど・・・自分のビジネス視点を発信する方が自分らしいし、京都育ちの自分が更新することでわざとらしくなく京都を発信していこうと。だから聡太さんとこでやってはる京都発信とかCIの取り組みにも興味あります。うちは商品に京都らしさを出せるけど、ビジネスのスキーム自体に京都らしさを出すのって難しいよなぁと」
川口「うちはITメディアである以上『京都らしいもの』にはなれないので、できることは京都を発信していくことくらい。それからおもてなしの精神と京都は近いものがあると思っていて、自分たちのお仕事を通じてお客様に感じて頂きたいな、と」

京都「らしさ」を伝える挑戦

伊と忠/スーベニール 伊藤忠弘 × 当社代表取締役 川口聡太

川口「ところで、カランコロン京都(※2)を立ち上げようと思ったきっかけは?」
伊藤「京都って大きな観光マーケットで、海外からの観光客含め日本で一番多くの人が来られるじゃないですか。寺社仏閣はもちろんですが、僕は商業も観光資源だと思ってるんです。だけど工芸品なんかはよっぽど裕福な人じゃないと、お土産に買って帰れる人はほとんどいないでしょ?」
川口「あぁ、そうだね・・・」
伊藤「京都のお土産物産業にはそういう大きなエアスポットがあった。そして、そこに出店したのは他府県のメーカーさんだったんです。ここで一番問題だと思ったのは、本物を知らない観光客の方が『これが京都なんだ』と思ってしまうことだというのが、もどかしくて。それなら伊と忠というバックボーンを持つ僕らがブランドを立ち上げようと思いました。京都で生まれ育った僕がコントロールしている限り、言葉には表せない京都の感性は殺さないだろうと思ってやっています。ただ、今後僕がいなくなったあともちゃんと京都らしさを守っていけるようにもっと社内で共有しないといけないし、違う会社だけど何か精神的なところで伊と忠とつながっていてほしいなと思っています。それができたあとは、もう失敗を恐れずチャレンジして、より多くの人にいろんな商品を届けてほしいですね」

伊と忠/スーベニール 伊藤忠弘 × 当社代表取締役 川口聡太

川口「東京ソラマチにも出店して知名度も上がってきたんじゃないですか?」
伊藤「ソラマチは、全国のお土産物を集めたフロアを作るためにお声がかかったんです。でも京都の中への出店にも力を入れています。ちょうど昨日(取材は7月11日)も、カランコロン京都の清水店がオープンしたとこで。実は明日、そこにテレビの音楽番組の撮影が入ることになってます」
川口「もしかして、『東京カランコロン』(※3)さん?」
伊藤「そうですそうです」
川口「すごいよね、カランコロン京都が好きで名前にまでしてしまうって」
伊藤「だいぶ前に、東京カランコロンってバンドがありますよってうちの社員が話してたんです。そしたら今年になってエイベックスさんから、メジャーデビューしたらバンド名の由来をちゃんと言えるようになりたいから認めて欲しいって電話かかってきたらしくて。それから交流が生まれました。CDのパッケージをうちでデザインしたり、限定生産のおまけ付きCDでは、中にがま口入れたり。明日の撮影では、店舗で歌ってくれるそうです」
川口「へぇ~」
伊藤「この前はラジオ出るんです~って聞いた次の日に、番組で名前の由来言ってくれて」
川口「宣伝してもらえてええやん!」
伊藤「はい、よかったです(笑)」

(※1)DreamWeaver…adobeシステムが販売する、Webサイトの作成ツール。

(※2)カランコロン京都…2005年に立ち上げられた、はんなりかわいい京雑貨のブランド。直営店舗は北海道から九州まで全国展開している。

(※3)東京カランコロン…2007年結成、2012年「ゆらめき☆ドラマティック」でメジャーデビュー。カランコロン京都の大ファンだったことがバンド名の由来。

スーベニール株式会社

スーベニール株式会社 http://kyoto-souvenir.co.jp/
※こちらのWebサイトは、当社にてリニューアルのお手伝いをさせて頂きました。
リニューアルの詳しい情報はこちらをご覧下さい。

京都そだちの社長のブログ

京都そだちの社長のブログ http://kyoto-itochu.jugem.jp/
※対談の中にも登場した、伊藤社長のブログです。

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